浮 世

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2008年02月01日
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米ヤフー買収案、対グーグルへ勝負手 マイクロソフト



米マイクロソフト、ヤフーに総額4.75兆円で買収を提案
米マイクロソフト、ヤフーに総額4.75兆円で買収を提案

米国の検索エンジン市場シェア検索大手の関係
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 MSはこの日の電話会見で、スティーブ・バルマー最高経営責任者(CEO)らが「提案は株主にとって魅力的なものだ。消費者や広告主、コンテンツ(情報の中身)制作者に、大きな利益をもたらす」と述べた。

 MSは1月31日付でヤフーの経営陣に送った買収提案の文書で、買収によって、研究開発費やコスト削減などによる相乗効果が見込めるとして、両社の「連合」の意義を強調。買収効果を約10億ドルと試算する。

 会見では、買収の「仮想敵」と見られるグーグルについて、「検索サイトで、独占状態にある」と指摘。買収により利用者の選択肢を増やすとも説明した。

 「世界のすべての情報を検索可能にするのが使命」と豪語するグーグルを、MSは「卓越したライバル」(ビル・ゲイツ会長)と強く意識してきた。MSは、ネット広告の市場規模が07年の約400億ドルから10年には約800億ドルに倍増すると予想。新たな収益源にしようと、昨年、ネット広告会社アクアンティブを創業以来最大級の60億ドルで買収するなどの手を打ってきた。が、07年10~12月期決算はネット部門は増収となったものの、営業損益は2億ドルの赤字で不振は隠せない。



 一方、グーグルは成長の勢いこそ衰えてきたが、事業は堅調に伸びている。検索技術の力で広告媒体として「一人勝ち」の様相だ。拡大戦略でも積極的で、他社の買収など成長への布石を着々と打ってきた。

 ただ、MSがヤフーの買収に成功すれば、従来の競争環境が大きく変わる可能性がある。問題はヤフーが提案を受け入れるかどうか。1日に出したコメントでは「我々が求めていない提案」と不快感を抱いているかのような表現をし、慎重に検討する姿勢を示した。

 ヤフーは「MS嫌い」として知られる創業者の一人のジェリー・ヤン氏がCEOに復帰。昨年、MSの合併提案を断ったとされるのも、ヤン氏らのMSに対する警戒感が一因と見られる。だが、独自路線に展望が見えにくいのも事実だ。

 大株主は、投資ファンドのキャピタル・リサーチ・アンド・マネジメント(11.36%)やレッグ・メーソン(8.86%)、投資信託のグロウス・ファンド・オブ・アメリカ(4.88%)など。もう一人の創業者のデビッド・ファイロ氏も6%弱を保有している。

 1日のニューヨーク株式市場では、ヤフー株は一時、前日終値比で50%高を上回る水準まで急騰した。株主の間で再編期待が高まれば、ヤフーも買収提案を簡単に断るのは難しくなる。一方、マイクロソフト株は2%弱、グーグルは約8%の下落で始まった。

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最終更新日  2008年02月02日 21時34分11秒
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