「野球界のためと思えば、わかりやすく日の丸を背負える。
プロ、アマを含めて日本野球界のためにやろう。
今まで自分のためにやっていたことが多いと思う。
でも、今回ぐらいは人のために、自分以外のためにやっていいんじゃないか」
日本代表、宮本主将がミーティングで話したコトバです。
各チームの主力選手、個性のあるメンバーがこのコトバでひとつになりました。
シーズンオフでコンディションを整えるのが難しいこと、
完全アウェーでグランド状況の悪さ、
審判レベルの低さによる誤審、
あらゆる悪条件があったにも係わらず、彼らは一切の言い訳をせず
見事に北京オリンピックの出場権を獲得しました。
期待されながら結果を出せないスポーツが多い中、
あれだけのプレッシャーを背負いながら、それらを真正面から受け止め
見事に跳ね返した姿は本当に感動しました。
「試合を楽しむ」そんなコトバをよく聞きますが
今回の日本代表は「金メダル以外要らない」と悲壮感まで漂わせ
自らを追い込んでいきました。
ファッションやパフォーマンスで注目されるんじゃなく
グランドで結果を出す。
そんな当たり前の姿、プロとしての姿勢に日本人として嬉しく思いました。
あれだけの一流選手がヘッドスライディングする姿、
あれだけの一流選手が打者を抑えるたびに叫ぶ雄たけび、
ベンチにいる選手も、監督もコーチも一球に感情を表す姿、
一流のプライドとは何かを、感じることが出来ました。
小学校、中学校、高校、大学、社会人、プロ野球
日本で最も競技人口の多いスポーツの中で競争を勝ち抜いてきたアスリートの
凄さ、プライド、意地、姿勢、コトバ、
本物だからこそ、見るものを感動させるんだと思います。
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