アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手が2時間21分37秒の大会新記録で
東京国際女子マラソンを制し、北京五輪の代表を決定的にしました。
一度も後ろを振り向かず、顔をゆがめるコトもない圧倒的なレースでしたが
「みんなの調子がいいと聞いていて、すごく怖かった。
2年前から故障で失敗ばかりだったので、とにかく怖かった」
とレース後にコメントしています。
ホントに凄い選手だと思います。
強い選手だと思います。
オリンピックで優勝しているのに、ちゃんと自分を分析し、
怖さや不安を感じている。
だから勘違いせずに、ハードな練習に耐えられるんだと思います。
先日、雑誌「ナンバー」で彼女がこんなコメントをしていました。
「マラソンは麻薬みたいなモンなんです。
練習はつらくて、しんどくて、レース前になると不安になって逃げ出したくなるんだけど、
あのゴールする瞬間の喜びを味わうと、やめられないんです。」
麻薬という例えが適切かどうかは別にして、
その気持ちは、すごく理解できます。
毎日毎日、つらい練習の積み重ね。
ギリギリの競争を強いられ、肉体的にも精神的にも追い込まれていく。
それでも輝く瞬間を一度でも体験してしまうと、そこから離れられないんです。
2年半、故障のせいでレースから離れていた彼女は
なんども自問自答したと思います。
それでも、トップでゴールする瞬間をイメージすると辞めれなかったんだと思います。
「過去のどのレースよりも嬉しく感じた」
彼女のコメントから、苦しんだ分だけ何倍にもなって帰ってきた
嬉しさが伝わってきました。
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