Day1

[Day1] 8月8日(火)

海外旅行も何度かするうちに、さすがに旅の準備にも慣れてくる。
事前に出来る事は極力事前に、荷物も空港まで宅配で送れるように準備した。情報収集のためにインターネットも結構使ったし。
気になるのは換金レート。
今回はイギリス、フランス、スイスを廻ろうと思っているので、イギリスポンド、ユーロ、スイスフランが必要なのだが、いずれも円安が続いている。
厳しいなぁ・・・ま、仕方ないけど。

平日朝8時過ぎの地下鉄は、通勤時間のため乗客が多い。
走り始めて5分、2つ目の駅でしばしの停車。
「この先の○○駅で緊急停止ボタンが作動したため、只今確認中です。今しばらくお待ちください。」
・・・おっと、いきなりの予定外。
こりゃ乗り継ぎ駅で予定の電車に乗れないな・・・余裕あるから次ので間に合うか・・などと考えていた。
都心からどんどん離れていくに従い、徐々に乗客も減ってくる。
もうすぐ乗換駅だな・・と思ったとき、またもや緊急停車。
ある駅についてドアが開くと同時に、どかどかと駅員さんや警察官が乗り込み、なにやらチェックしている。
なんかあったのかな・・・?と思っていると、一人の駅員さんが、「先程電車内に何かを撒き散らしたとの情報が入りましたが、大丈夫ですか?」と聞いている。
うほっ!なんちゅーこっちゃ!出だしからこんなんですか!
結局、誤報(いたずら?)だったようで、何事もなかったらしく、5分ほどの停車で再び動き出しましたが。
今回、いつものように何事もなくというわけにはいかないかも、気をつけよう・・・と、ホントにそうなるとは思わずに、考えていました。

さて、出発2時間前をちょっと過ぎて成田に到着。
宅配カウンターで荷物を受け取り、追加の荷物を詰めてチェックインカウンターへ。
午前中は一段落なのか、思ったほど人がおらず、5分ほど待っただけでチェックインできました。
預ける荷物をのせてビックリ。うちで体重計使って量った時には18kgくらいで余裕だったのに、なんと23kgを示していた!
ぎょえぇぇ~~!なんでそんなに違うのっ???
かろうじて追徴金にはなりませんでしたが、帰りは気をつけないとヤバイ・・・(汗)
足りないものを売店で買い足し、のんびりマックでシェイクなんて飲んでたら、時間が迫ってた^^;
そういえば、空港に着いた時点で2時間なかったんだっけ・・・
手荷物検査を受け、出国審査をし、搭乗口へ急ぐと、ちょうど搭乗開始されたところでした。
よしよし、無事に出国できそうだ。行ってきま~す!

機内では、真ん中3人席の通路側で、隣がいなかったので、ゆっくり過ごせました。
行きの機内はいつもあまり眠れず、今回もウトウトしかけたところで赤ちゃんの泣き声で目が覚め、結局映画を4本見ました。
それでも初めてのロンドン、着陸が近づくにつれてにわかに緊張し始める(汗)。
ロンドン市内でお世話になる知人と合流することになっているが、ちゃんと辿りつけるだろうか・・・
ロンドンの入国審査厳しいって言うしなぁ・・・心配。
しかし、そこは一人旅、ひとりでやらねばならぬ。

入国審査では、明らかに疲れていて、面倒くさそうにしている係員さんがいて、あそこには行きたくないと思ったら、バッチリそこでした。
英語が聞き取れない日本人が続いて、いかにもやる気なさそうに私にも聞くが、そもそも声が小さすぎて何言ってるかわからない。
お疲れ様です・・・と同情しつつ、聞かれることはわかってるんだから、はっきり言ってくれれば答えられるのに、自分で仕事増やしてるんだよ?と思わずつぶやいてしまいました・・・ええ、日本語でw。
そんなこんなで、でも無事にイミグレーションを通過し、ターンテーブルで預けた荷物をピックアップして外へ。
やってきましたよ、ロンドン!
ヒースローで乗り換えたことはありましたが、上陸(?)は初めて。
早速知人に電話をかけようとしたら、持っていた携帯が圏外・・・仕方なく公衆電話から連絡。
幸いすぐに連絡がつき、待ち合わせ場所を確認。
改めてロンドン市内を目指す。

地下鉄の切符は自販機が各国表示できるものがあって、日本語表示で購入完了。
すぐにピカデリー線にも乗れました。日本の地下鉄と違って、かまぼこ型で車内が小さい印象。
途中で乗り換えて、約束のキャノンストリート駅に到着。
地下鉄から国鉄に乗り換えるために階段を登らなくてはいけなかったのですが、23kgの荷物をうまく担げずにいたら、帰宅途中であろうサラリーマンさんがすぐに声を掛けてくれて手伝ってくれた。
おおーっ!さすがジェントルマンの国!!!感動ですわっ!(>▽<)
しかも、この人だけじゃない!その後も、階段のたびに男女問わず手伝うよと言って一緒に荷物を持ってくれる。
こういうの、日本で会ったことないし、自分もできていない。見習わないといけないな、と思いました。

無事に知人と合流し、知人宅を目指して電車に乗る。
乗り換えの駅で、乗ろうと思っていた電車がまだ来ていないとのこと。
実はロンドンではこんなことは日常茶飯事なのだと。
時刻表どおりに電車が来て、予定通りに移動できたら、それはとてもラッキーなのだと。
だから、電車が遅れても、もちろん誰も怒ってないし(たまには怒っている人もいるらしいが)、みんなそのつもりで時間を読んでいるそうな。
結局15分くらい待って、予定の電車が着たのでそれに乗ったのですが、時刻表どおりに電車が来る日本てすごいと思うと同時に、1~2分の遅れでイライラしちゃうのって良くないなと思いました。

車窓からタワーブリッジなどが見え、ああロンドンに来たのだなぁと実感。
それにしても19時過ぎているというのに、まだまだ明るくて、日本の16時くらいの感じ。
それでもだいぶ日が短くなったというのだから、やっぱ緯度の高い国は違うな、と感じました。
15分もすると、車窓は緑多き田舎町の風景になる。
今年は雨が少なくて、芝生などが茶色いのだとか。
水不足のため、庭の草木であってもホースを使って放水しようものなら高額の罰金が適応されるらしい。
先週までは恐ろしく猛暑だったそうで、やっと一段落ついたところだそう。
東京よりは寒いはず・・と思っていたので、一枚上着を用意していたが、この日は着ることはありませんでした。

さて、最寄の駅に到着し、そこから車で移動しておうちへ。
ケント州にあるお宅で2泊お世話になる予定。
これがまたすっごくかわいいおうち!
絵本から出てきたようなおうち。
1600年代に建てられたおうちだそうで、歴史的価値も高い。
オークの木で作られていて、すごく木の風合いがいい。
そして昔の人の身長を反映して、天井は低くなっている。
内装は、とても配慮されてつくられていて、かわいく仕立てられていました。
あつかましくも、屋根裏部屋から地価貯蔵庫まで見せていただいちゃいました^^;
ヨーロッパの人って、こうやって外観は古いものを守りつつ、内装は快適に改装して使ってることがすごいと思います。
日本でも最近は古い日本家屋を改装して店舗に使っていたりすることもありますが。
維持費、大変なんだろうなぁ・・・

この日はほぼ24時間、ほとんど寝ないまま活動していたので、夕食を頂いてお風呂に入り、おやすみ3秒で撃沈でした。
私に似合わない、本当にかわいらしいベッドでぐっすりと休ませていただきました(爆)

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