Day2 その1 山へ



私を誘ってくれた後輩達はスキューバダイビングのライセンスを持っている。
だから彼らは今日からダイビング。ホテルにお迎えが来て見送りました。

で、私は何をするかというと、今日は 「石垣島プチ秘境探検ツアー」 に参加です。
前日離島ターミナルにある某観光会社に飛び込んで申し込んだツアーで、ジャングルトレッキング&ジップのエコツアーです。
当初西表まで行くツアーも考えていたのですが、まずは石垣から!ということと、ジップができるのも魅力でした。

ホテルのロビーでぼーっと待ってた私に声をかけてきたのはなんと外人さん!びっくりしましたが、この方が今日のガイド、マイクさんでした。もちろん日本語ペラペラ。
午前のツアーは私のほかに若い女の子2人の計3人、車に揺られて現地へ向かいました。

到着したところで入山準備開始。ハーネス、ヘルメット、軍手を装着。私は普通のスニーカーを履いてたのでそのまま、一緒の女の子達はマリンブーツをレンタルしてました。
準備が整うと、いくつかの注意事項がありました。
1.基本的にガイドのあとを辿ること
2.生態系を壊すので、沢にザブザブ入らないこと
 (壊れた生態系が回復するまでにはとても時間がかかる)
3.ハブが多い時期なので、石や木をひっくり返したり強く蹴ったりしないこと  などでした。

全て整ったところで、いざ出発!
林道脇の水路のあたりから山へ入っていきました。基本的に獣道を利用しているので、自分達で枝をかき分けて進む感じです。
もちろん生態系維持が大前提ですから、クモの巣も潜って前進。これがまた日本最大のクモ、オオジョロウグモだったりするわけで。

ところどころでマイクさんが植物や動物、昆虫などについて説明してくれました。
オオジョロウグモ、緑のトカゲに茶色いトカゲ、セマルハコカメ(甲羅だけでしたが・・)、天然記念物のワシ、巨大なクワズイモやガジュマル、オオタニワタリ、ハゼ、タニシ、カワエビ等など。
ガジュマルって、大木に巻きついて成長し、その木を殺してしまう“絞め殺し”の木だってことを初めて知りました(怖っ!)
シロアリの巣の説明の時、「シロアリが木に巣くって木を枯らすことで、その木が他の植物の培地になったり、倒れて腐れば養分になる。だからシロアリも自然にとっては大事なんだ」と言っていました。
シロアリといえば害虫の代名詞のような存在。しかし自然のサイクルの中ではちゃんと意味があって存在しているのだと知りました。実に自然はよくできている、大いに関心。

さて小1時間も歩いたところでジップのスタート地点に到着。
ワイヤー、ハーネスを使って滑り降りるわけです。これ、一昨年スイス・ツェルマットで渓谷ツアーに参加した時にもしました!ターザンですw楽しいですw
最初は短く傾斜もゆるく、そして高くない。ちょっとずつ長く高くそして速く!計5本でしたが、考えられてますね。
一緒に行った女の子のうちのひとりが、キャーーーーッ!っていう叫び声と共に笑いが止まらなくなってましたw

ジップが終わると最後はロープを使って岩を下りる。
これも本番の岩肌の前に、2本ほど降り方の講習兼練習をして、いざ!
2年前に数mの崖を下りた私としては、これは楽勝でした♪
崖を下りたところが今回のゴール地点。いつもはたっぷりの水を湛えているこの滝も、ここのところ雨が降っていないとのことで、少々流れは寂しい感じでした・・・が、これで約2時間の全行程が終了。

まさに自然満喫。体力的にきついわけでもなく、ジップなどの楽しみもあり、本州にはないいろんな動植物を観察しつつ、マイナスイオンをたっぷり吸った感じ。楽しかったです!
また是非機会があったら行ってみたい!
おもしろいことに、また訪ねてみたい思っただけでなく、私が育った山ってどんなだっけ?と思ったこと。
長野県で育った私、当たり前のように山や林の中に入っては昆虫を捕まえたりしてたはずですが、意外に知識としては理解していないことがわかりました。
遠くのジャングルだけでなく、近くの山も是非訪ねて見たいと思いました。

全然疲れたとは感じていなかったのですが、やはり疲れていたらしく、12時に帰り着いたホテルで、そのままご飯も食べずに寝てしまい、気付いたら1時半でした^^;
午後は三線を習いに行こうと思っていたのに・・・残念!これまた次の機会だっ!

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