「叱るときは肉親のつもりで、褒めるときは肩書で」
お好み焼きチェーンの千房、中井社長のコトバです。
中井社長は叱るときは部下の親か兄のつもりで叱り、場合によっては
「いいか、おまえの親の代わりでいうぞ!」と前置きしてからカミナリを落とすそうです。
「こいつには何とかわかってほしい」「よくなってほしい」という肉親同様の気持ちが
ベースです。ですから、きつくいえばいうほど迫力が出るといいます。
一方、「ようやったな。できるやんか!」と褒めるときは「千房社長」という肩書で
褒めるそうです。
肉親のような親身な思いからガツンとやられれば、叱られるほうも、
どこかで「ありがたいな」と感じるはず。
でも、上司という公的な立場から叱られれば、逃げ場がなく辛いばかり。
逆に「社長」から褒められれば、こんなに嬉しいことはないというのが
理由だそうです。
昨日、関東の酒蔵さんが大阪に来てくださったので、
プレジデント千房に行きました。
この千房は鉄板焼スタイルで担当者が付いてサービスしてくれるお店です。
私たちの担当に付いてくれたのは23歳の女の子でした。
中学を卒業後、訳あって定時制の高校に通いその後料理学校を出て
千房に入社したそうです。
一生懸命に働く姿に思わず「仕事楽しい?」と聞くと
とても楽しいですと満面の笑顔で答えてくれました。
私たちが行ったお店では8~10席ごとのカウンターごとに担当者がつくんですが、
それぞれの持場は1番手、2番手、3番手と順番があるそうです。
彼女はいつも2番手のボジションらしいのですが、昨日は1番手のポジションを
はじめて任せてもらったそうです。
1番手のポジションで仕事をしていることを誇りに思う気持ちが
彼女の表情から伝わってきて、コチラもなんだか嬉しくなりました。
中でも彼女のコトバで印象的だったのがこんなコトバでした。
「最初は、女性が焼いてることで不安に思ったり、からかったりするお客さんもいて
嫌な気持ちになることが多かったです。
でもその時、先輩にこう言われました。
カウンターの向こうにいるお客さんは自分の鏡。
不安に仕事をしてたり、嫌だなと思って仕事をしていると
同じようにお客さんが接してくる。
あなたが活き活きと仕事をしていると、いいお客さんでいっぱいになる。
とても厳しい先輩でしたが、とてもありがたいと思っていました。」
中井社長が叱るときは自分の親か兄弟のつもりでというコトバを
働くスタッフたちが実践している・・。
もちろん料理も美味しかったですが、とてもイイ時間を過ごさせてもらいました。
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