男3人VS母

男3人VS母

2009年09月25日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
私が今の施設に来て、印象的だった障害者さんが2人います。

一人は
『関節拘縮症』(「かんせつ こうしゅくしょう」と読みます)の男の人。
彼は入所の利用者さん。


もう一人は
『尖頭合指症』(「せんとうごうしょう」と読みます)の男の人。
彼は通所の利用者さん。


二人とも、目に見えてその障害がわかる人です。

(画像検索してみるとわかります)



関節拘縮症の方は、関節が曲がらないので
身の回りの事をするときも、一苦労です。

基本的には管理人さんがやってくれますが、たまに入浴(男の職員が担当)の手伝いもあります。

そして、先日
「洗濯」を頼まれました。

最初「なんで洗濯を頼まれるだろう??」と不思議だったのですが
施設の洗濯機はドラム式(しかも、真横から洗濯物を入れるタイプ)。

彼は腰も腕も曲がりませんから
それは出来ないだろうな・・・と、納得(笑)

でも、ちゃんと洗濯機を使うときにメモに名前を書くきまりも守る人なんですw
みなさん、ちょっとやってみてください。


(彼は手のひらが外側を向いています)
それを、ちゃんと工夫してやってる彼は、すごいです!!

腕をクロスさせて、手のひらが内側に来るように(普通の人の手になるように)して
反対側の手で紙を押さえて
字を書くのです。




そんな彼に、夕食のとき郵便を届けたんですが
届けた後、喫煙所で一服していると

ぐったり疲れたような顔で
私の所に来るのです。

「だ・・・大丈夫?疲れた?」と聞くと
「うん・・・(ため息)」

あまりにも私に何かを訴えるような目で見るので
「(笑)おんぶして部屋まで行く?(笑)」

一同爆笑(他にも人がいた)

「・・おんぶしなくてもいいから、添い寝でお願いw」

・・・ヾ(ーー )ォィ


「ベッドから落としますよ?」と返事しておきましたが
・・・ヾ(ーー )ォィ




そして二人目の「尖頭合指症」の人は
喫煙所仲間です(笑)

彼は手の指の関節1つしかありません。
かろうじて「じゃんけん」が出来る感じです。

それでもうまくライターを使ってタバコに火をつけて
タバコの灰もうまく落とします。

口の中や目の形にも奇形があるんですが
ちゃんと話をしたり、見る事が出来ます。

やっぱりすごいです。



でも、障害者さんの命は30歳を過ぎると急速に縮まって行く。
と言う話を聞いた事があります。

現に昨日出勤した時も、連休前は元気だった人が
フラフラで、病院通いになっちゃいました・・・。


神様がいるなら、毎日精一杯生きている彼らの命を、せめて縮めないで欲しい・・・。
そしてそして、
絶対に絶対に、自分の命を粗末にしないで
自分にできる精一杯の身を守る事はしてほしい。。。

普通に生活できるありがたさを、ちょっとでも感じて欲しい・・・。
日々そう思います。





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最終更新日  2009年09月25日 21時28分42秒
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