![]()
芝神明の祭に去る九月十三日に訪れた。昔付近に生姜が作られ生姜を
供えたことから「生姜市」という。「だらヾヽとだらヾヽまつり秋淋
し」と久保田万太郎が詠んでいるように、九月十一日から二十一にち
までと祭の期間が長いので「だらだら祭」ともいう。
私が参道に着いたとき折り良く花嫁さんが社の階段を下りてきた。辺
りの人に混じって祝福の拍手をしたのはいうまでもない。参道の真ん
中 に神輿があり、その横で老人が千木筥を組み立てながら売っていた。
千木筥は檜の曲げ物の箱で、外面に藤の花を描き、中に煎った大豆を
2~3粒入れてあり、千木と千着の音通から箪笥の中に入れておくと
着物がふえるといわれる。千木筥は今私の洋服掛けにかけてある。
花嫁に逢ふもえにしや生姜市
クリックしてね
↓
人気ブログランキングへ
俳句・秋・人事、芝神明祭・生姜市・だらだら祭・千木筥
PR
キーワードサーチ
コメント新着
カレンダー