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2007.04.13
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カテゴリ: 内山の歴史
むかし、佐久平にもゾウが歩き回っていた時代が?!

浅間山2
浅間山 ~佐久市内より  12月頃


ユっぴー・コスモスです。

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内山限定の地域新聞 『月刊こすもす』
(プリントショップコスモスさん提供)4月号に掲載された、
羽毛田(はけた)卓也さん の歴史・自然エッセイです。


人の暮らし方や道具のかたちも、移り変わってきたのですね。

それにしても、
佐久平にかつて、ゾウやヒョウなどの多くのケモノがいたなんて、
今からは考えられないですけど、おもしろいですねー。

(Web上で読みやすいように、ユっぴーが改行・行空けしています。)

 ★見てね♪
   → ★羽毛田さんの、自然・歴史エッセイコーナー★


佐久にもゾウがいた 道具 その4  ^^^

 前回、「槍から石鏃」の話をしました。
今回もそれに関連した話を進めます。

石鏃は内山地区(特に苦水周辺、安坂から長峰周辺)でも
採集できると紹介しましたが、
先土器時代にさかのぼる槍(尖頭器)はまだ見つかっていません。

ただ「荒船湖遺跡群(山荘あらふね周辺)」では
採集できる可能性があると私は考えています。

押型文土器と呼ばれる古いタイプの縄文土器が見つかっているからです。

この地区で石鏃がまだ見つかっていないことも考えると、
石鏃より前のタイプの槍や有舌尖頭器が見つかる可能性があります。

もし、これを読んでいる皆さんの中で、
荒船の別荘地帯や、初谷の沢、館ヶ沢、牛馬ヶ沢あたりで
拾った槍先をお持ちの方がいましたら、
是非拝見させていただきたいと思います。

槍の石質は黒曜石か黒色緻密安山岩製です。
石器と考えられる破片でも結構です。
槍や石鏃のようなものでも結構です。


 昨年平賀で講演会に出席したとき、

「日本でも、ゾウやマンモスと人間が
 いっしょに暮らしていた頃があります。
 佐久平でもゾウが歩き回っていた頃がありました」

と話したら、子どもたちはびっくりしていました。

大人になると半数ぐらいは知っているかと思いますが、
話している私のほうがびっくりしてしまいました。

子どもたちにとって、
マンモスは恐竜や爬虫類の時代の動物だと誤解されているようです。

今回はその動物の話をします。

今から1~4万年前、本州には
ナウマンゾウ・オオツノシカ・ヘラジカ・オーロクス・バイソン・
ウマ・ヒグマ・トラ・ヒョウ・オオカミ(ニホンオオカミより大型)
などが生息していました。
北海道ではマンモスも生息していました。

佐久市根岸でもナウマンゾウとウマ類の化石が発見されています。

佐久平は当時、寒冷地型気候で、年間降水量が少ないため、
平坦地では草原が広がっていたものと予想され、
他の地域より遅くまで草食性の動物が残存していたと考えられます。

しかし佐久平では2万5千年~1万年前ある激変が起こります。
これについては後日ゆっくりと話しましょう。

本州ではナウマンゾウは2万年前に、
上記の他の動物も1万年前までに絶滅してしまいました。

この中で意外なのが寒冷地型のヒョウです。

オオカミは小型のものが環境に適応して
ニホンオオカミ(明治時代に絶滅)として、
肉食獣のキツネも本土と北海道にそれぞれ残ったのに、
食用の小形動物がたくさんいたにもかかわらず
ヒョウの小型種は絶滅してしまいます。

また雑食性のツキノワグマは残りますが、
ヒグマ(北海道に残ります)は本州から姿を消します。

当然この頃は先土器時代ですから、
これらの動物は槍による狩の対象となっていました。

これら姿を消した動物の絶滅の原因は、
気候の激変(温暖化により、今までいなかったウイルス・細菌が増殖し、
それらに抵抗できなかったとする研究者もいる)による個体数の減少に
人間の狩が追い討ちをかけたためと推測されています。

続く縄文時代には中型動物として、
ホンシュウジカ・ニホンカモシカ・イノシシなど、
気候変動下でも生き残った動物が狩の対象となりました。

1万年前まではいたバイソンやヘラジカがいなくなり、
それより小型の動物へと狩はシフトしたのです。

そして前回も話したとおり、
槍で狩るべき獲物の減少から、
より小型の動物を対象とした弓矢が生まれてきたのです。

古代人にとってごちそうであったシシの肉とは、
猪と鹿のことを指します。
              (文責 羽毛田)



*ユっぴーは、ナウマン象について こんなサイト を見つけました。
 よかったら、ご参考までに。


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最終更新日  2007.04.15 06:57:28
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