Day2
[Day2 1月3日（火）]時差ボケのせいで午前4時に目覚めてしまう。
仕方ないので、何件かメールを打ち、そして日記を書いて午前5時にもう一度寝た。
今日はドゥオモから。
「最後の晩餐」はミラノ行きが決まった時点で予約の電話をしたんですが、次の週まで空きがないとのことで、今回は最初から予定には組み込みませんでした。
9時にはドゥオモに行こうと計画し、7時過ぎには起床して7時半すぎには朝食へ。
みるとそこには日本人ばっかり。こんなに宿泊してたんだ・・・
朝食バイキングだったのだが、各種のハムがめちゃうまで、のんびり味わってたらずいぶん時間が経ってた＾＾；
ふと周りを見ると、日本人ばっかりだったはずなのに、そうでない人のほうが多くなっていた。
日本人は活動開始が早いんだね。納得。
部屋に戻って出かける支度をし、チェックアウト後大きな荷物はホテルに預かってもらっていざミラノ市内へ。
ホテルを出た時にはなんと9時40分になってた・・・のんびりしすぎた＞＜
ひとまず中央駅（最寄）に向かい地下鉄に乗る。自販で切符の買い方がわからず、見よう見マネで買ったら1.15ユーロ。
おかしい。1ユーロでいいはず・・・
小銭のなかった友人は有人の売店で切符を買った。1ユーロ。やっぱりな。
20円あまりだ、我慢我慢・・・これも勉強だ。
地下鉄に乗ってドゥオモの駅で降りる。
人並みに乗って歩けばばっちりドゥオモ前に到着。
う～ん、工事中(爆）
長いことあちこち工事しているようだが、只今正面玄関全体にシートがかかってました。
とりあえず中には入れるので行ってみた。しかし、世界中どこもテロの厳戒態勢なんですね。
当然手荷物チェックあり、場合によってはボディチェックありのようでした。
中に入ると・・・圧巻。
大きさ、彫刻やステンドグラスの美しさ、歴史の重みある風格、そしてスピリチュアルな空気。
信者でない私でさえひざまずいて十字を切りたい気分になる。やらなかったけど。
ちょうどクリスマスの直後だったので、クリスマス用の飾りなどもありました。
祭壇の中央最前列には飼い葉桶に生まれたばかりのイエスキリスト、その頭上には星のイルミネーション。
友人とふたり、しばらく椅子に座って浸っていました。
さて、ドゥオモと言えば屋上。エレベーターでも行けるんですが、やっぱ歩いていく醍醐味を味わうべく階段入口へ。
切符売りのおっちゃん、相当日本人観光客に慣れてる（？）らしく、通る日本人ひとりひとりにいたずらしてたｗ
ちなみに私はお金を出して、チケットを受け取ろうとした瞬間引っ込められました。ぐぬぬ。
結構登るものなのかと思いきや、意外とあっさり屋上に出ました。
以前登ったセビリアのカテドラルの塔やジュネーブのサン・ピエール大聖堂の塔の方が大変だった・・・
正確には屋根の上。しかし、ここは危険地帯！雪が降ったあと溶けて凍結してた！
みんなが通る通路はいいんですが、細いのですれ違うにはちょっと傾斜のある屋根に踏み出さねばならない。
そこが凍結。傾斜があって凍結。そりゃみんな転ぶっつー話です。
思いっきり骨盤打ってましたね・・・かわいそうに。
さて細い通路を通ってやっと屋上へ。
屋上は本当に屋上。屋根の上でした。少しですが雪が溶け残っていたこともあり、半分から奥は閉鎖。
う～ん、今日は見通しは悪いです＾＾；
ドゥオモ前の広場に目をやると、来た時はまばらだったのに人がいっぱい！
そこに仮設のスケートリンクもあったんですが、私がのぞいた時にはたった一人しか滑ってなかったのに、
今じゃ、いも洗い状態・・・ヨーロッパの皆さんは始動が遅いのね、と改めて実感。
さてさて、のんびりしてたらドゥオモだけで2時間も滞在しちゃったよ！今日は時間がないので先を急ぎます。
ひとまずドゥオモを出て、すぐとなりのラ・リナシェンテへ。
なぜってトイレを借りるため(爆) お買い物もいいんだけどねぇ～
お金と時間がないので、今回はパスです。
となれば当然ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世もパス。
知人の教えてもらったレストランのランチを目指して移動です。
最初はトラムでも利用して近くまで行こうかとも思っていたのですが、ドゥオモの屋上からスフォルチェスコ城に向かう通りににぎわう市場を発見。われわれ、こういうところ大好きなんですｗ
歩いて目的地に向かうことにし、市場へGO!
そこはクリスマスマーケットやらおみやげものやら香辛料にチーズやハムなど何でもあり。
見てるだけで楽しくなっちゃう。
で、その中のドライフルーツ屋さんでミックスドライフルーツを購入。
イタリア語は全くわかりませんが、身振りでこのくらいくれ！って言えばわかるもんですな。
それにしてもおじちゃんは仏頂面でしたなぁ・・・そんなもんなのか？
さらに栗を買って、食べてみる。日本の天津甘栗とは味が違う。そしてでかい。これはこれでうまい。
さて、本当はスフォルチェスコ城の中も通ってみたいところだったが、この時点ですでに時刻は午後1時。あまりにも時間がない。
そう、我々のメインはスイスであって、ミラノではない。
よってミラノに時間をかける日程にしていないのだ！
ってなわけで、お城は横を通り過ぎ、教えてもらったレストランのある通りへ。
これまた高級住宅街の様相で、人通りもまばら。
看板に気をつけつつ歩く。歩く。歩く。・・・あれ？ないよ？通り過ぎたか？
来た道を戻る・・・やはり見つからない。おかしいな～通りが違ったか？
仕方ないので通りがかりのケーキ屋さんでプチケーキやチョコレートトリュフを買う。この時も店員の姉さんにイタリア語でなにやら話しかけられたがさっぱりわからない。
そんな私達を見ていたバリスタの兄さんが姉さんに何やら話しかける。
すると姉さん、われわれに紙袋を見せてなにやら聞いた。
どうやらテイクアウトかイートインかをずっと聞いていたらしいｗ
すまんねぇ～ やる気なくてｗ
さて、レストランでランチの目的を果たせなかった我々、これまた教えてもらっていたナヴィリオの運河の方へ行きました。
ここは小さな店舗やバールがいくつも並んでいるところだと聞いていたので。
トラムや地下鉄、バスを使うには少々乗り継ぎが不便だったことと時間もなかったのでタクシーで移動。5分ほどで着いたそこは・・・がーん、全店舗閉まってる＿|￣|○
ミレナリオの本場らしいが、真昼間にイルミネーションが輝くわけもなく・・・ぐるっと歩いて観光終了ｗ
あとは最後の目的地、モンテナポレオーネ通り方面へ。
ミラノで唯一友人が行きたかった店フェリージへ行くためです。
再びタクシーに乗って（この乗り場は見つけにくかった＞＜）移動したのですが・・・
フェリージは改装のため1月8日までお休みだそうな。残念。
立ち去ろうとする私達に作業中のお兄さんが中から待って待ってと声をかける。
扉を開けてくれて出てきたのはマネージャーっぽい女性。
日本語で改装中であることや、クレジットカードはまだ使えないが、夕方からならちょっと店を開けられることなど説明してくれた。
流暢な日本語だ。日本人の顧客が多いってことよね。
残念ながらその時間には我々は電車に乗らねばならないため、丁重にお断りしました。
今回ご縁がなかったということで。
お腹もすいたし、今度こそ野望を達成してやる！と意気込んで向かったのはフォーシーズンズホテル。
ラウンジでお茶だ！お茶っ！セレブを気取ってアフタヌーンティーだっ!
（※この言葉遣いの時点でセレブではない・・・）
入口のにこやかなベルボーイのおじさん、片言の日本語でわれわれに話しかけ、終いにゃ「You are beautiful.」
あまぁ～～いっ！イタリア人男性は女性に甘い言葉をかけまくると聞いていたが、ホントに甘い。
にっこり微笑んでホテルへ。
入ってすぐにあるラウンジの中でもふかふかしてそうなソファに座る。
う～、よく歩いた！朝ホテルを出てからドゥオモの中で少し座ってた以外はずっと歩いていた。
私はシャーベット盛り合わせとコーヒー、友人はプチケーキ4種セットと紅茶をそれぞれオーダー。
このあとは電車に間に合うようにホテルに戻るだけだったので、１時間半くらいかけてのんびりお茶できました。
とってもおいしゅうございますわ♪
お隣には本物のセレブ様。
3～4人は座れるであろう長いソファの真ん中にひとりでゆったりと腰かけ、優雅にランチを召し上がっていらっしゃいました。
ベロア地のお帽子も素敵だこと。う～ん、非日常。
ふと見ると、沢山のブランドショップの紙袋をポーターさんに持ってもらってお部屋へと戻っていく日本人のお嬢様方3人集。
お金をためてミラノにショッピング！って感じ。ここにも正しき（？）日本人の姿ありｗ
のんびりしすぎか、若干電車の時刻ギリギリで焦る。
地下鉄に乗って中央駅まで戻り、ホテルで荷物をピックアップして再び中央駅へ。
切符は買ってあるし、乗る電車はわかっている。あとはホームを探すのみ。
それにしてもでかい駅だ・・・
ホームが沢山あるのは東京駅なんかと変わらないけど、駅舎がでかく、天井が高いから広く見える。
わりとスムーズにホームを見つけた。一度荷物を載せ、友人が飲み物を買って戻ってきた時には出発だった。
セーフッ！
改札のない国。またしても検札の仕方がわからなくてそのまま乗っちゃったので、車掌さんが来るまでドキドキ。
やってきた車掌さんはチケットを見て、不足分の13ユーロ（なぜ不足なのかは不明・・・）を徴収、で、検札終了。ホッ。
さらに1時間くらいしたころ国境付近を通過。
今度はイミグレーションのため、2人のお兄さんがやってきた。
パスポートにルーペをあてて確認。日本のパスポートはよく偽造されるらしいから特に入念なのかな。
セーター着て、結構ラフな格好してるけど腰には拳銃。うーん、このギャップがなんとも言えない。
あ！入国のスタンプ押してもらうの忘れたっ！！！
スイスの入国って一度も押してもらったことないよ・・・（涙）
さようなら、イタリア。ミラノはいつかリベンジだっ！
国境を越えて、最初の駅ブリークで電車を乗り換え、目的地ツェルマットへ。
すっかり日も暮れてしましました。
駅からは電気自動車のタクシーに乗って指定されたアパートメントに到着です。
そこで今回もお世話になるSAC（Swiss Alps Consulting)の方とお会いし、アパートメントの鍵を受け取って到着！！
う～ん、長い1日が終わったぁ～！
最初は明日からスキーに行こうと思っていたのですが、年末からの慌しさと飛行機中＆ミラノでの睡眠不足もあるので、明日は無理せずのんびり起きて、ちょっと山へお散歩に行く程度にすることにしました。
ってことで、おやすみなさ～い♪
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