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November 24, 2004

Davidに首ったけ

(2)

テーマ：オーストラリア情報(85)

カテゴリ：カテゴリ未分類

粋な事をしてくれるのね。そうこなくっちゃ。前から気にはなっていたのよ。デイブ、あなたの存在は…　もう、好きにしてちょうだい！

所用で出かけたDavid Jones（ボンダイジャンクション）のFood Hall。一歩踏み入れた瞬間、目に入ってくるのは糞に群がる蠅のような人、人、人。相方と群がるオバさん連中を「エクスキューズミイイイイ」とかき分け、糞部分は何かと覘いてみるとケーキの試食会。

用意されていた２種類のケーキを両手の指の数で足りる程度、品良く食した後、辺りを見回すと至る所に同じような現象。何なのかしら？？？と忙しそうに店内を小走りにしているショップスタッフを捕まえ、「一体何が行われているのでしょーか？」と尋ねると、嫌な顔せずに立ち止まり「本日は６時から１０時まで、試食、試飲会があるんですよ」とのお答え。

「やだ、こういうのを待っていたのよ～。まるでメルボルンねっ」とたった一度の滞在しかした事がない街を、いかにも馴染みの街のように形容して使う若手のオカマ二人。メルボルン…　素敵な街なのよねえ…

その後ターキー、ハム、クスクス、パスタサラダ等の食事ものから、チョコレート、ケーキ、クッキーといったデザートもの、それにエスプレッソ、ティーまで全種類制覇！ただし、４周は巡回したけどね。

その間、シャンペンを片手に闊歩している貴婦人方を数多く目にしていた僕は、どうしてもそれが気になってしょうがない。飲みたいにきまってるじゃない。しかもタダ酒ほど旨いもんはないからね。でも、どこを見回してもグラスでワインを提供しているところなんて見つからない。

食べ物探しに夢中になって相方の姿も見えないし。

我慢にも限界というものがあるのです。一人の上品そうなオバサマを捕まえ「そのワインはどちらで手に入れられたのかしら？教えて頂戴。」

結局、ワンフロア上のインテリア売場でシャンペンやオレンジジュースをグラスで（紙やプラスチックじゃなくガラス！）大判振る舞いしているという事を教えて頂きましたわ。早速階上へ。

テーブル上には数えきれない程のシャンペンとオレンジジュースで満たされたワイングラス。もちろんアタクシはシャンペンを「これ戴くわね」とピックアップ。

それよりもビックリさせられたのがですよ、もう。日本でもオーストラリアでも同じなのね。オバさんって…　売り物のラウンジ（ソファセット）に深く腰掛け、どこかのラウンジバーか友人宅でのパーティーを楽しんでいるかのようなピンクの帽子とセーターがマッチした淑女、豹柄のシャツにスパッツを「カジュアルに」着こなしている婦女などなど。大阪ですか？ここ？

ちょっとした社交場となっていたDavid Jones。シャンペン２杯とまだ口を喉を潤し始めたばかりだったのだけど、その後予定が入っていたので相方が携帯に「どこにいるの？」と連絡。「まだまだこれから」と駄々をこねる俺を「約束に遅れちゃうじゃん！我がまま言ってたら夜の餌抜きよっ！」とDavid Jonesから引っぱりだそうとする彼。

ちょっと悔し涙をキラリなんてさせちゃいつつグッドバイ、デイブ…　

デイブの男気を見た一日だったわ。でももっと頻繁にもてなして下さってもよろしいのよ。わかったかしら？

関係ないけど、これが俺が住むボンダイビーチです。名物ビーチなんだけど、それでもやっぱりちょっとレトロな名残りもあるって感じ？