温故知新

関連書物

1、向井美恵 編  『食べる機能をうながす食事 ~摂食障害児のための献立、調理、介助』 (医歯薬出版)
  《目次》
  1 食べる機能の発達(機能回復)における食物の役割
  2 栄養摂取の基本
  3 食べる機能の障害はなぜ起こる
  4 食べる機能の障害と関連する原疾患
  5 食べる機能の障害特徴に応じた栄養の摂り方
  6 食べる機能の発達段階
  7 食べる機能の発達をうながす食形態と介助の基本
  8 献立作成のポイント
  9 子どもの状態への対応
  10 家庭でのケア―摂食障害児をもつお母さんへ

 【私見】
   具体的な献立やそれを作るために必要な調理用具まで記載され、カラー写真まで掲載されている。食べさせ方(介助の仕方)も細かく書かれ、写真付きで解説。表や図解が豊富で『実際に摂食障害児を介助することになる関係者』には重宝される一冊であろう。
一方で、専門用語やデータ―が多く、いきなり摂食障害児を授かった親が読む導入書としては適さないかもしれない。より学びたい人や関係者、孤軍奮闘を余儀なくされている親御さん用に。


2、田角勝、河原仁志 編著  『子どもの摂食指導~食べる機能をうながす子育て』 (診断と治療社)

 【私見】
分かり易い言葉で簡潔にまとめてあり、導入書としては最適。重度の障害がない子供ならこちらの本で仕組みを学び応用していけば充分と思われる。最後に、実際に摂食障害児を育てた母親のリポートが掲載されているが、涙なくしては読めない。 一方で、具体的にではどうしたらいいか、いう点には欠けるところがあり、この本を片手に毎日食事時間を乗り越えよう…とはいかないかもしれない。また、何故摂食障害が起こるか、という点についてはさらりと流されている。



※『食べる機能を育てる会 1996~2000』は現在絶版です。

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