再会編

最近の旅の感動  再会編

【運命的な再会その1】
南米を旅してた。

以前メキシコで1週間位同行した友達も南米を周ってたから、ブラジルのリオのカーニバルを一緒に見ようと、リオ・デ・ジャネイロで合流する事にした。

この旅の途中、この時期にリオに来るってゆう旅人が結構いて、『じゃあリオで会おうね!』と別れたけど、結局実際に待ち合わせはこの友達とだけ。
他の人はリオまで辿り着かなかったり、リオに来たのは良いがこの時期の物価が高いから直前でリオを出たり、サルバドールへ行ってたりで。


私はカーニバルの前日にリオに入った。
リオのバスターミナルに到着すると、バックパッカーズ・インフォメーションなるものがある。そこで宿を聞いてみる。
世界中から観光客が集まるこの時期、1年前から宿には予約が殺到で当日なんて泊まれやしないと聞いてたけど、どうにか1泊100ヘアレス(約4000円)もするドミなら取れた。もちろん普段はこんなにはしない。2段ベッド、1部屋6人の男女混合ドミだし。

そして宿のPCからメールチェック。
合流する友達からサンパウロの荒木にいると思うとメールがあったので、私が泊まってるリオの宿をメールで知らせ、更に荒木に電話する。
が、電話に出た人に、「友達は新館に泊まってるから電話に出れない」と言われたので、こっちの電話番号を伝言してもらう事にした。

そして宿で待つけど電話は来ない。寝る前もメールチェックしたけど、この日は連絡が無かった。


次の日、一度出かけて戻り、またメールチェックするがまだ連絡なし。
今日からカーニバルが始まるのに、どうしよう、一人で行こうか。と、またとりあえず出かける。

そしてちょっと出かけて戻り、宿の入り口のドアを空けると、真ん前にいた!!
お互い「あーーーっ!!!」と叫ぶ。会えたーーー!!とハグ!
「偉い!なんでここにいるの!?」と言われ、え??
聞くと、伝言は聞いてないし、私が出したメールもまだ見てないそう。
同じ宿なのは偶然だった。

しかも彼はバックパッカーズ・インフォメーションには行かず、この辺りで宿を何件もまわり探して、2軒だけ妥協できる値段で空いてたからここにチェックインしたんだって。
そこはガイドブックにも情報ノートにも載って無い宿。
安宿なら他にもたくさんある。
後から知ったけど、実はこの近くにはどこかの日本語情報ノートに書いてある安宿が数件あり、この時期でも4分の1の値段で泊まれる宿も空いていたらしい。でも何かの間違いか何かでその宿もその日は空いてないと言われたんだって。
それも正に運命だ。

このリオには何百、もしかしたら何千ってゆう宿があるかもしれない。
その中の一つの宿で会えた。
しかも彼がそこにいたタイミングと、私が帰ったタイミング。このタイミングが合わなかったら、同じ宿に泊まってても気付かなかったと思う。
凄い再会をした。

その後、近くのレストランや地下鉄で日本人旅人をよく見かけた。
もし友達と会う前に他の日本人と会って、話して、他の安宿があるのを知ったら、私はそっちの宿に移ってたはず。
でも彼と会うまでは、なぜかリオで他の日本人とは一人も会わなかった。
ほんと、運命的な再会。


【運命的な再会その2】
それと、こんな所でも?ってゆーもの。

グアテマラのスペイン語学校へ行ってた時、週末にバスで数時間の所にあるアティトラン湖とゆうドデカい湖の辺の街、パナハッチェルに行った。
そして、湖の向こうにあるサンペドロ・ラ・ラグーナとゆう小さな町へボートで渡った。
小さい町なので1周してもすぐ。意外にもスペイン語学校がいくつかあった。
ふらっと一周りしてパナハッチェルへ帰ろうかと思いきや。夕方なのでもうボートが無い。ボートが早く終わるだなんて知らなかった。。
しょうがないからこの町に泊まる事にする。

そして夜、近くのレストランに食事に行く。食事が終わり、もう帰ろうかとゆうとこでいきなり大雨、しかも凄い雷雨。しょうがないからもう少しレストランに留まる事に。
停電になっちゃってロウソクの暗い光の中、もう一組お客さんがいる。日本人2人組。こっちのデーブルに来て話かけられた。
その2人はこの町でスペイン語学校に行ってるそう。この町に日本人はこの2人だけだって。ここも良いね。その後、噂にはたくさんの日本人がくる事になるけど。
そして雨が止み、その2人と別れて宿に帰った。

それから約1年後のボリビア。その日本人と再会した。
南米を周ってる友達とボリビアで合流できそうだったので、その友達がいたサンタクルスに向かった。
その友達と会え、宿で話していると、その友達の今の同行者が来る。
それがサンペドロで会った彼。
私は気付かなかったけど、「会った事がある。グアテマラで。○○さん、知ってるでしょ?」と言われ、最初思い出せなかったけど、思い出せた。
グアテマラの時は停電で暗かったし私は顔までは覚えてなかったけど、彼は覚えてた。凄い。
ここもガイドブックに載って無い宿で、しかも宿でだらだらしてる事が多かったので、万が一同じ時期に同じ町にいても会う事は無かったと思う。

そして、その1~2ヶ月後にまた彼に会った。
ブエノス・アイレスの宿、ヴィクトリアホテルで。この宿は日本人が多いし、ブエノスに来たらここか日本旅館とお決まりみたいな所なんで、南米を旅してる人との再会は日常茶飯事。実際にボリビアやイグアスで会った子に再会してるし、2人の旅人とニアミスもあった。
でも、私とその彼のルートや時期がおかしい。同じようなルートで周ったり、2ヶ月くらい南米にいると大概行く所が似たようなもんだから同じ人とよく会う。でも二人ともよくあるルートでは決して周ってないし。
これも何かの運命だろーか。

更に、その2ヵ月後には成田空港でニアミスがあった。
私が香港から成田空港へ降り立ったと同じ頃、彼はの乗った飛行機はコロンビアへ発った。飛行機は別々だけど、同じ時間に、同じ滑走路にいた。
それは 不思議な運命 で。




【運命的な出会い】

もう一つ。これは再会じゃなく出会い。

ロタの海へ行って初めて海に出た時に、イルカがお出迎えをしてくれた。
ガイドの女の子に、私は毎年イルカと泳いでるってゆう話をしてたら、、繋がった。
その子はなんと私にフリーダイヴィングを教えてくれた人の娘さんだった。

その子は私と歳も近くイルカが好きで、旅も好きなので、「ちあきちゃんとあうかもね。そのうち会うんじゃない?」と、私の話だけは聞いていたらしい。で、会ってみたいと思ってたんだって。
それが日本の海じゃなく、誰の紹介でもなく、偶然ロタの海で出会った。
ロタには他にもダイヴィングショップがある。ここを選んだ私は偉い!
そしてあの時イルカが来なければ、こんな出会いにも気付かなかったと思う。私達のボートに伴走したイルカ。それはよくある事じゃない。


その他に、クスコで一緒にご飯を食べた人と、東京ディズニーランドで再会したってゆうのもあったなぁ。
世界は広しと言えども、旅の世界は狭いのか??
私はもの凄く運が良い。



【不思議な運命】

そしてこないだ香港から帰って、なんだか凄い運命に気付いた。
まず、それらの運命的な出会いの人達をきっかけに私は動き、それぞれに会う事になる。

またロタ島にダイヴィングに行き、上に書いた運命的な出会いをした女の子が働くダイヴィングサーヴィスを利用する。もちろんその子に会った。
その旅行は帰りの日を延長できる航空券だったので、延長してもう少し長くロタにいるか、近くのサイパンにでも行こうかなと考えてた。
そして当初の帰る日の前日ぎりぎりまで考えてた。

でも、『運命の出会い』の子が突然ロタのダイヴィングサーヴィスを辞め日本に帰る事になり、引越しの荷物を成田まで持っていってあげると言ったので、そのまま日本に帰った。
まあ絶対サイパン行きたいって訳でも無かったし、何となくふらふらっと行こうかな~くらいだったし。

そして日本に帰り、夜、家に着くと、リオで会った『運命的な再会1』の子(以下、略して『リオ』)からメールが来てた。
内容は「5月10日から14日まで、香港集合だ!!」
それは次の日だった。

もっと長くロタにいたら、このメールを見るのはきっと香港集合の事が終わってからになっただろう。でも私は結局帰り、このメールを見た。ぎりぎり間に合った。これには何か意味があるのかも。これは行かなければ、と、急いで航空券を取って、次の日香港に発った。

そして特に何事も無く、どこかに隠れてる私が香港に引き寄せられた訳を見つけられないまま香港滞在は終わった。
でも、その時に出会った人達と連絡を取ってる。もしかしたらその人達の誰かに会う為に運命は私を香港に呼び寄せたのかのしれないから。

そして帰りの日、空港へ行くと飛行機が遅れてた。
成田に着いたのは予定よりだいぶ遅くなった。
そして家に帰り、南米で偶然に会った『運命的な再会2』の子(以後、略して『南米』)からきてたメールを読む。
その日、私が成田に降りたった丁度同じ時間、彼はコロンビアへ発ってた。
同じ時間に滑走路周辺にいた。ニアミスだ。気付いてたらお互いの飛行機の中からバイバイできたかもしれない。


そしてふと過去を辿ると、不思議なめぐり合わせに気付く。

このニアミス含めて『南米』に再会した時全てに、『リオ』が絡んでる。『リオ』がいなければ、『南米』と再会する事は一度も無かったの。

『南米』に再会したのは、ボリビア、ブエノス・アイレスと、このニアミス。

ニアミスは『リオ』の集合令に従ったら、起こった事。
『リオ』が集合令を出さなければ、このニアミスは無かった。

その前のブエノスは、実は『リオ』がいなければ、私はブエノスに行く事は無かった。
あの時私はずっとブラジルだけを旅しようと思ってた。
まず観るだけと思っていたリオのカーニバルの直ぐ後に、サルバドールってゆう所の参加型のカーニバルへハシゴする予定だった。でも彼といた事によってリオのカーニバルに参加する事になり満足し、更には何だかとてもブラジルを出たくなった。
じゃあ何処へ行こう?と、『リオ』がこれから行くと言うブエノス・アイレスは、何だかタンゴとかのイメージでかっこ良さそうで、私は行く事にした。
そしてブエノスで『南米』と再会。
って事で、このブエノスでの再会も『リオ』がいなければ無かった事。

そしてボリビアの時は、以前キューバ&カンクンを一緒に旅した友達(以下、略して『キューバ』)を目指したら、『南米』と会ったんだけど、その『キューバ』との出会いはカンクン。
そもそも何故カンクンに行ったのか。そこでまた『リオ』なんだよ。

私はその時、一人でメキシコをふらふら旅しながら南下して、グアテマラに入り、グアテマラのスペイン語学校へ戻ろうとしてた。
そしてグアテマラに入る直前のパレンケと言う街行きのバスで『リオ』と出会い、一緒にパレンケの遺跡をまわる事にした。

このパレンケ、めちゃくちゃ暑い。蒸し暑くてサウナ状態。常に汗が流れ、食欲も無い。プール無いのかな~。プールあっても温水になっちゃうでしょ。と話してた所に、『リオ』が、これからカンクンに行くんだ、海だよ~海。一緒に行く?と。そりゃああんな所で海の話されたら行きたくなるでしょ!
そしてグアテマラを目の前にして進路変更、カンクンへ行った訳さ。

そしてそのカンクンで『キューバ』と出会い、後に『キューバ』がきっかけで『南米』に再会する事になる。

言わば『リオ』がいなければカンクンに行く事も無かったし、『キューバ』と出会う事も無かった。
って事でボリビアで『南米』に会う事は無かったんだよ。

全ての『南米』との再会に『リオ』が絡んでる。
なぜか『リオ』が私を『南米』に会わせる。
そんな不思議な運命になっていた。
長くなったけど、これが凄い発見。

前からはなんとなくは思っていた事だけど、こうゆう運命や直感に身を任せると何かがある事を、私は最近確信した。
運命は人を呼んでる。

今も何かが私を名古屋に呼んでる。


【やっぱ運命なのよ】 (追記。2004年7月24日。香港から戻り約2ヶ月。)

日本に戻り名古屋に住む『リオ』に電話した。
一緒に大阪に行こうと思って。

私「来月8日ってあいてる?」
リオ「あーー、ごめん、8日はちょっと用事があって大阪に行くんだぁ。」
私「マーーージで!?ばっちりじゃん!」
と、用事が終わってから合流する事になった。

凄い!!
大阪に行こうよと誘う前に、大阪に行くと言われた!

最近、やつに電話するといつも家でだらだらしてて、何もやる気無いし、どこにも行く気がない、やばい程だらだらしてるって言ってたのに。
大阪へ、しかも8日に行くだなんて。
君はエラい!!
やっぱ運命だ。

もし『リオ』じゃなくて違う人を誘って行ったとしても、大阪で『リオ』とばったり会う自身あるわー。

この夏の旅の計画がほとんどボツになった理由が見えてきた。
つじつまが合ってきた!
面白いーーー!!
最近、日本にいて良かったと思う事が頻繁にある。
運命の波に乗ってるぞ!!


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