中年よ、大志を抱け!

中年よ、大志を抱け!

癖と好みの問題



僕は毎回見てるんです。時代考証については「ほんまかいな?」って事がいくつかありますが、ドラマですもん、昔は、そういうのにかなりこだわってましたけど、歴史の授業じゃないんだから、ドラマとしてはこれで良いって思うんです。

NHK大河ドラマとしては今までになかったような、かなり斬新なドラマ作りをしてると思いますが、配役に関しても、最初、香取君が近藤勇?って思ってましたが、見てみると、あれはあれで良いかも、って思うわけです。ほかのキャストにしても、ドンピシャかな、って思います。

で、あの俳優達が、史実に沿った事件を演じるわけですから、ゆくゆくは近藤勇さんは死罪になっちゃうし、土方歳三さんは戦死するし、芹沢鴨さんは暗殺されるし、山南さんは局中法度に違反したということで隊士に討たれちゃうし、桂さんは明治の三傑なんて言われながらもこんなはずじゃなかったって悲観しちゃうし、坂本竜馬さんは(新選組にっていう説もありますが)暗殺されちゃうし、・・・折々に、というか、特に年末に近づくにつれて、涙ぐむシーンが多くなりそうです。

まあ、歴史の真実を伝えるって言う事よりも、青春群像を描くって事がテーマだそうですから、そういう見方で楽しもうと思うわけですが、結構毎回いいせりふがあるんですよね。例えば、今回のは「井の中の蛙、大海を知らず。されど、空の高さを知る」なんて、ふ~~~んと思っちゃいました。他にも、「卑怯な事は絶対にしてはいかんのだ」なんて言うせりふも、ぐっと来ましたね。

とにかく、見終わった後に、さわやか感が残るのがいいです。

ただ、剣道をしていた僕としすれば、もうちょっと「おおっ」って思えるような剣技が見たいは思うんですが、、、こればっかりはないものねだりですね。


さて、今日は「恋愛の周辺」アンコールです。今日のお題は「癖と好み」です。

癖・・・無くて七癖とか言いますが、誰でも何か癖を持ってるもんです。今回は、恋愛と言う観点から見た場合、癖とか、好みとか、そこらへんはどうなのか、って言うことについて・・・

僕は長い間、爪を噛むというか、爪の横の皮を噛んでむしるって言う癖を持っていて、今はもうほとんどしませんが、結婚する前くらいまでは、しょっちゅうしてました。

爪を噛む癖のある人は欲求不満なんだそうですが、まあ、たしかにそうだったのかも・・・ちなみに、徳川家康もつめを噛む癖があったそうで、、、、って、それがどうしたって訳じゃないんですけど…

高校の頃までは貧乏ゆすりもしてましたね。それも今はしません。これは厳しく母に止めろと言われてました。ある時教室で貧乏ゆすりしてたら、「いやだ~」ってクラスの女の子に言われたことがありましたが、たしかにあれはみっともないし、自分でしてるのに人がしてるのを見るのはいやなんですよね。

その他、子供の頃は口をぼ~~っと開けてるっていう癖もありましたっけ。

しかし、そう言った癖は、母に言われたり、自分で努力してるうちに、しないようになりました。

貧乏ゆすりで思い出しましたが、友人の一人は、立ちながら方足をゆすり、さらに時折おちんちんのあたりを掻くって言う癖がありました。しかし彼も、僕らがだいぶやかましく止めとけ、って言ってるうちにあんまりやらなくなりました。

別の友人はおならをした後、手でパタパタ扇ぐ癖があって、それをするたんびに「お前、止めろよな、それ」っていつも言うわけですが、・・・でも止められなかったんです。

でも、不思議な事にそいつ、女性がいるところではしないんです。「お前、女の人がいるところではおならしないんか?」と聞くと、「そりゃする事もあるけど、パタパタは恥ずかしいからしない」と言います。

だいたいそうですわ。男の場合、変な癖があっても、女性がいるとか、恥ずかしいと思えるような場所では変な癖を出さないようにする場合が多いですね。僕も、女性を意識した時とか、きちんとした席では、たとえば爪を噛んだりしませんでしたもんね。今つめを噛む癖がほとんど無くなったのは、結婚していつも家内が家にいるので、カッコ悪いこと出来んな、とか、子供が真似したらまずいな、と意識してるからです。…欲求不満をあんまり感じなくなったって事もあるかもしれませんが…

つまり、案外、自分の癖って、気づいているんですよね。女性でもそうじゃないでしょうか?好きな人とかの前では変な事しちゃいけないって思うでしょう?

さて、身体の特徴的な動きである癖とともに、精神の特徴とでも言いましょうか、「好み」と言うのもなかなかな問題を秘めてます。

なぜなら、好みは、癖と違ってこれはなかなか押さえるのが難しいというか、押さえようとは思わないというか、どうして君は違うの?って逆に思ったりとかするわけで、これが、結構問題をはらんでるわけです。

たとえば、僕は全般的に虫類が好きなんですが、家内は、チョウチョみたいな普通、女の子が好きそうなものでも大嫌いなわけです。子供の頃僕は、コオロギとかカマキリとかを飼ってましたが、もうそういう事って出来そうもありません。

まあ、飼えなくても僕は別にいいんですが、もし僕がすごく虫好きだったら、虫大嫌いの家内との間にひと問題あるかもしれませんよね。僕が虫が好きだということは、結婚後初めて彼女は知ったわけですが、世の中には、結婚した後に、こんな人だとは思わなかった!ってお互いが思っちゃうってことも結構あるんですよね。

さて、学生の頃、後輩の女性が猫を飼ってたんです。学生アパートなんで本当は飼っちゃいけなかったんですが、まあ、飼ってた訳です。

僕は、猫って、嫌いでもありませんが、別に好きでもないんです。実家に猫がいるんですが、壁なんかがバリバリされたり、ニオイがあったりするんで、飼うのは嫌だなって感じなわけです。

で、その後輩の女性は、大変な猫好きで、しかも優しい性格なので、死にそうな猫を拾っては誰か飼い主を探し、誰もいない場合は自分でひきとって、結局3匹も6畳の部屋に飼ってた訳です。

エサ代、避妊手術代、かかります。泊りがけでどこか行く時には部屋の外に出してましたが、心配しないといけません。・・・でも、彼女が自分で好きにやってることですから、それはそれでいいんです。僕がとやかく言う事ではありません。

しかし、その女性と付き合ってた男性…彼も僕の後輩でしたが…から、「彼女に猫を飼わない様に説得して欲しい」、と言われたことから、気乗りしない事でしたが、彼女の「好みのテリトリー」とでも言うような場所に立ち入らなければならなくなりました。

彼は、猫がどちらかというと嫌いでした。特に、狭い部屋に3匹もいるので、毛や、ニオイがたまらない、というわけです。それと、彼女の猫の可愛がり方が、ほんとに猫ッ可愛がりで、それも嫌だと言うわけです。

そんなもん知らんわ・・・学生の同棲にはあんまり賛成じゃなかった僕にとっては、おままごとみたいな感じがして、なんやどうでもいいようにも思いましたが、そうも言ってられません。相手が真剣でしたからね。

それで、彼女には最初、学生アパートだから、やめた方がいいんじゃない?という話しからしてみました。

しかし彼女は、「でも、この子たちが可愛そうだから」と言うわけです。

「君の優しさはよ~っく分かるけど、決まりだからさ、仕方がないよ」と言うと、「大丈夫。おおやさんも知ってるけど何にも言わないから」、と言うわけです。

「う~ん。しかし、彼は猫、嫌いみたいだよ」と言うと、「じゃあ、この子達に死ね、って言うんですか?」と早くも最終兵器を出してきました。それを言われるとねぇ・・・

「じゃあ、彼はもう君の部屋には来られないって言ってるけど、それでいいの?」と聞くと、「どうして、この子達が可愛いと思えないのかな?」と言うわけです。

「でも、世の中の人みんなが君みたいに猫好きな訳じゃないんだから・・・」と言うと、「そりゃそうかもしれませんけど、生き物を大切にしないなんて、なんか心が冷たいと思う」とか言うわけです。・・・参ったな、ほんとに、ってなもんです。

そこで彼に、「まあ、そういう事だから、我慢したら?」と言うと、「でも俺、猫、ダメなんです、ほんとに。」と言うわけです。

「じゃあどうするん? 彼女は猫、手放さないらしいぞ」と言うと、「しかたありません。俺の方はもう彼女の所には行きません。というか、行けないんです」と言うわけです。

彼女の方も、「ほんとは猫が嫌いなんじゃなくて、私の事、嫌いになったんでしょう?」などと言い出し、ちょっと大変なことになっちゃいました。

で、結局彼らは別れたわけです。彼女は卒業する時も実家に猫を連れて行ってました。

別の人ですが、僕の知ってるおばちゃんは、18匹の猫を飼ってます。やっぱり、捨てられてた猫を拾ってきてはエサをやったりしてるうちにそんなに増えちゃった訳です。子猫も産みますしね。優しいおばちゃんなんです。

でも、それで、旦那さんが怒っちゃってるんですよね。奥さんに無断で捨てに行った事もあったそうです。それで、喧嘩も多いんだそうです。

何しろあんまり広くないお宅に18匹も猫がいるんですからね。部屋中猫だらけってな感じですし、エサ代も大変なんだそうです。

僕も、もしうちがそんなふうだったら嫌になるでしょうね。そんなにいたらね。

もしもどうしても家内が猫をたくさん飼うんだと言い張ったら、猫のいないところに行きたくなると思います。家内への愛情も、なんか別の人みたい、と思って小さくなっていくかもしれません。

ああ、猫好きの方には、もしかしたら気を悪くさせてしまったかも知れませんね。僕は、猫好きはダメだ、なんて言ってるわけじゃないんですよ。優しい人ばかりだって事はよく知ってます。

ただ、みんながみんな猫好きじゃないし、猫アレルギーの人もいますから、好みを人に押し付けるのはどうかな、って事を言いたいだけなんです。

猫にかぎらずペットの問題は、可愛いペットを手放すなんて出来ない、そんなことしたら可愛そう、という感情が絡んでるので、なかなか難しいですよね。

最終的には何を優先するか、と言う事になるのかも知れませんが、いずれにしても相手とのギャップが大きいと、気持ちの重い問題が起きてしまうわけですね。

さて、恋愛における「好み」問題には、この外にもいっぱいありますよ。たとえば、H関係なんかも。

両方とも同じレベルなら問題無いんですが、あんまり違ってると「変態」って思われる事もあるでしょうし、相手からは反対に「愛してないの?」って思われる事もあるでしょうし・・・

と言うわけで、本日の結論。変な癖はなおしといた方がいい! 好みのレベルがだいたい同じ人と恋愛するのが一番! ですね。・・・あたりまえか、そんなん・・・

え? もしも好みのレベルが違ってたらって?・・・それでも相手の事が好きになっちゃったらって?

う~ん、・・・そしたら、相手の個性として受け入れるよりしょうがないんじゃないでしょうか?・・・好きで、どうしても一緒にいたいっていうんなら。または相手に、自分の好みに合わせてもらうしかないですもんね。

もし絶対に相手の好みに合わせたくもないんなら、そりゃもう、別れるしかしょうがないですね。一緒にいて辛いんじゃね。

ある知人のカップルなんですが、男性の方がやたらにアニメソング好きで、彼が今の彼女と付き合い出だした頃、「幼稚だと思われたら嫌だけど、こればっかりは好みを変えるわけにはいかない・・・もしもアニメソングが自分の生活からなくなったら辛い。でも、彼女も大切・・・」と思っていたそうです。彼女の方は別にアニメソング、好きでもなんでも無かったんですが、付き合ってるうちに好きになっちゃって、今じゃ仲良くドライブしながら一緒に歌ってる、っていう微笑ましい例もあります。

お互いの心がぴったりしてるってのが、一番なわけです。

では。


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