演劇鑑賞



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  • 今回の旅の大きな目的のひとつ、演劇鑑賞。
    韓国語の勉強で活用しているNHKハングル講座で、以前紹介されていた演劇があった。
    それが「屋根部屋の猫(おくたっぱん こやぎ)」。
    ラブコメなのでストーリーや言葉が比較的わかりやすい韓国語初心者向けの内容だと聞いていたので、ある程度わかるようになったら1回見れたらいいなと思っていたもの。
    航空券が取れてすぐに調べてみたところ、今もソウルの小劇場がたくさん集まる大学路(てはんの)エリアでやっていることがわかった。

    大学路にある演劇センターでチケットが買えるとのことだったので、当日行ってチケットがあったら行くことに。
    当初、日曜日の朝演劇センターに行こうと思っていましたが行けず、結局16時ごろに向かいました。
    遅くなっちゃったのでもうないかなぁと思いつつ、チケットカウンターで今日の公演のチケットがあるかと聞いてみたところ、20時からの回のチケットがあるとのことでさっそく購入。
    通常30000ウォンらしいが、センター割引(?)で15000ウォン(1200円くらい)。安っ!

    さて、時間があったので、一度大学路を離れ、19:30過ぎに再び大学路へ。
    15分前に劇場に到着、そのまま入ってしまったのだが、実は演劇センターで買ったのは引換券で、入口で座席を確定しなければいけなかったらしい(汗)。
    もぎりのお姉さんに1階の受付で引き換えてくるように言われ、戻って座席を確定。
    場所の希望とともに名前も聞かれた(←これはなぜかわからない)。
    席はB39 。180席くらいの小劇場の真ん中エリアの前から4列目、やや右寄り。
    ステージに近くて役者さんも顔もはっきり見える。いい席だ。
    座席はちょっと狭めだったので、隣の180センチ以上ありそうなお兄さんには窮屈そうだったけど、私は平気。
    ただ演劇の内容が内容だけに、周りはカップルばっかだったんで、そういう意味でちょっと窮屈でしたが・・・(汗)

    時間までにほぼいっぱいになり、まずは出演者の一人が出てきた。
    開演前に、ちょっとしたイベント。来場記念に抽選でミュージカルチケットをくれるという。
    1回目は名前を呼ばれた人は大きなリアクションをして、そのリアクションがよければくれるというもの。
    2回目はじゃんけんして勝ち続けた人にくれるというもの。
    韓国のじゃんけんを「かいばいぼ」というのは知っていたけど、出し方がちょっと違ったような・・・と思っていたら、グー、パーは同じで、チョキが親指と人差し指だった。
    ま、私は最初から負けたけどね。

    さて、いよいよ本編スタート。
    ひょんなことから屋上の小さな部屋(屋根部屋)で同居することになった男女を描いたラブコメ。
    屋上に居ついているネコ2匹の視点も相まって展開していく。
    同じ題名のドラマが昔あったと聞いていたので、そのあらすじを一応確認していったが、「ひょんなことから屋根部屋に同居することになった」という基本設定以外は全く違うお話でした。
    もちろん全編韓国語なので、どの程度理解できるか・・・と心配でしたが、本筋はまったく問題なく理解できました。
    細かい単語のいくつかや、あまりにも早口のところ、そして方言のセリフはわからないところもあったけど、それでも前後関係で理解できたところもあったしね。

    出演者は男性2人、女性2人の計4人。
    主役の男女以外の役は残りの2名が全てやっていたから驚いた。
    主役2人よりも、実は助演2人の方が実力が大事だと思ったし、今回の2人はとてもうまいなぁと思った。すごい。
    話はとってもテンポよく展開していき、まったく飽きなかったし、面白かった。
    周りのお客さんが笑うタイミングで一緒に笑えたし。
    なんで笑ってるかわからなかったのは2か所くらいかな。
    2時間の演劇、理解できてたってことよね。

    そしてそして、本編が終了後におまけが。
    最後にあいさつに出てきた役者さん達と一緒に1つの箱が宅配と称して運ばれてきて、その宛先になっているお客さんが呼ばれた。
    男性のお客さんだったんだけど、一緒に来ている方もステージへどうぞと彼女らしき女性も呼ばれて一緒にステージへ。

    これ、男性のお客さんが仕組んだサプライズでした。
    何も知らずにステージに呼ばれた彼女に、彼は書いてきた手紙を読む・・・そう、なんとプロポーズ!
    韓国の人はよくサプライズ演出をするっていうのは知っていたけど、実際目撃者になるとは!!
    「のおぷし もっさら。なはご きょろなじゅるれ?(君なしで生きていけないよ。俺と結婚してくれるよね?)」だってさぁ~!
    赤いバラの花束とネックレスを送ってたんですが、緊張で手が震えてなかなかネックレスをしてあげられない彼の様子がとってもリアル。
    役者さんのあおりで会場からは「きすへ!きすへ!(キスしろ!キスしろ!)」のコール。
    ちょっと恥ずかしそうな様子でしたが、キスまでしてイベント終了。
    「いやだって言いたいかもしれないから、返事はあとで2人だけでしてね」ということで、その場で彼女が返事することはなかったですが、うれしそうな様子を見れば断ることはないでしょう。
    当人たちの人生においてとっても重大な瞬間に、偶然ながら居合わせることができて嬉しかったです。
    いや~、幸せそうな人の姿を見るとこっちまで幸せな気分よね~♪

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  • 最後はサイン会がありました。
    記念に4人にサインしてもらいました。
    なかなか名前が伝わらなくて、後から見たらどれもちょっとずつ違ってたw
    でもさ、日本から来たって言ったらハングルで「あいしてる~」って書いてくれたりして、それもありがたいなと思いました。
    いつか、日本にいても活躍を知ることができるくらい、有名な俳優さんになってくれるといいなと思います。
    がんばってください!



    そんなこんなで、初めての韓国での演劇鑑賞は大満足で終了でした。
    行っても全然理解できなかったら・・・とか、いろいろ考えましたが、ホント行って良かった!
    また機会があったら是非行きたい。
    その時までにもう少しボキャブラリー増やして、違うジャンルの話も見れたらいいなと思います。




    <'12 Seoul Top>




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