たまげた

先日今一番有名な建築士・姉歯秀次氏の構造再計算を国土交通省が行った所最小係数は０．２６だった。これって木造建築で言えば、今年建てた新築住宅と戦後すぐ建てたオンボロ建物くらいの差がある。（農家ではもっと低い数字になると思うけど＾＾；）しかもほとんどがRC（コンクリート建）だから、自重により震度が増幅される恐れもある。ニュース等で現物を放映されている姿を見る限り壁面や梁の断面係数は通常以上の面積に見えるのだが・・・・・配筋やコンクリート強度の数値を下げたのだろうか？今や国や都道府県は来るであろう関東南部直下地震や東南海沖地震対策で一軒でも倒壊家屋の減少と住民の生命を守ろうとしている時に・・・・全てを判って偽装を続けた姉歯はしかたないとして、設計書通りに施工した各ゼネコン・工務店はどうなるだろう・・・・最大として８４００ｍ２（６７戸）を建て替える資金がある建設業者は皆無の筈・・・案の定、熊本県八代市の木村建設が第一回目だが２１日不渡りを出した。下請け関連各社まで波及すると・・・・・・膨大な経済損失になる。故意も過失も無いが・・・・重大な瑕疵がある為賠償はしなければならない。建築士の８割が意匠屋であり構造は一部の設計屋が手がける、その緻密な数値を行政がチェック出来る筈も無くほとんどは建築士の自己責任のうえに成り立っている弁護士は有罪でも無罪でも銭はとれるが建築士が書く図面には瑕疵と言う文字がつきまとうそれだけ重い責任の割には実入りが少ないのも事実である。日本でも国際的に有名な建築事務所の社員は手取り１０万以下の見習い給料で働いている奇特な人も多いとか・・・・話を戻しますが、０．９や０．８程度ならともかく０．２６で通した行政指定機関の責任もあるよね認可を業として給与を頂いているなら・・・・おまえら全員クビじゃあああああああああ。