竹林館 空飛ぶ びぶりおてっく

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PB013

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2010年01月29日
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『瓦松庵残稿』 (がしょうあんざんこう)というエッセイ集ですが、むしろ哲学書と言ったほうがいいかもしれません。書店ではほとんどが哲学書のコーナーに並べてあります。関西の大型書店にはたいてい置いてもらっていますが、読書離れの激しいこんにち、これだけの厚さの本(2段組、415頁)をよく置いてくださっていると思います。やはり内容の確かさがわかるのでしょうか。著者は中野武志さん。中野さんはこれまでに3冊の優れた小説を出版しておられ、そのうちの一冊『さて、月の澄みて候』は今、文庫本化を進めているところです。長く京都新聞社におられた方ですが、その実践的、現実的、肯定的な思考は、混迷の現代に生きる力を与えてくれる気がします。書店で見かけたらぜひ立ち読みでもしてみてください。たくさんの魅力的なタイトルがあります。どこからでも興味のあるところから読んでみてくださいね♪


現代のモンテーニュ随想録

西欧モラリストの精神と
日本随想文学の伝統から生まれた
生きた強靭な思考、肯定的世界観は
わたしたちを励ましてくれるだろう

  * * * * * * * * * *
    私とは

    言葉とは
    宇宙とは
    生きるとは
  * * * * * * * * * *

本書は、
「私がここにこうして在るということを、
 どういうふうに了解したらよいのか」
という問いに対する答えの模索として
展開されたよしなしごと、
およびそれに付随したことごとである。







・理解する、わかる、ということ
・人が生きてゆくのにはどういう意識が必要か
・数学とは何か
・魂の存在
・無常感と現代日本人

・神は“悪魔の子”論
・日本人の精神風土
・ニヒリズム
・アメーバはどのようにして動くか
・言語によって人類は生存上有利な何を獲得したか
・進化論の魅力と危うさ
・人からこっぴどく批判されたのに対しての、おそらく史上最高だと思われる返事
・物語論
・根底に情念あり
・未来と過去はどのようにして出現するか
・「他人の痛み」はやはり痛みである


定価2300円+税 ご注文はこちらからも 竹林館

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最終更新日  2010年01月29日 23時56分55秒 コメントを書く


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