。『子どもとともに歴史を学び、歴史をつくる―黒羽清隆歴史教育論集』(加藤正彦・八耳文之編)。
黒羽清隆先生は高名な歴史学者、教育者であり、かつてNHKテレビで10年間も日本史の講座をされていたこともあります。ですので、ご存じの方もたくさんおられることでしょう。残念ながら1987年に亡くなっておられるのですが、その絶妙な語り口で大人気を博しました。今でも黒羽節の熱烈なファンの方が全国に多数おられます。黒羽先生はまた素晴らしい詩人でもありました。今回の著書の中でも歴史を学ぶためには感性が必要だと書いておられ、名もない民衆の歴史ということを非常に大切に考えておられた方です。編集をしていて、感動することばにたくさん出あいました。そして、重ねて素晴らしいのはこの本を編集された加藤先生・八耳先生の熱意です。お二人の情熱が堂々たる一冊の本に結集されました。歴史をこれから学ぼうとする学生の方、歴史を教える先生を目指しておられる方、現役の先生、それから歴史に興味のある方ならどなたでも・・・ぜひ手にとって見てほしい一冊です。キーワードサーチ
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