女の宴

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2010.01.15

越冬すずめ

(12)

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(566095)

カテゴリ：酔って書いてます

『金が無い奴らは宇宙人未確認物体だ。』

『人間は頭を使って儲けるんだから。』

を
金字塔に掲げていた
友人・唯子がめでたく結婚すると言う。

ところが
相手・新郎は売れない歌手だと・・・

えっ。

「ロッカー？？？」

あっ、アンタ！！！
『クツ箱みたいな発音したね？』と

唯子から注意され
そんなつもりはなかったんだけど・・・

『あの人ねぇ～。えらいのよ？』と
唯子は

売れないクツ箱が・・あっ。ちゃうわ、ちゃうかっ！？

売れないロッカーがね★

彼女が
洗濯機を回してた時

”お前、ゴミくず捨てろよ”と言ったのに感動したらしく。

『洗濯機ってゴミネットがあるんだってっ！！』て
アフリカから来た人みたいな発言をし

『ねぇ、知ってる？新聞チラシはお得なんだよ～っ！』を

彼から教えられ
目を輝かせてる唯子は

あたしの知る生涯で一番のバカっぷりを発揮していた。

初めは大阪北新地。
そこからミナミに店を構えるまで
唯子の並々ならぬ知恵と努力を見てきました。

若い頃は
持ち前の美貌でお客を寄せられたかもしれません。
だけど
少し年を取ると

命短し接客業は窮地に陥るところ

唯子は
『あの若い娘と遊びに行きたければあたしを通せ。』と
バックマージンを狙いながら
会社で言うお局的な存在地位を確立し
どんどん
上流階級へのし上がって行きました。

たかだかブラウス・肌着に
いつも
クリーニング屋さんを呼んでたけど

『パンツ位は自分で洗わなきゃねぇ？』と

風呂場で手洗い作業してた光景が今でも浮かぶ。
　　　　　　　　唯子は洗濯機の取り扱いを知らない・・・

こんな富を築きながら
ビルオーナーとなった今
なぜ
店を友人へ手放し

売れないクツ箱（？）へ嫁ぎたいのか。
　　　　　　　　　　　　恋はモウモウ、やれやれ・・

だけど。
人それぞれ感性や人選があるので
黙ってますが

”エナジ～　エンドレス　　ユゥ～　メ～ン”

と
小さなライブハウスで歌うお相手のクツ箱を見た時

「こりゃ、あかん！」を

瞬時に思ったあたしは
ただ
魂のある男性は大好きなんですが

このクツ箱にそんな妖気はホンマ感じられませんで。

だからと言って
お前のダンナはええ奴なのか？と
言われると・・・

この前

～オレがお前をもらってなかったら
　　　　　　　お前は今頃、野たれ死にしてるかもしれない～

と

奴は
”誰ももらい手が無く孤独だったろう”じゃなく

「野たれ死に」 　て。
　　　あなた何様？

　　　　ひゅ～るり～っ♪　　ひゅ～るり～らら～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　年末　紅白見逃した～♪

のこった.JPG