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ちょっと木曜日から昨日の天皇誕生日に掛けて出かけていて、疲れてたし早く寝ようと思ったのに、結局寝付いたのは3時過ぎ。ま、どうせ今日は休みだし出掛ける予定もなかったので、随分遅く、11時過ぎに起きて、はたと気がつく........今日、新国の5月の椿姫の会員発売初日じゃないの........ で、一応ダメだろうと思って繋いでみました。.............全日程、全クラス空いてる..........11時過ぎなので座席指定して余裕で安い席買えました。今これを書いているのは17時過ぎですが、この時間でもやはり全日全クラス空いてる......D席ですらですよ。一番安い席。これより安いのは当日券のZ席だけ。 いや、どうなってるのかしらね。 正直、私も、そもそも買えても買えなくてもいいや、くらいのつもりで緊張感なかったのではあります。言えば、ヴィオレッタは新国の養成所あがりの日本人で、今は欧州でやっている人らしいし、他もざっとみた限りで大して引きはなかったし。演出は既に何度か再演しているものだし。特別な引きは、まぁ私には、ない。とはいえ椿姫ですからね。とりあえず買えるなら買う、というスタンスではあったのですが、それにしても。 私くらい長年聞いてると、椿姫と言われてまず思い出すのは、藤原歌劇団のニューイヤー椿姫です。あれは、新国開場前の日本で上演されるオペラとしては、一番引きのあったものだったと思っていて。もう前世紀の話ではありますが、毎年成人の日前後に椿姫をやる。歌手はその時々でいろんな人をアサインしていて、来日組と日本人組でキャスト組んで、確かダニエラ・デッシーとかリチア・アルバネーゼとか呼んでたんじゃなかったか。演出も、基本は同じような感じで奇を衒ったものではなかったけれど、毎年更新していて。少なくともオーチャードホール開場後はオーチャードホールでやるのを常小屋みたいにしていて、「オペラという習慣」を提供していた感はあります。一番安い席は当時4千円だったんじゃなかったか。その値段も行きやすさの一つでした。 新国立劇場の今度の椿姫は、事前に買える一番安い席、つまりD席は会員で6,950円とかなんとか。D席は、長らく3千円くらいで、特別な公演だと5千円くらいになってましたが、ここ最近明らかに安い方の席を値上げしてます。C席は会員で9千円とかそのくらい。それならD席じゃなくてC席でいいや、ということなのかも知れないけれど、そもそもチケット代が随分上がっているのは確か。 いや、それで、押すな押すなで毎回満員御礼というならいいですよ。でも、最近の公演を見ていると、決して満員札止めにはなっていないと思うし、4階席でも空席が、多分売れてない席があるのが分かる。 売れりゃいいってものではないとも思うし、新国立劇場の使命というのがあるのだ、という理屈もあるとは思うけれど、ただ、今観ずるに、一体新国立劇場の使命というか、目的ってなんなんでしょうね? あ、話がややこしくなるので、ここではオペラの話だけに限ります。演劇とバレエはちょっと別の話として置いておいて。 たとえば、別にお客なんか入らなくたっていいんだ、日本に於いてオペラというものを継続していく場として存在すればいいんだ、ということなら、お客なんか入らなくたっていい、というところに行くかも知れません。ふざけんなよとは個人的には思いますけれどもね。でも、じゃぁ、そういうことなのか? それに近いけれど、オペラというものを表現形式の一つとして考える、というならば、表現である以上、受け手の問題は避けて通れない筈。つまり、お客のいない公演はまずい訳です。でも、それなら、値上げはなんのため? これを金儲けのためとするならば、まぁ、しくじってますよね。ひょっとしてバランスシート上はチケット代上げることでバランスしているとしても、よりによって椿姫で営業が芳しくないというのは、非常によろしくないのでは。いや、後で売れるし、ってことかも知れませんが。それとも、もう椿姫なんて皆大して見たいと思ってないんですかね?でも、多分、世の中に広くオペラのイメージを聞いたら、椿姫みたいなのは上位に来ると思うんですよ。藤原のニューイヤー椿姫はまさにそういうコンセプトではじめて、しっかり集客出来ていた。バブルの残り香の中での徒花だった?そうかも知れませんが。 「いや元々オペラは全然儲かってないから公演を維持するためにはこれくらいのチケット代は必要なんだ」というのでしょう。ただ、最近の新国立劇場を見ていると、何をしたいのかよく分からないんですよね。昨今の世間の値上げムードに乗って、最近の新国はチケット代だけでなく、プログラムも値上げして1,200円になってるし。これも、今シーズン最初だったか去年最初だったか、「特別なんとか」とか言い出して、確かアイーダのを1,200か1,500円にして、その後ずっと他の公演も1,200円だったんじゃないかと。 別にいいですけどね。ただ、気分で世間的に値上げムードに便乗して値上げするのはいいけれど、それでお客さんは何を受け取るのか。正直内容は今までと大差無いのに。いや、世の中値上げだから仕方ない、という理屈は言えるけれど、問題は、その結果お客さんはどうするのか、ということです。プログラムならまぁ決定的ではないかも知れないけれど、そもともチケットがこれだけ上がってしまって、現に売れ行きに翳りがあるように思うのだけれど、これって大丈夫なの?という気はします。それでお客が減るか減らないか、ではなくて、これで新国は何を目指して何処に行こうとしているのか、ということ。 というのも、私は以前から、これはまぁ夢物語と言われればそれまでなのだけれども、公演数をむしろ劇的に増やして、チケット代を抑えて、なんでもいいから集客を企んでみろ、という考えの持ち主なので、それとは違う方向に行くのはいいとしても、何処に行こうとしてるの?というのは気になるのですよ。 答えはないんですけれどもね。ただ、この椿姫の発売状況を見ると、ちょっと「大丈夫か?」とは思ってしまうのではあります。
2024年02月24日
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蝶々夫人というキャラクターがどうしても好きになれないのは、主にそのキャラクターにあります。第1幕で描かれる様も愚かと言わざるを得ない姿なのですが、2幕以降の言動は狭隘で高慢としか言いようがない。この2幕以降について、今回の新国立劇場の公演の演出家は、「蝶々夫人の悲劇は自ら招いたものだ」と言っていますが、同時に「2幕以降は何もかも失った女性の物語で、"ある晴れた日に" は狂気のアリアである」とも言っています。名言とも言えるし、随分優しい見方であるとも言えます。 蝶々夫人は何故自殺せねばならなかったのか?敢えて言えば、蝶々夫人が愚かでなく、意志の強い女性であれば、自殺する筈は無いのです。「意志が強ければ自殺しない」からではありません。 まずもって、第1幕でキリスト教に改宗した筈の蝶々夫人は、それ故に教義により自殺することは許されない筈です。 オペラで自殺する人物はたまに居ますが、それは、例えば誰かを救いつつ自らの貞節を守る為("トロヴァトーレ"のレオノーラや"ジョコンダ")だったり、自らの罪を自裁する為("オテロ")だったりします。そこには、緊急やむを得ず、そうでなければならない必然性があります。死なないことは現実的に不可避のカタストロフを引き起こす。 蝶々夫人は?彼女が生き延びることで如何なるカタストロフが引き起こされるか?そもそも彼女は、その前に生きる為の努力を何も為していません。自分の地位を守る為の闘争も無く、我が子を引き渡さない為の闘争も無い。あっさり諦めてしまう。だが、その上に問題なのは、彼女が死ぬ理由です。平たく言えば「惨めさに耐えられない」。これが理由です。彼女は予め選択肢を知っています。元の芸者業に戻る。この場合の「芸者」が今で言う芸者ではなく身を売ることとして挙げられている見方は妥当かも知れないですが、元々彼女はその世界に身を置いていた。或いは、金持ちのお妾さんになる。これはオペラの中ではっきり描かれています。 ところが彼女は死ぬ。何故か?重要なのは、ピンカートンの妻と会ってから、自害すると決意して後の行動です。今回の演出で言えば、2幕以降卓上に置かれていた十字架を倒し(これは視覚的にこの経緯を表す意味で的確な演出です)、父の形見の短剣を取り出し、その銘を読みます。「名誉に生きられぬならば名誉のある内に死ね」。 要するに、彼女は「悲しいから」でも「子供を奪われるから」でも「カタストロフが不可避だから」でもなく、「恥ずかしい人生を送るのが嫌だから」死ぬのです。これは、自身が既にオペラの中で言及しています。ところが、その原理は、本人が以前振り捨てた筈のものです。あまりにもあっさりと彼女は「ころんで」いるのです。それまで、かつて自分が帰属した世界に対し自らの新しい帰属を誇らかに語っていた人物の世界は、その契機であった自らの結婚が偽りであると知らされた瞬間、あまりにもあっさりと瓦解してしまう。そしてその時替わりに縋ったのは、生きる努力を放棄する為の方便としての「かつての拠り所」です。 そりゃぁ彼女が置かれた状況は悲劇的です。しかし、彼女が悲劇的な状況に置かれたからといって、わざわざ自殺する理由を自分が捨てた筈の「名誉」に求めるのは如何なものか。 日本では特にこの数年で蝶々夫人への評価は高まっているようです。元々「日本のオペラ」として人気が高かったけれど、ここ数年は蝶々夫人の「名誉を重んじて死を選ぶ」という生き方に「誇り高き日本人」を見る向きが増えているようです。けれど、所詮それは方便なのです。 私はクリスチャンでもなんでもないから、自分個人としてこの展開にどうこうという思いはないのだけれど、かくも浅薄な展開が「齎された悲劇」として受け容れられてしまうのは、さすがにしんどいのです。 てなことを考えるのはきっと意地悪なんだとは思うんですけどね...........
2007年03月26日
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この盆休みも海外に行っていました。コロナで2020年から2022年の間は外に出ませんでしたが、今回は去年に引き続き海外へ。まぁ要はヨーロッパで、普段その話は書かないのですが、今回は初めてバイロイトに寄ってみたので、備忘録として。基本的には、海外で観るなんて珍しい話ではないし、バイロイトなんて私より遥かにマニアックでファナティックな人が沢山いるので、烏滸がましいのですが、実は内容そのもの以外をちゃんと客観判断出来る材料として提供している人は多くないようなので、書いてみることにしました。なので、基本内容については書きません(笑) そんなん荒れる要因にしかならないし、所詮個人の意見。私はそんなにワーグナー好きでもないので、書いてもしょうがなかろうと。それでも、周辺情報は書けば書くなりに後々参考になると思うので。もっとも私はもう行かないんじゃないかと思いますが.... なので、これが普遍的な意見というのではなく、ある特定の環境下で、特定の個人が感じたことだというのはご理解頂きたく。あくまで個人的備忘録です。まぁこのブログって全部そうなんだけど。 まずは、なんでそんなテンション低いやつがバイロイトなんて行ったのか、行けたのかという話。 そもそもこの10年15年ほど、毎夏盆休みに海外に行っている訳で、なんやかやで特典航空券を取って遊びに行くのを主にしています。陸マイラー、というほど徹底してないですが、まぁ陸マイラー的なところで。で、主に行くのはザルツブルク。これは効率がいいからなんですが、大体毎年ザルツブルク+αで何処かに行ってます。コロナ前はペーザロに行ってました。ロッシーニフェスティヴァルですね。コロナ明け去年は、まだどんな様子か分からずおっかなびっくりだったので、勝手のわかるザルツブルクだけでした。で、今年。ザルツブルクの予定は春先に固まって、さてどうしたものかと。今年は帰国便がブリュッセル発でしか取れなかったので、ペーザロ行ってもいいけど、帰国便に近いところで何処か面白いものやってるとこないか、と春先に色々探していた内に、つい出来心でバイロイトをチェックしたのですね。バイロイトからブリュッセルも結構遠いんですが、まぁアルプス越えるよりはアレだし。もっとも実際ブリュッセルまで一日掛かりでしたが。 昔からバイロイトは長年申し込んでもなかなかチケットが取れないと聞いていたので、何も期待していませんでした。ワーグナーそんなに好きではないしね。今は、そうは言ってもオンラインでチケットが買える。ふむ、と思って見てみたら、丁度いい日程で、パルジファルとトリスタンが取れる。チケット代は安くないけれど、多分中間くらいの価格の席、それでも200ユーロ台ですが、買える。.......行ってみるか!一度!というわけで、つい出来心で買ってみたら、買えちゃったんですね。 これが闖入することになった顛末。実際、チケットは、指環は売り切れ状態だったみたいですが、他はちょぼちょぼ割と最近までチケットは若干枚はあった様子。 お宿は、当初はまぁまぁ2万円くらいの市街地の方の宿を取っていたのですが、冷房がないので、結局6月頃に駅近くのibisを取りました。これは冷房がある。但し、ibis budgetで、冷蔵庫もコーヒーメーカーも何もない部屋で、150ユーロ超えてました。これでもバイロイトでは取れるだけよかったと言ったところかと。バイロイトの祝祭劇場は、駅を挟んで旧市街とは線路沿いに南北真逆の位置関係にあって、ibisは駅の北側なので、祝祭劇場に歩いて行くには好都合。15分くらいの距離でした。まぁ、途中は何もないので終演後のお楽しみはまるでないんですが、正直疲れたので、それで別によかったかなと。 で、内容は措くとして、問題は、「一体どんな格好して行ったらいいのか?」という話。いや、実際、この夏日本でも35度超えとか普通じゃないですか。じゃぁ欧州はどうなのかというと、ブリュッセルはたまたま曇りだったのもあって25度行かないくらいでしたが、ザルツブルクで30度とか31度とか。これは正直暑いです。なにしろ、ザルツブルク辺りは、昔、といっても行き始めた頃、15年くらい前か、その頃はせいぜい25度くらいでしたが、最近は普通に最高30度。いや日本より涼しいだろ、と思うかも知れませんが、日本はなんだかんだ言って空調完備。町中もホールとかもがっちり冷房入れてますが、ザルツブルク辺りだと冷房設備を持ってないところもあり、あってもそんなに効かさないんですよね。ちなみにがっつり冷房入れるのは美術館だったりします。 で、そんなところで、音楽祭ですから、ドレスコードが.....という話になりますよね。実際、どういう格好をして行くかは、ザルツブルクでも毎々出る時から悩みどころです。ましてや行ったことなくて聞くところでは一番うるさそうなバイロイトは.....というところ。 私はザルツブルクに関しては、基本、襟のあるシャツは着る、になってます。その時の公演内容によりけりですが、Tシャツはさすがに辛い。ポロシャツはOK、ということにしています。下は、そもそもバリエーションがあまりないので、チノパンなりなんなり、まぁ、普通に黒紺灰色系のもの。靴は一応黒のもの。言い換えると、ジーンズは履かない。これは音楽祭でなくてもヨーロッパでは基本避けます。あれはやはり労働着だから。私はなんなら日本でも勤め先の作業着で電車に乗れるような人間なので、あまり頓着しないし、日本ではコンサートにTシャツにジーンズでも行きますが、そうは言ってもせめてポロシャツは、という思考だし、やはり欧州では私は闖入者なので、あまり眉を顰められないような格好を試みます。そうすると上下はこれが最低限。靴は、合皮でもいいので黒系を心掛けます。一時期スイスでトレッキングも行ってた頃は、靴の替えを持って行くのが大変なので、濃紺のトレッキングシューズで通してましたが、まぁ、あれはスイスとかザルツブルクなら通るとしても.... いや、実際、ザルツブルクはそこそこラフです。観光客が多いのもありますが、ザルツブルク自体そこそこの人口圏なので、周辺も含めて住んでる人もそこそこ来るんですよね。ウィーンフィルの公演とかオペラとかはハードル上がりますが、ピアノリサイタルとかゲストオケとかだとまぁまぁラフ。ザルツカンマーグートなのかチロルなのか、の民族衣装的なものを着ている人もいるし。そういう中でのザルツブルクの最近の格好は、これは男性に限ってですが、まぁ、正装2割、ネクタイ3割、上着着用率半分、あとはノーネクタイのシャツ姿2割、ポロシャツとかが2割、中にはTシャツも含めた相当ラフな格好が1割あるか、といった感じかなと。ちゃんと統計取ってる訳ではなくて、個人的な偏見です。なので、よほどでなければ、私はポロシャツかYシャツ系を着て行き、上着はYシャツ系の時は持つ(着ない)、ネクタイも持つ(付けない)、って感じです。これで、まぁ、歓迎はされないとしても、嫌がらせもされないかなと。 多分、前述の通り、この何年かで、暑さが深刻化していて、ラフな方向に傾いているとは思います。それと、観光客が当日チケット買って入るということもあるので、そこそこラフな格好してるのもいます。実際、私が初めてザルツブルクで聞いたのはウィーンフィルでしたが、これ、ロンドンのテロ事件があって、相当騒ぎになった年で、丁度テロがあった日に日本を出たところでした。で、色々予定も変更しつつ、調べたらウィーンフィルの公演のチケットが100ユーロもしないのが買えたので、多分アメリカあたりのお客がキャンセルしたんでしょうね、それを拾って聞きに行ったんで、確か上着は持ってなかったかも知れない。一応襟付きシャツで入ったと思うけど。 で、バイロイト。結論からいうと、私が行った2日間での見た感じは、正装3割強、ネクタイ3割、全体で上着着用率6割以下、ノーネクタイが多くて、あとポロシャツや襟付きとはいえラフなシャツが1割程度。Tシャツは数人見掛けた程度で、なんかバイロイトのシャツ着てジーンズっぽい日本人見掛けましたが、はっきり言って浮いてました。楽なのは分かるけどさ。 確かにザルツブルクよりドレスコードあるなって感じですが、やはり暑さには勝てないのか、そこまでドレッシーじゃないな、と、ちょっと意外な感じはしました。昔、もう20年以上前に、グラインドボーンにも潜入したことはあるのですが、あの時は今より涼しかったのもあるけれど、正装普通、ネクタイ着用率は正装入れて9割くらいじゃなかったか。で、そこまで行くと、ノーネクタイやTシャツはむしろある種の主義主張みたいになってくるので、その意味で浮かなかったですけどね。ちなみに私はその時はネクタイ・上着着用でしたが。 で、今回バイロイトでは、私の選択は、Yシャツ(1日目は長袖、2日目は半袖)で、上着とネクタイは持って行ったけど未着用でした。一応これでそこまで恥ずかしくはない感じ。平気でその辺うろついてましたが、この格好で眉を顰められることはなかったかなと。 で、この選択の理由は、もっぱら暑さ。確かに暑いです。ザルツブルクは少なくとも祝祭大劇場とかHaus fuer Mozartは空調ありますが、フェルゼンライトシューレは空調無いか、あってもかなり弱め。今回一度聞きましたが、あまりの暑さに気が遠くなりそうだったなと。ところがバイロイトはそもそも空調が無いそうで。外気を入れるだけで、いわゆるエアコンは無いと。確認はしませんでしたが、確かに冷房が入ってる形跡は無かったので、多分本当なんでしょう。じゃぁ死ぬか、というと、これが、覚悟して行ったから、というのもあるのですが、意外となんとかなった。暑いですけどね。開き直るとどうにかなる。 開き直る、というのは、もう暑くて倒れそうだから、色々諦めよう、ということなんでして。つまり、もう汗かくのは止めようがないから、きっと大変なことになる、でもきっとそれはお互い様。だから「汗を抑える」のじゃなくて「汗みどろになる」のを前提にどう乗り切るかを考えました。 で、結果的にこの二日間のバイロイトの気温は、1日目最高28か29度、2日目は27か28度。そこそこ暑いですが、数日前からザルツブルクで慣れたところなので、暑いけど暑いなりに身体は慣れている。そこに、いわゆる肌着なしでYシャツを直に着る。なのでYシャツは水色系の色付きにしました。皆気にしないだろうけど白だと透けてみえやすいので。で、水分補給は万全に行う。その為に、小さいショルダーバッグに水のペットボトルを忍ばせて、いざとなれば公演中でも飲めるようにしつつ、開演前と幕間ではがっちり水分補給。ポケットには1幕1枚前提で大判のハンカチのようなものを持ち、スペアも用意。扇子も持って行って、開演直前とかは使いつつ、公演中は音が出るので控えて、我慢出来なければハンカチで密やかに扇ぐ。これで、1時間以上ある各幕、最初は汗だくで大変だったものの、後半は汗も出なくなって、でも脱水症状までには至らずに乗り切りました。.....まぁ、ホテル帰ってシャツ脱いで、翌朝チェックしたら、凄い汗臭さでしたけどね。でも、そういうものだと割り切れば、気にはならないかなと。 女性はまた話が違ってくるでしょうけれど、まぁ私にはよくわからないので。一所懸命チェックしなかったし。ただ、パンツ姿の人はバイロイトでは少なかったし、ザルツブルクでもあまり見た覚えがないですね。やはりドレスアップして行こう!というのが基本にあるのだと思いますし。とはいえイブニングドレスとかスタイリッシュな格好ばかりというのでもなく、普通にワンピース(それがまた普通が大変なのよ、という話だろうとは思いますが)がそこそこ多かったかなと。あ、一人、タンクトップに下はデニムのハーフパンツ、という人が居たにはいましたっけ。 場内は確かに殆ど風はなし。まぁ屋内ですからね。ただ、意外と乗り切れるのには、皆が言うほど鮨詰め環境じゃない、というのがあるのかも知れません。空間も広いですし。で、休憩が各幕間毎に1時間あるので、水分補給とか体調の調整も取りやすいし。 暑さと服装でこれだけになるとは....... 他の話はまた次回。
2024年08月19日
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