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2011年01月09日
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カテゴリ: 医療
 昨年はこのブログも大分ご無沙汰いたしましたが、年も改まり、新たな気持ちで、県歯科医師会会報2011年1月号に掲載の新年挨拶文から転載します。 県歯科医師会の会員向けの原稿ですが、公の場にも配布されるております。現在、私は、岩沼歯科医師会の会長として二市二町の地域歯科医療の発展のために、ひいては住民の皆様の命のベースになります「歯と口の健康」のために、日々奔走しております。このため、診療につきましては、変則的になり、患者様にはご迷惑をお懸けする場面が多々あるかもしれませんが、何とぞご了承の程宜しくお願いいたします。本年も皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。




新年あけましておめでとうございます。
 昨年の10月に広島県の保険医協会で、経済的理由による治療中断や診療拒否の実態について、県内の医療機関にアンケートした結果が発表になっておりました。約4割の医療機関で、患者の経済的理由による治療中断があり、特に医療機関別では歯科が55.6%と最も多く、お金がないので痛くない虫歯の治療を断る、などの事例があったそうです。全国でも調査を進めているようですが、宮城県においても同じような情況ではないかと会員の皆様も肌で感られていると思います。患者負担の軽減をしないと、ますます歯科の受診率が低下する懸念も出てきております。
 日本は、現在も長期に渡る経済不況から脱し切れない情況にあります。このため、同様に長年構造的不況に陥っている歯科業界と言えども政府による根本的な救済策が取られる可能性は薄いでしょう。
 格差社会の中で混迷を深めている歯科医療を政治的に立て直すには、医療全体で公平に考えるバランス感覚が大切です。民主党の西村 雅美議員、自民党の石井 みどり議員等の職域代表者には、超党派で政府に対して更なるアピールを継続していただきたいと切に願う次第です。
 さて、このように現在試練の道を歩む歯科界ではありますが、我々医療人としては眼前の現象に振り回されることなく、未来を見て、モチベーションを上げていかなくてはなりますまい。むしろ、このような時こそ、日本歯科医師会の倫理綱領の中にもありますように、常に愛情を持って患者に接し、社会的使命を果たすように努力するという姿勢を再認識することが大切でありましょう。最近話題になっております経営学者ピーター・F・ドラッカー氏も目先の利益よりも常に貢献する事を考えなさいと著書の中で述べております。そういった真摯な診療姿勢の延長線上に自他ともに支持されるような輝ける未来が必ず開けてくると信じております。
 最後になりますが、皆様の御健康と御多幸をお祈りしつつ、本年もご指導、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。





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Last updated  2011年01月09日 23時27分49秒
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