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2005年12月19日
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カテゴリ: エコロジー
伊藤忠グループは社会貢献の一環として、 東京大学気候システム研究センター を支援していますが、その成果報告としてのシンポジウムが伊藤忠本社で行われました。

テーマは「気候変動と気象災害」ということで4件の講演が行われました。

近年の災害の増加傾向は人口増や都市化の影響もあり、温暖化の影響であると結論付けるのは性急であること。また被災額の増も資産価値の増加の影響もあり、災害件数の増加だけを理由にできないことなどが指摘されていましたが、一方で人的被害はアジアに多く、資産的被害が欧米に多いことから、資産が偏在していることが分かります。

また、気象関連で日本は計測関連の特許が多い一方で、論文は予知、予測が多いことから、今後は予知・予測の分野が伸びることが指摘されていました。

ところで、最近は大雨が多くなったと感じている人も多いと思いますが、アメダスが運用開始となった1974年の11月1日以降のデータを見ると確かに 雨の増加傾向が見られる ようです。

しかし、沖先生のグループ(ここでまた沖先生にお会いしました)では、気象庁に保管されていた1890年以降の観測データを調査した結果、1940年~1950年代にかけても豪雨の時期があることから、近年の豪雨を温暖化の影響と考えるためには更に検証が必要であると報告していました。

最近は短期の天気予報の精度も上がってきてはいますが、ここしばらくの寒波の影響を予報する場合、北極振動を知る必要があります。北極振動とはジェット気流の南北方向の移動で、これが南に下がると日本に寒波が来るということになります。そして、この振動を予測するのはクルクルと舞い落ちる落ち葉が表になるか裏になるかを予測するのに似ているということでした。難しさがよく分かる例えです。






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最終更新日  2005年12月20日 23時30分19秒コメント(0) | コメントを書く
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