翼竜生活

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Sheino

Sheino

Jun 1, 2006
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カテゴリ: 読書生活
幸徳秋水を読んでいます。

日本の名著、みたいな奴で、最初が「帝国主義とはなんぞや(←多分、そんな感じのタイトル)」
次が「兆民先生」
今が、社会主義の話です。


「佃島ふたり書房」で管野スガ子が高々と詠み上げる文章が美しくて、読む気になったのですが、いまんとこ、あんまり私には合わないかなぁ・・・という感想です。


思想書なんだから、合うも合わないも…って感じですが。


ひとつには、やはり明治時代の歴史常識と、現代の歴史常識の相違が、「や、それは違うっしょ、秋水センセ~」となる結果を招くのですが、もうひとつは、そもそも幸徳秋水の性格は、私には駄目かも、というのがあるかもです。


ほんとにねぇ…性格が合うも合わないもないんだってば、思想書なんだから(笑)


だって「兆民先生」を読みつつ、「こういう人を尊敬する人とは友だちにはなれないだろうなぁ…」などと思っていたりするし。


むう、ほのかに興味があったのに…中江兆民。これで暫く、彼について調べることはないだろうな…。


幸徳秋水については、いまのところ彼の好き嫌いと言うよりは、まあ、「ああ、こういう時代だったんだなぁ…」とか言う感じで。


なんというかねぇ…。



嘗て、ソ連社会主義が崩壊を迎えたとき、私が抱いた感想は、

「社会主義が成立するほど、人間はまだ熟してないんだなぁ」

ということだった。


私は、真面目に社会主義文献を読んだことがないので、社会主義とはなんぞや、と云うことについての正しい知識がないと思います。

ただ漠然と、

必要以上を持たない

ということが基本である思想だと思っているだけです。

自分が100働いても、生きるために必要なのが60なら、あとの40は、喜んで、足りない人のために供出出来る。



そういうものが、そういう感じで機能するのが、社会主義なのだろうと思うのです。
そして、それが成立するほどには、今の人間たちは優しくないのだと。


こないだ書いた、愛国心について、子供が井戸に落ちそうになっているとき云々というのは、確か孟子だが荀子だかの、人間性善説を唱えた書の言葉だったと思いますが、自分の命か、何処かの子供の命か、と云われたときに、子供を救うことを選べる、というのが100%とはいかないだろうなぁと。

もちろん、とっさのことですから、損得など考えも及ばず思わず助けちゃって、自分がおだぶつ、というパターンも多いとは思いますが。


更に言えば、とっさの判断ではなく、思考の間が与えられて、なおかつ自分よりも人を、と言える人の数は、結構減ると思うのです。





…社会主義というか…共産制度というか…。
要するに、適当なところで欲望を抑えて、必要以上は他者に分け与える制度。


しかし、大規模な集団でそれが成立するのは相当難しいと思う。ほとんど不可能じゃないかと思う。
人間は優しくないのです。不特定多数に対して、無制限に優しくなれる人はほとんどいないでしょう。でも、そういう人が多数を占めてないと、出来ない制度だと思うから。


だから、意気軒昂と社会主義を説く秋水センセの文章を読んでると、なんか哀しくなってくるのよね…。





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Last updated  Jun 1, 2006 10:21:13 PM
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Sheino @ Re:あけましておめでとうございますー。(01/03) nodoka-maruさん 私も、nodoka-maruさ…
nodoka-maru @ あけましておめでとうございますー。(01/03) Sheinoさん、あけましておめでとう。 …
Sheino @ Re[1]:さらば龍馬伝(10/12) nodoka-maruさん >いやいや、「さらば龍…
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