終わってしまった・・・魔王

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2008.03.10

テーマ： ◆◎◆韓国ドラマ・映画◆◎◆大好きヽ(＾◇＾*)/◆◎◆(9476)

カテゴリ：韓国ドラマ（映画）が好き（*´∀｀*）

橙子のなかでかなり注目度が高かった韓国ドラマ 『魔王』 が今日放送終了となった。
韓国ドラマ『魔王』

このドラマを是非見てみた～い！と思ったきっかけになったドラマがある。
魔王でも主演だったオム・テウンが二役（双子の役）を演じた 『復活』 だ。
復活ではオム・テウンが自分自身を殺して死んでしまった弟に成り代わり繰り広げる復讐劇だったが、『魔王』では復讐される側を演じるというのだ。
どうみても善人顔の彼がどんな悪役を演じるのかと興味が沸いたのだ。
昔犯した罪を背負って、苦しくとも生きていればきっと神様は許してくれる・・・と信じて刑事になり必死で生きるカン・オス刑事を演じている。
完全な悪ゆえに復讐されるというわけではなく、真実を口にすることができなかったために生まれた悲劇というストーリーだった。

復讐は自分に還ってくる。
悪人になりきれない普通の人間ならそれは当然のこと。
人を傷つけるのは自分を傷つけることになる。
なにより哀しかったのは、自分を愛してくれる人が周りにたくさんいるということに気づいてもなお復讐を続けることを選んでしまった青年弁護士オ・スンハの悲しみを感じたところだ。
置き去りにされてしまうものの悲しみを誰よりも知っているはずの彼が、愛する人たちを残して行くことを選んだ悲しみはどれほどだったろう。

ドラマの中で、自分の運命は自分が選択することで決まるというようなメッセージを視聴者に投げかけている。
その選択で自分だけでなく人の運命まで狂わせてしまうことがある。
このドラマは悲劇に終わってしまったけれど、このドラマを見た人たちにはどうか幸せになって欲しいという願いがきっと込められているんだろうと思う。

ドラマの中で流れる曲がとても心に沁みた。
特にオ・スンハの心を表した曲は泣ける。
ドラマの後半になるに連れて冷酷だった彼の表情に変化が現れてくる。

このドラマを見ているとき、何を指して『魔王』というタイトルになったのか？
と、ずっと考えながら見ていた。
最初はオ・スンハを指しているのかと思っていたのだが、途中で息子たちの運命を狂わすことになった帝王とも言うべき力を持つカン刑事の父親の事か？？？
などとも考えたりしていた。
でも、誰もが心に持つ『魔』の力にとらわれてしまい自らの運命を狂わせてしまうことになったことを暗示していたのかもなぁなどと思ったりした。

この人すごい！！！魔王ではまるで別人。温厚な人を演じている。
普通はどんな役を演じてもどこかその人の癖とかちょっとしたしぐさなんかで共通点を感じられる人が多いと思うけれど、最初似てる人かな？と思ったくらい。
この人を見比べるのも面白いかもしれない。
復活の時はかなりオーバーな演技をしていたということもあるらしいが（笑）
そういう意味では両方のドラマに出演しているチョ・ジェワンという人をチェックするのも面白い。

いろんなドラマを見ていると、ここにあんな俳優さんが！っていう発見があるのが面白い。
ちなみにこのドラマのカン刑事の父親役のチョン・ドンファン（すごい名前だ！）はいろんな人のお父さん役を演じている。
父親役をやらせたらこの人！っていう感じである。
ラスト前でお亡くなりになることが多く、たいていは心臓発作である。
過去を悔いて死に至るという役が多い。温厚そうだが曲者なのである。

語り始めるとキリがない。まだまだ韓国ドラマや映画は探求すべきところがあるなぁとおもう橙子である♪