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2015年01月27日
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カテゴリ: 砂の器
放送に先だって、原作を読み直した上でのひと言です。
昔読んだはず、と思って漁った、
父の本棚には見当たらなくて、
当時ちょうど帯が中居クン仕様になった文庫を買ったはず。
ということで、原作を完全ネタバレしています。
映画の方も・・・。
映画を未見・原作を未読の方でネタバレNGの方は、
どうか先に進まれませんように。







「原作について一言」




ようやく原作読みました。かれこれ20年前に一度読んだはずなのですが、どうも映画のイメージが強すぎたらしいですねえ。
というのも、あまり原作のイメージって残ってなかったんですよ。
あれ、こんな筋だったっけ? なんて思ってしまいました。

松本清張さんと言えば、社会派ミステリーと称されて一時代を築いた推理作家です。
ところが中学生当時の私の好みは横溝正史やクリスティ(後は世代的に赤川次郎さん読んでたなあ・・・)。
今でもあまり清張作品は読んでいません。せいぜい映画化された「張込み」「点と線」ぐらいですかねぇ。
要するに私はパズル好みなんですね。作者が仕掛けたトリックをこうでもないああでもないと考えながら読むタイプ。
どうも社会派というのは苦手なんです。最近だと横山秀夫さんぐらいかな、読んでるのは。

で、この「砂の器」。もちろん、フーダニットとしての面白さはあります。
私は初読の時も犯人分かって読みましたから、この面白さについては残念ながら味わうことができませんでしたが。
途中までは怪しすぎる人物は他にいて(ぶっちゃけた話関川氏だけど)、和賀英良がクローズアップされるのは残り5分の1まで進んでからなんですね。

原作者本人も、「映画は原作を越えた」とベタポメだったそうで。
確かにそう思ったりなんかしちゃったりして・・・。

まず読み終わって最初の感想としては、「これで逮捕状出せるんかいっ!」。
和賀に対する容疑って、状況証拠ばかりじゃないですか。
宮田殺害のあの電子機器にしても、あくまで音楽製作のための機器だと言い張れば、それを持っているだけで即凶器とは断定できませんよね。

宮田が着ていたのと同じレインコートを見て顔色を変えた、なんてそんなことはなかなか法廷では通じません。
そして戸籍が怪しいのはともかく、和賀英良=本浦秀夫の確実な証拠はありました?
これも原作では父親も死亡し、この二人が同一人物だと証明するものは出てきてませんよね。
せいぜい、関川の供述からの三浦恵美子の死因を作ったという罪ぐらいしか立証できないのでは?
それも殺人じゃなく、厳密には傷害致死と、勝手に堕胎行為を行ったという医療法違反ということになるでしょうか。

映画は、クライマックスの演奏シーンと重なった親子流浪のイメージが強くて、更に原作と違って生きていた父親、加藤嘉さんの演技が切なくて。
付け加えて私が見た時はまだミステリーにスレてなくてそこまで考えが回らなかったかも・・・(~_~;)。

第一、かの超音波殺人ってどうよ?
ここが時代性の哀しさなんでしょうか、なかなか現代では受け入れにくい殺害方法だったりします。
今回のドラマではこれ、なさそうな気がするんですが。
同じ天才音楽家でもピアニスト。一番右端の鍵盤でも、ちゃんと人の耳に聞こえます。
あんな装置作れないよね。同じように宮田に相当する人物がいたとして(岡田義徳君か松岡俊介君なのかな?)、
殺害方法は違ったものになりそうですよね(というか、なってほしい・・・)。

うーむ、松本清張さんの作品だったら、「点と線」や「張込み」の方が好きかな・・・。

ぼちぼち書いてたら既に1話が放送されてしまいました。
さあ、原作の矛盾点や未消化なところを、うまく料理してくれるのでしょうか。





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最終更新日  2015年01月28日 02時34分47秒
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