『瓦松庵残稿』
(がしょうあんざんこう)というエッセイ集ですが、むしろ哲学書と言ったほうがいいかもしれません。書店ではほとんどが哲学書のコーナーに並べてあります。関西の大型書店にはたいてい置いてもらっていますが、読書離れの激しいこんにち、これだけの厚さの本(2段組、415頁)をよく置いてくださっていると思います。やはり内容の確かさがわかるのでしょうか。著者は中野武志さん。中野さんはこれまでに3冊の優れた小説を出版しておられ、そのうちの一冊『さて、月の澄みて候』は今、文庫本化を進めているところです。長く京都新聞社におられた方ですが、その実践的、現実的、肯定的な思考は、混迷の現代に生きる力を与えてくれる気がします。書店で見かけたらぜひ立ち読みでもしてみてください。たくさんの魅力的なタイトルがあります。どこからでも興味のあるところから読んでみてくださいね♪キーワードサーチ
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