『奈良への移住~そして新生活』

『奈良への移住~そして新生活』

2023.06.24
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カテゴリ: 奈良を満喫
近所の田んぼも、ほぼようやく田植えが終わったようだ。
この辺りの田植えは6月に入ってからがほとんど。愛知に住んでいたころも学生で静岡に
いたころも、大体GW中に終わる印象だったのだけれど、この辺りはそれから一か月以上も
遅いことになる。

そういえば、ちょうど10年ほど前に酒造りのために稲作をしたことがあったが、そこは
6月上旬だった。こことの共通点があるとすれば標高か。

それはさておき、近所の田んぼには水が入り、頼りなさげな苗が整然と植えられている。
犬の散歩の途中で田んぼの中をのぞいてみると本当にたくさんの生き物がいる。奈良は
田んぼまで違う。カエルは云うに及ばずタニシや名前のわからない昆虫やヒルみたいな

エビがたくさんいること。カブトガニの小さいバージョンだ。

ということで、好奇心に駆られ、そのカブトエビを捕まえてハスを育てているスイレン鉢
で飼ってみようと思い立った。早速カブトエビ捕獲に向かったが、田んぼに入るわけにも
いかないので水路から捕まえられるのを探していると、別の生き物を発見した。しらべて
みるとこちらは「ホウネンエビ」というらしい。小さくて頼りない感じのプランクトンだ。
プランクトンというと顕微鏡で見るくらいのものかと思ったが、このサイズでもプランク
トンに分類されるらしい。(釣りえさのオキアミもプランクトンだそうだ)

そしてなんとかカブトエビ2匹、ホウネンエビ3匹を捕まえ、鉢に放した。
ところが、である。翌朝、スイレン鉢を見ると濁っていて生き物を確認できない。どうやら
カブトエビは絶えず動き回り泥を巻き上げているのだ。田んぼではこのおかげで雑草が生え
にくく役に立っているようだが、これでは干渉できない。仕方がないのでいったんカブトエ

と思い調べてみたら、カブトエビはホウネンエビを捕食するということが分かった。つまり
あの狭いスイレン鉢に放したホウネンエビは見事に食べられてしまったようなのだ。
同じように田んぼにいるのでてっきり両方とも泥の中の有機物なんかを食べるものだと思っ
ていたのだけど…

カブトエビは、姿は小さいながらも見た目はなかなかの迫力でグロテスクな姿をしている。


で、いろいろ考えてカブトエビはお帰りいただくことにした。
二匹のカブトエビを元居た田んぼの用水路に返しに行ってきた。と、そのあたり、前日より
もホウネンエビが元気に泳いでいるではないか。カブトエビを放しからになった容器に
改めてホウネンエビに入れて帰宅。今度は天敵のいない安全なスイレン鉢だ。

あれから数日。今日も元気に泳いでいる。
動き回るし、小さくて半透明なこのホウネンエビを写真に撮るのはなかなか難しいが
なんとか今日はその姿をお披露目しようとした次第である。

※よく見ると抱卵している個体もいます。

カブトエビの写真はグロいので興味がある人はググってください。








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最終更新日  2023.06.24 17:41:59
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