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五十代 0
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だから熟年離婚しないでやっていけるんですね。
2022.12.14
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伊勢崎のJAで結婚衣装の展示会があった時に二人で衣装選びに出掛けて行った。私は披露宴で晒し者になるのかと思うと憂鬱だったが色々な衣装を嬉しそうに次々と試着している彼女を見ていると何となく晒し者も我慢できそうな気がしてきた。
2013.10.26
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四月の末に結納をした。結納の日に彼女の家に行くと彼女の親戚が集まっていた。彼女の親父さんもお袋さんも兄妹が多かったので親戚の数も多かった。彼女の家で結納を済ませると次は自宅でこちらの親戚にお披露目をした。
2013.10.12
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親父が用意したダイヤの「婚約指輪」がどの位の価値がある物なのか知りたくて作り直した宝石店に行って訊いてみたが教えてくれなかった。
2013.10.11
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私の結婚が決まった時に口には出さなかったが一番喜んだのは親父だったのかも知れなかった。ダイヤの指輪を作り直して「婚約指輪」として用意していた。
2013.10.10
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親に挨拶をして結婚の許しを貰ってからは時間の制約も何の気兼ねも無く二人で一緒に居られたのでまるで毎日が「ハネムーン」だった。
2013.09.30
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親同士の会談の間、私は彼女と二人で彼女の部屋で待っていた。彼女の部屋に入ったのは初めてだったが女性の部屋に入った事自体が初めてだったかも知れない。
2013.09.23
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彼女と結婚するために両親に許可を貰いに行った。多分「Aさんと結婚させて下さい」と言ったと思うがまるでドラマのシーンのように緊張した。父親の返事は少し時間が欲しいというものだった。
2013.09.19
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私は農家の長男だったので家を継ぐのが当然とされていて大学も就職も家から通えるという事が第一条件だった。そして25才を過ぎた頃から毎日の様に早く結婚するように催促されていたので、私の親が結婚に反対する筈は無かった。
2013.09.18
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彼女に告白して付き合いだしてから結婚の約束をするまでは二三ヶ月しか掛からなかったので私には「結婚する」という実感が殆ど無かったが私の親は大喜びだった。
2013.09.17
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SAさんに告白して間も無く私は他拠点に異動したがSAさんとは毎日の様に会っていた。ある日「私も歳なので結婚する気が無いなら付き合っていられない」と言う話をしたら意外にもSAさんの答えは「結婚してもいい」というものだった。
2013.09.16
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ある夜、会社帰りにクルマで送ってもらった時に「俺、SAさんの事を好きになっちゃったんだけど」と思い切って告白した。すると「不思議ね、私もなの」と言う言葉が帰って来た。私は、自分から告白したのは人生でこれが初めてだった。
2013.08.01
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そんな夏の体験もあって私の心の中にSAさんの存在が膨らんでいった。それはまるで昔飼っていた猫の「タマ」が私を慕っていつもそばに張り付いて来る感じに似ていた。今までは全く恋愛の対象とは思っていなかった女子社員が一緒にいて一番心が安らぐ存在になっていった。
2013.07.21
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私の女性観は「私の姉に似たタイプの女性」は恋愛対象にはならなかった。決して嫌いでは無いのだが結婚相手としては考えられないタイプの人が中学の時から何人か居た。
2013.04.18
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NRさんは食事をしながら鼻歌を歌うことがあった。嬉しいとつい鼻歌が出てしまうという事だったが喜びを素直に表すのは好感が持てた。
2013.04.05
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ある年の元旦にNRさんと初詣に行った。大渋滞している時に飲み物を買うためにNRさんがクルマを降りて行ったが私は車列から離れずにノロノロ運転で進んでいた。飲み物を買って上り坂を追いかけて来たNRさんは怒っていた。懐かしい思い出だ。
2013.04.04
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NRさんはB型だったが私はB型の女性と付き合うのは初めてだった。
2013.04.03
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多分、高専卒のNRさんは私と違って異性に慣れていたのだと思うが一緒に遊びに行っても気を使わなくても良かったので楽だった。
2013.04.02
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IH君とNMさんのデートの出汁に使われてNRさんと四人でWデートの様な事をしているうちにNRさんと二人きりでもデートするようになった。不思議とNRさんとは気楽に付き合えた。
2013.04.01
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IYさんは「八千草薫」に似た容姿で家庭的な日本人女性という感じだった。
2013.03.31
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IYさんは私よりも一歳年下でO型だった。O型の女性と付き合うのは初めてだった。
2013.03.30
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IH君とNMさんと私は同じ総合センター内で仕事をしていたので二人のデートの出汁に使われた。やはり同じセンター内に勤務していたNRさんを誘って何度がWデートの様な事をした。
2013.03.12
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また「はちまる会」のメンバーの中でIH君はNMさんに恋愛感情を抱いていたようだった。
2013.03.11
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「腑抜け」という言葉はこう言う状態を表すのだと実感しながら毎日を過ごした。スヌーピーに電話したい衝動を抑えて向こうから電話が来る事を期待して空虚な日々を過ごした。この「腑抜け」状態から抜け出せるなら男の約束もプライドも捨てて電話したいという衝動を辛うじて押さえ込んだ。
2012.11.19
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楽しいから一緒に居たいだけの私と具体的に結婚まで考えていたスヌーピーとの間には精神年齢的な開きを感じた。私は「スヌーピーの幸せ」だけを考えて1年後に連絡すると約束して電話を切った。頭の中に「22才の別れ」の歌詞が浮かんで来た。
2012.11.18
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3月のある日、スヌーピーから電話が掛かってきて取り敢えず1年間会わずに距離を置きたいと提案された。「私はお姑さんの居る人とは結婚出来ない」と言った一言が記憶に残った。
2012.11.17
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就職を自動車ディーラーに決めた事を話した時のスヌーピーの言葉は一生忘れられない物となった。それは「え~、どうしてそんな所に就職したの?」だった。
2012.11.16
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銀行員のNさんは同級生と婚約し年下のNとはいつものようにフェードアウトし結局、残ったのはスヌーピーだけだった。
2012.10.16
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年下のNはAB型だった。付き合い始めてもいつの間にか別れていたり気がつくとまた付き合っていたりする最後まで謎の多い女性だった。私は初めて付き合ったのがNだったので「男と女の間には深くて暗い川がある」ものなんだなと暫く感じていた。
2012.04.10
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銀行員のNさんもA型だった。しかし、どこか本音を語らない様なところがあり本当に気持ちが通じているとは感じなかった。
2012.04.09
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スヌーピーの血液型はA型だった。そのせいか私と性格も考え方も近かったその上、スヌーピーは隠し事もしなかったので気持ちは一番通じていた気がした。
2012.04.08
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また別の日にはクルマの中にスヌーピーのイヤリングが落ちていた事があった。忘れ物を見つけたからにはまた会って返さなければなかった。イヤリングを発見したのは義兄だったが今になって思うと「マーキング」の類だったのかも知れない。
2012.04.07
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初めて私のクルマでNとデートした次の日にクルマの中にNのハンカチの忘れ物を見つけた。忘れ物を見つけたからにはまた会って返さなければならなかった。
2012.04.06
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ある日の昼間、ダブルヘッダーでデートした事があった。その日の夜は家庭教師のアルバイトがあったので夜は空けておいたのだが生徒が風邪を引いてしまいキャンセルになってしまった。暇になってしまい三人目に電話したら会えると言うのでデートしたがトリプルヘッダーと言う言葉が頭を過ぎった。
2012.04.05
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付き合って暫く経った頃、スヌーピーから「手編みのセーター」を貰った。この時「モヘア」と言う言葉を初めて聞いた。「手編みのセーター」はサイズがピッタリでとても着易く一番のお気に入りのセーターになった。「お母さんに手伝って貰った?」と訊いたら否定しなかったので「お母さんにお礼を言っといて」と言ったのを記憶している。
2012.04.04
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付き合い始めて間もなくスヌーピーから手編みのマフラーを貰った。「茶色と黒の横縞のマフラー」だったが「要らなかったら実験で燃やして使って」と照れながら言ったのが印象に残った。
2012.04.03
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一番最初に貰ったマフラーは年下のNから貰った「真っ白なマフラー」だったと記憶している。如何にも手編みと言った感じの厚手のマフラーだったが白すぎて首に巻くのが勿体無かった。
2012.04.02
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年下のNと映画を観た思い出は「エマニエル夫人」を立ち見で観た事だ。冬でコートを着ていたと思うが後にも先にも映画を立ち見で観たのはこの時だけだったと思う。
2012.03.31
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こうして三人とデートしていると色々な事に気がついた。一番面白かったのはクルマを停めて私が車外に出ると一緒に降りてついて来る女性呼ぶとクルマから降りて来る女性呼んでもクルマから降りて来ない女性がいた事だ。女性学の勉強になった。
2012.03.30
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こうして地学長のS君と一緒のときは年下のNとデート。平日の夜は銀行員のNさんとデート。連休はスヌーピーとデートと言う日々が続いた。
2012.03.29
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地学長のS君と2台でつるんでツーリングした帰り道松井田の下り坂が終った所で警察官に止められた。スピード取締りでは無かったので切符は切られなかったが同乗していたNは「私、警察官大嫌い」と嫌悪感を顕にした。後にNの友人から聞いた話だがNもバイクの無免許運転で捕まった事があったらしい。
2012.03.27
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年下のNとの交際はクルマでのドライブが多かった。地学長のS君もNの同級生と付き合っていたので2台でつるんでツーリングする事が多かった。
2012.03.26
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「19歳の誕生日」に年下のNから北海道旅行のお土産を貰ってからなんとなく途切れていた交際がなんとなく復活してしまった。
2012.03.25
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バースデーカードをキッカケに途切れていた年下のNと再び連絡を取り合うようになりNの通学していた「保育学校」の文化祭に行った事があったが招待された割には余り接待して貰えなかった。
2012.03.24
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「19歳の誕生日」に年下のNからバースデーカードが来た。北海道を旅行中で利尻富士に夜間登山するところだと書いてあったがこの頃の私は旅行には余り興味が無かった。確かお土産に「愛国駅~幸福駅」の切符と木彫りのキイホルダーを貰った。
2012.03.23
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社会人と交際するのは銀行員のNさんが初めてだったがいつも化粧と香水の香りがしていた様な気がする。私は化粧顔よりも素顔の方が好きだった。
2012.03.22
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銀行員のNさんは近視のせいか目が綺麗だった。その頃私は自分の眼鏡顔にコンプレックスを持っていたが女性の眼鏡は嫌いでは無かった。しかし、彼女もコンプレックスを持っていたらしく眼鏡姿を見せたのは映画の時だけだった。
2012.03.21
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Nさんと高校野球を観に行った事があったがファッションでは時々社会人と学生のギャップを感じた。その時は真っ赤なミニスカートだった。
2012.03.20
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Nさんと初めて観た映画は何故か「ジョーズ」だった。「ジョーズ」が突然現れるシーンでは飛び上がって驚いて二人で顔を見合わせた記憶がある。
2012.03.19
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スヌーピーと映画を観に行った時に「『ある愛の詩』を観て号泣した同級生が居たけど私には分からない」と言っていた。その時はスヌーピーの性格を疑問に思ったが今になって考えてみると私もスヌーピーに共感出来る。
2012.03.18
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