夢追いランナー笑石人の部屋

夢追いランナー笑石人の部屋

'07 神宮外苑24時間チャレンジ


大会:「第2回神宮外苑24時間チャレンジ兼IAU公認24時間走記録会」
日時:12/22(土)9:00~23(日)9:00
天候:12/22雨時々曇り、12/23雨のち晴れ(夜間は雨、時より強い風)
気温:12/22(最低5.1最高8.7)スタート時:8.1、12/23(最低4.5)ゴール時:6.0
出走:登録男子18人中16人、登録女子5人、一般男子10人、一般女子3人
順位:登録男子2位
距離:231.317km


【大会情報】
国内の24時間走で唯一IAU公認の大会。
昨年は選考会だったが、今年は記録会という形に変わった。
言葉は少し変わったが、内容的には変わっていないので、この大会で現日本代表選手の記録を破れば次、もしくは次々回の世界選手権の代表選手候補になり得ることになる。陸連登録の部で参加する選手は真剣そのもの。
今年は一般の部ができたが、参加者が少ないため、陸連登録の部に押され硬い雰囲気のほうが強い印象だった。

[コース]
神宮外苑24時間チャレンジ・コース
明治神宮外苑聖徳記念絵画館円周歩道周回コース(1.326km)。日本陸上競技連盟公認。
絵画館西側歩道から時計の逆周りにスタートし延々と回る。途中の反転はなし。
[計測]
今年もRCチップでの計測。1時間毎の順位、距離がホワイトボードに張り出される。
[エイド]
ゼネラルエイドとして、サポーターの有無に関係なく誰でも利用可能。
飲み物、食べ物は何でもある。食事は飽きないよう、定期的に内容を変えてくれていた。
今回は雨で寒かったので温かい食べ物は大好評だった。


【コース上から見る風景】
[絵画館]
神宮外苑24時間チャレンジ02
平成2年10月、今上陛下ご即位の御大礼と、明治神宮鎮座70年祭奉祝の記念事業として絵画館にライトアップを施すようになった。これにより外苑の夜空に浮かぶ円屋根・石造・白亜の絵画館は見事な景観を示している。(写真は昨年のもの。)

[銀杏並木]
2006神宮外苑24時間チャレンジ
青山通り口から外苑中央広場円周道路に至る街路樹として植栽された銀杏並木の美しさは、世界的に知られているところです。
昨年は銀杏がたいへん綺麗で撮影をする観光客でコースが塞がれることもあったが、今年は半分以上が散ってしまっていた。(写真は昨年のもの。)


【下馬評】
参加者の過去の記録から見ると、上位は、258km、243km、231kmの3人が秀でていて、残りで200kmを超えているのは、220km、214km、213km、210km、208km、203km、201kmと続く。
この数値だけ見ると、私は5位であるがどんぐりの背くらべの中にいる。


【目標】
220kmを超えること。
しかし、目標値をギリギリで超えられないことが多いので、最終的に230km超を狙うことにした。


【ペース設定】
サポーターをつけないので補給時間のロスタイムを考慮し、前半はキロ6分を切るペースで、後半は6分弱で押す。


【作戦】
できるだけ休憩時間を少なくして距離を稼ぐ。
エイドは給水以外はできるだけ立ち寄らず、自前の補給物資を取って走りながら食べロスタイムを少なくする。
補給食に飽きる後半や温かいものが欲しくなったら、エイドで軽食を取る。その際、食べるのに時間が掛かるものは食べ歩き。
全ラップを取ることでモチベーション維持に役立てる!?全ラップを取れるスポーツウォッチを購入しておいた。


【装備】
・シューズ:NB・RT800
・ソックス:シルク入り5本指ソックス
・タイツ:CW-Xプロ・ロング
・インナーパンツ:CW-Xメンズ・アンダー・スポーツショーツ(メッシュ)
・インナーシャツ:X-FITオールシーズン・ロングスリーブ
・ZIP長袖シャツ:NB・ジップシャツ
・バンダナ
・ウェストポーチ:NBボトルケース(中身:サプリ、薬、軽食など)
・グローブ:FS・オールウェザーグローブ(防風・撥水)


【雨対策】
・ビニールポンチョ(厚手)
・ビニールポンチョ(薄手)
・防水キャップ(GORE-TEX製)
・ビニール手袋(通常のグローブの上に被せるもの)
・レインスーツ(上下GORE-TEX製:走れなくなり歩き続ける際に着る防寒を兼ねた非常用)


【定期補給】
・エネルギーGEL:パワーGEL
・アミノ酸&エネルギー:アミノバイタル・スポーツキューブ
・喉飴:はちみつ金柑喉飴
・一口パン


【薬】
・胃薬:ガスター10
・下痢止め薬:ストッパ
・痛み止め:ロキソニン
・風邪薬
・鼻炎止薬


【エイド】
食べ物、飲み物はなんでもあり足りないものはなかった。
今回はできるだけ胃腸に負担が掛からないよう、炭酸飲料(コーラ)は飲まなかった。
摂った飲み物はクエン酸飲料(メダリスト)とCCレモン(微炭酸)、ミルク入りコーヒー。


【準備】
受付を済ませ、仮眠&休憩所テントで準備を済ませ荷物を置く。でも、今回は参加者が多いので邪魔にならぬようテントの角の上にぶら下げておいた。
用意してきた補給食や飲料水、薬、雨具などはナンバー順に仕切られたテーブル上に雨を想定しソフトクーラーボックスに入れて置いた。
しかし、雨が酷くなったらファスナーのところから若干浸水していた。
今後は大きめの丈夫なビニール袋に入れて置くことにしよう。


【スタート直前】
多くの知り合いの走友と歓談しながらスタートを待つ。
緊張しつつもリラックスすることを心がける。
スタート地点でスタート5分前に最終点呼があり、それが終わるとすぐにスタート!


【ラップ】

周回数

距離

スプリット

平均周回ラップ

ペース(/km)

給水

トイレ

補給

所感

5 6.630 0:34:39 06:56 05:14 オーバーペース
10 13.260 1:09:44 07:01 05:17 オーバーペース
15 19.890 1:44:52 07:02 05:18

○

GEL オーバーペース
20 26.520 2:21:20 07:18 05:30

●

オーバーペース
25 33.150 2:57:18 07:12 05:25 オーバーペース
30 39.780 3:34:48 07:30 05:39

○

キューブ
35 46.410 4:12:20 07:30 05:40
40 53.040 4:49:07 07:21 05:33 オーバーペース
45 59.670 5:26:19 07:26 05:37

○

●

スパゲッティ 疲労感が出てくる。
50 66.300 6:04:19 07:36 05:44
55 72.930 6:42:04 07:33 05:42
60 79.560 7:21:43 07:56 05:59

○

●

キューブ 股関節痛が始まる。
65 86.190 8:00:37 07:47 05:52
70 92.820 8:38:38 07:36 05:44 GEL 軽い低血糖症。GEL摂取で収まる。
75 99.450 9:18:07 07:54 05:57 雨が本降り化。ポンチョ着用
80 106.080 9:58:47 08:08 06:08

○

●

喉飴(以降随時) 100kmサブ10に喜ぶ。
85 112.710 10:37:12 07:41 05:48
90 119.340 11:17:15 08:01 06:02 チョコ
95 125.970 11:57:53 08:08 06:08 胃痛が始まる。胃薬投薬
100 132.600 12:43:06 09:03 06:49

○

●

スープスパゲッティ
105 139.230 13:24:50 08:21 06:18 前半のオーバーペースによるツケがでてきた。ペースを戻せない 
110 145.860 14:12:01 09:26 07:07

○

キューブ 風邪、下痢の症状が出る。風邪薬、下痢止め薬投薬
115 152.490 15:09:47 11:33 08:43

●

GEL
120 159.120 15:54:30 08:57 06:45
125 165.750 16:41:30 09:24 07:05

○

チョコ、リンゴ2切 股関節痛、胃痛が酷くなる、胃薬&痛み止め投薬
130 172.380 17:29:24 09:35 07:13

●

135 179.010 18:19:36 10:02 07:34

○

風邪の症状が悪化。風邪薬投薬
140 185.640 19:21:24 12:22 09:19

●

キューブ 靴の中の枝や小砂利を除去。ワーストラップ
145 192.270 20:15:36 10:50 08:10 眠けと低血糖症でふらつく。走友に引っ張ってもらう
150 198.900 20:59:21 08:45 06:36

○

●

1口おにぎり1個 喉飴とおにぎりで復活。ロングスパート開始。
155 205.530 21:37:24 07:37 05:44
160 212.160 22:13:32 07:14 05:27
165 218.790 22:52:04 07:42 05:49

○

1口おにぎり2個 パワー不足なので走りながらおにぎりを摂る。
170 225.420 23:29:47 07:33 05:41
174.4472 231.317 24:00:00 06:48 05:07 ベストラップ

※GELはパワーGEL、キューブはアミノバイタル・スポーツキューブ


【前半(9:00~17:00)】
元気よく走り出した若手有力選手たち、また、今年のスパルタスロンの女性優勝者のS本さんに引っ張られキロ5分弱のハイペースで走ってしまった。

少しペースを落としたら周回遅れにされたS本さんが、私の背後にピタリと着いたのでなんだか落とせなくなってしまった。
え~い、しばらくこのまま行っちゃえ~っ!

2~3時間くらい走っただろうか、雨がポツポツと落ちてきた。
なんだよ、早すぎじゃん!だんだん体が湿っぽくなってきて、準備の早い人はポンチョを被りだした。
でも、空を見るとまだ雲がマダラなので一時的な雨と判断し、そのまま走り続けた。
予想は的中し、明るいうちは雨が降ったり止んだりを繰り返し、濡れることはなかった。

フルを過ぎるあたりからだんだん足が重く感じてきた。
少しペースを落とし、当初予定していたくらいのペース維持を心がける。

気持ち的にはまだまだ元気だったので、途中、同じくらいのペースで走っていた、O橋さん、N村さんや、抜く際にY田さん、S藤さん他、多くの人とお喋りをして気を紛らわしていた。

そのころだっただろうか、MY☆STARの若手エリートランナーのN村くんが急に大失速。どうしたの?と聞くが応えられないくらいキツそうな表情だ。
きっと体調が悪かったのだろう。インフルエンザやノロウィルスが流行っているからもしかしたらそのせいかもしれない。

中には流行にのってしまい、出走すらできなかった人もいるようだ。
走れたことに感謝。


【中盤(17:00~翌1:00)】
夕方以降は本降りの雨となった。もう止むことはないだろう。
完全に濡れる前にポンチョと完全防水の帽子を被って雨に備えた。

しかし、このポンチョ、厚手のビニール製なのでガサガサと非常にうるさい。
抜く際に何だ?と振り向く人がいるので「お騒がせします!」と丁重に謝った。

でも、このポンチョはとても大きく膝まで隠れるので大腿は濡れずに済み、低体温になる心配は少ない。手もポンチョ内に隠せるのでずぶ濡れにもならない。
うるさいけどとても助かる。

だんだんペースが乱れてきたが、それまでの貯金のおかげで100kmサブ10、12時間で125km超と、ここまでの形としては良いペースとなっている。
距離や時間の貯金=体力の借金とはよくいったものだ。

深夜になるにつれ、胃、股関節、腰、アキレス腱、足首、足先とだんだん痛む箇所が増えてきた。

寒さと共にトイレの回数が増えてきてとうとう切れた。前半のオーバーペースのツケだ。すっかりペースダウンし貯金を食いつぶしに掛かるる。

でも、ここで悪あがきをしてペースを戻したとしても、まだまだ先は長く完全に潰れるのがオチだ。これ以上ペースが落ちないよう疲労しないペースで耐えるしかない。


【後半(1:00~9:00)】
深夜以降は風雨が強くなってきた。
街路樹がなく風が抜ける南端の噴水の前では、横ビンタを食らったかように雨が顔に当たり、体感気温が一気に下がる。

さらに先へ進むと今度は向かい風だ。ポンチョが凧のように風をうけてスピードが落ちる。
こんなときに歩いたら最後…。一気に体温が下がり二度と走れなくなる。
スパルタスロンの時がそうだった。

走っていてもペースが遅いため体温が上がらない。足先も冷たさで感覚が麻痺している。
辛いが皆同じだ!って言い聞かせ踏ん張り続けた。

しかし、いくら走っても他のランナーを抜く機会が激減し、たまに早いランナーに抜かれるばかり。

もしや?とエイド隣のテントに目を向けると選手とサポーターでいっぱい。
ストーブで暖をとっている。

「休めば?」悪魔(もう一人の自分)がささやく。「見なかったことにしよう!休んだらもっと辛くなるよ!」天使が手を引っ張る。

そうだ、テントに戻る時はレースを捨てる時だけと決めて防寒着はテントに置いてきたのだ。絶対にテントには入らないぞ!

しかし、気合とは裏腹に寒さからか風邪の症状が酷くなってきたし、お腹がギュルギュルと下痢っぽい。
ペースをさらに落とさざるを得なかったが、鼻炎薬と下痢止めの薬を飲んだ効果が出てきてなんとか走り続けることができた。

あまりにもペースダウンが激しいので、他の選手のサポーターが心配して声を掛けてくれる。あ~っ、いつもの弱い私に戻ってしまった。
やっぱり誰かにサポーターをお願いすれば良かったかな?

すっかり意気消沈するも、エイドで温かい食べ物や飲み物を戴いて体の中から暖めようと試みる。
しかし、効果は半周くらいか?

体の冷えが進むにつれ、股関節や胃の痛みが酷くなってきた。
再び、胃薬と痛み止めの薬を飲む。

痛みが収まるまでさらにペースを落とすが、そうすると今度は体が冷えて風邪の症状が酷くなる。
今度は風邪薬と鼻炎薬を飲む。

鼻水が出るせいで呼吸がしづらく、何度も鼻をこすったせいで鼻の下がヒリヒリする。

多少薬が効いてきて鼻水が止まってきたら睡魔に襲われてきた。
いつの間にか千鳥足になっていて転びそうになったり。

そんなことをしているうちに靴の中に枝が入り指の間に刺さるような位置で止まってしまった。
ここで初めて座って靴を脱いで靴の中の異物を取り除いた。

その間に何人ものランナーに抜かれたが、そんなことは関係ない。
今まで一度も順位チェックはしていないし!

ようやく足裏の痛みから解放されたら安心感と疲れから再び睡魔に襲われた。
今度の波は大きかった。
垣根やフェンスに当たって目が覚めたり、水溜りに足を突っ込んで目が覚めたり、かなりふらついていたようだ。

突然、後ろから大きな声で「大丈夫!?眠いの?」と言われ目が覚めた。
大きな声の主は、私が初めて200km超の大会を完走したときの恩人でさくら道でも途中一緒に走ったS藤さんだ。

それまでコースでは何度も抜かれていたのに、しばらく抜かれないから心配していたと言う。
しばらく、しゃべりながら並走させてもらうことにした。

何を喋っていたかよく覚えていないが、他のランナーのことや過去の大会のことだったと思う。
お喋りしているうちにだんだんと意識がはっきりしてきた。

さらには、始発電車に乗って応援に駆けつけた走友が応援してくれた。
参加しているいないにかかわらず走友の存在は本当にありがく心強いものだ。

また、コース上にはフラフラしながらも頑張って走り続けている人もいる。
そんな姿を見ているだけでも気持ちが伝わってくる。だんだん高揚してきた。

補給のタイミングでS藤さんと別れ、また一人で走る。でも今度は完全に目が覚めたので大丈夫。

しかし、ボーッとしている間にかかなり時間が過ぎていた。
気がつけば、残り3時間半を切っていた。今のペースからゴール時の距離を割りだしてみる。まずい!このままでは目標の220km超がギリギリだ。

ロングスパートをやるしかないな!実は昨年の48時間走でも残り4時間はペースを戻してさらに残り2時間はペースアップしてゴールした実績がある。

24時間走だし、散々のんびり走ったんだから足はまだ残っているはず。
しかし、3時間以上のロングスパートをするとなるとガス欠が怖い。
まずはエイドに立ち寄り温かいおにぎりをその場で一気に食べ、飲み物で流し込んだ。

これで2時間くらいは持つかな?いきなりガツンとペースアップすると体が壊れてしまうので、徐々にペースアップ開始。

はじめは下半身のあちこちの痛みでまともに走れていなかったが、だんだんとリズムやバランスが良くなり、ペースが上がっていく。
昨年の48時間走のときもそうだった。終わりが見えてくると頑張れるのは不思議なものだ。

コース上には傘をさし2人並んで歩いている選手もいるので、抜くのが大変だ。そのたびに実質4人分の幅を逃げるのでそのときに股関節に痛みが走る。
出来れば並んで欲しくないものだ。

ついに、キロ6分を切り、キロ5分半くらいにまでペースを上げることが出来た。これ以上あげるとゴール時間まで持たないので、このペースを守る。

ここで、初めてトップを走っているSくんを抜くことが出来た。
抜いた瞬間、バンザイをしておどけて見せた。こんなこと滅多に味わえないもんね!

彼はすでに何十周も私を抜いているので最初は、驚いた表情だったが笑って見送ってくれた。2~3周抜かれてもまったく影響ないし!

また、私に多大な影響を与えてきたMY☆STARの面々も再び登場。激励を受けさらに走りに力が入る。

Y田さんやS藤さんを抜くたびに、今、一番いい走りをしているとか、一番早く走っているとか、俺も頑張るとか言ってくれる。この年齢になっても褒められるのは嬉しいし、お互い頑張る姿を見ると相乗効果が出て、より頑張れるから不思議だ。一時的でも痛みさえ忘れる。

だんだん応援者が増えてきて声を掛けてくれるが、眼鏡が雨粒と汚れた空気のせいでよく見えなくて、誰だか分からない。でも、昨年一緒に応援する側だったO沼さんはすぐに分かった。一度帰宅し、再び仕事前に駆けつけてくれた。

同じく雨だった甲州夢街道を思い出す。あの時もO沼さんが応援に駆けつけてくれ、ロングスパートが成功したのだった。

なんとなく最後まで頑張れる気がしてきた。しかし、重い体をここまでのペースで引っ張るのはエネルギー消費が激しいようだ。残りあと2時間を切ったところで低血糖の症状がでてきた。

喉飴で急場はしのげるが、最後まで持つか不安だったのでエイドに寄りおにぎりを頬張った。さらにもう一つ戴くがこちらはテイクアウト。食べている時間がもったいないので走りながら食べた。

そして、ついにあと一時間を切る。みんなも続々とペースを上げている。
女将さんの応援にやっと気づくことができた。途中でいなくなったのは分かっていたけどいつの間に戻ってきたのだろう。とても嬉しい。

「230を狙おう!」MY☆STARの隊長が真剣に言ってきた。ペースを維持すれば行けるハズだが、ギリギリではイヤだ。失敗しているほうが多いから…。

残り30分でさらにペースアップ。かなり苦しくなってきた。
ラップを見るとい1周を約7分前後(キロ5分10秒後半)。最後まで持つのか!?苦しいが、スタッフからの応援も凄くなってきたのであとにはひけない。

まさにクライマックスだ。選手、サポーター、スタッフ、応援者が一体になっている気がした。

残りあと10分を切ったところで、あと1周だ!と声が掛かった。木片を受け取ったが、今のペースなら絶対大丈夫!またエイドに戻ってくぞ!

木片を握り締め本当のラストスパート!1周6分50秒(キロ5分9秒)最後の周がベストラップだった。

残り3分を切った。中途半端な時間だけど全力で走った。
ピーッと笛が鳴り木片を後ろに落とした。長い戦いが終わった。


【表彰】
参加人数は少ないけど、ちゃんと表彰があります。参加人数や年によって内容は異なるようです。
今年は登録男子は6位まで、登録女子は3位まで、一般は?へ副賞(Tシャツ)が貰えました。
その他に下記の賞がありました。
"関家賞"(男子230km以上の優勝者(金一萬円?))
"稲垣賞"(女子210km以上の優勝者(金一萬円?))
"特別賞"(160km以上の走破者で前半12時間と後半12時間の走行距離差の一番少なかった者(今回は上下ジャージ))

今回は、昨年の準優勝者だったTさんがドタキャン、若い有力選手たちは体調不良でリタイヤ、同レベルの選手達は悪コンディションに負けたため、棚ボタの2位入賞となった。
また、後半のロングスパートで巻き返したため、特別賞も頂けた。
でも、ジャージサイズがXLなので、Sサイズの私に着る事はできない…。(爆)


【世界への壁】
周囲から24時間走の日本代表に一歩近づいたと言われた。しかし、冷静に考えてみると、現在の日本代表選手たちの記録を破る必要がある。現在では、245km以上といった付近だ。

自分の今回の記録よりさらに約15kmも先の距離だ。現在の距離をゴール1時間半前に走破していなければならない計算だ。
ため息が出てしまう。

今までは、その壁が見えもしない位置にいたので夢見てきただけだったが、その壁に近づいたらその厳しい条件をリアルに感じるようになった。


【ダメージ】
大会直後は、脳内モルヒネが出ていたのでなんとかなりましたが、その後、だんだん冷静になってきたら、あちこちの痛みが酷くなってきました。

胃、腰、股関節、大腿の前後、膝、アキレス腱、足首、足の指。
まともになんて歩けません。

翌日には、筋肉痛がさらに酷くなり、階段の昇り降りはお尻で!
これほどまで酷いのは初めて。きっとロングスパートが原因でしょう。

しかし、この日をピークにだんだん痛みは消え、一週間後には走れそうなほどまで回復しました。(忙しくて走ってはいませんが)


【総括】
大会の雰囲気や周囲のペースに乗ってしまい当初考えていたペースで走れなかった。そのため、中盤から後半にかけてペースがガタ落ち。
作成してきたペース表はぜんぜん役に立たず、補給のタイミングが量も適当になってしまった。

ロングスパートで帳尻を合わせることはできたものの、今後のレースマネジメントに課題を残した。
逆に言えば、レースマネジメントがしっかりしてサポーターもつければもっといい記録が出るかもしれない。

タラレバ話なら世界でも行けそうだ。(爆)
もうしばらく、いい夢を見ながら走ることにしよう。


【お礼】
昨年ボランティアスタッフとして大会に係わり、スタッフの大変さが良くわかった。今年は、参加者が倍増したので、休む暇はなかったと思う。
特にサポーターをつけなかった私にとって、ゼネラルエイドは心身ともに助けられた。

また、今回の大会では、選手、サポーター、応援者の半分以上が顔見知りで激励してもらえました。

彼らからの激励のおかげで頑張ることができたと思います。
本当にありがとうございました!

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