ほのぼのノルウェー暮らし

ノルウェー人妻と日本人妻の違い

友人から、ノルウェー人女性は経済的に自立してるせいか
恐妻家が多く、”奥さんが怖い　”　とマジで精神科に通うご主人が多いと
聞いた。　ノルウェー人男性諸君がアジアの女性に惹かれるのも頷ける。

うちのダンナの職場は、職業柄男ばっかりのむさ苦しい所である。
持ち場から動けない仕事の為、社員食堂もなけりゃ、外に食べに行く事も
できない。　で、うちのダンナは毎日サンドイッチを持って行く。
でも、職場にはキッチンや調理器具一式、食器類、冷蔵庫、オーブン、
電子レンジが揃っているので、何か温かいものが食べたいという人は
材料さえ持って行けば自炊OKである。

　ある日、うちのダンナが同僚に

　『　うちの奥さんは、毎日僕のサンドイッチを作ってくれるんだよ　』　と

　　自慢げに言うと、その同僚は　

　『　い～な、い～な。　君のサンドイッチは、まるでお店で買ったみたいに
　　おいしそうだねぇ　』

　彼は毎日自分で作っているそうである。　
　ま、ノルウェーの家庭ではコレが普通。
　夫婦共働きで、子供のいる家庭は朝、戦争ですよ。
　だいたい家事・育児を手伝わない男なんてノルウェーの女性に相手に
　されない。　蹴り出されるのがオチだよ。

こんな事情の為、料理上手の男性もなかなか多い。
ワタクシの知ってるノルウェー人の家庭では、ご主人が毎日食事の支度をする
という家庭が多い。　別に奥さんに脅迫されてる訳でも何でもなく、純粋に
料理が好きなのである。

でも中には、奥さんにあれこれ世話を焼いてもらう事を夢見てる男性諸君も
いる。　で、その同僚は、その日家に帰って奥さんに言ってみた。

　『　僕の同僚の奥さんは、毎日サンドイッチ作ってくれるんだってよ～　』

　　　　　　　　　　　すると

　『　あんた、あたしと離婚でもする気？　たかがサンドイッチくらいで
　　　何ゆ～とんねん。　ぼけっ！　』

　と、どやされたそうである。

しか～し、その後、機嫌の良かったこのノルウェー人妻はある日

　『　はい、あなたのランチ用意しといたわよ　』　

　などどぬかすではないか！

　　おおおおおおおおお～～～～～っ！！！

　嬉しくって舞い上がるダンナの同僚。　　

　しかし、手渡されたものは・・・・・

　KNEKKEBROEDというクラッカー１パックと大きいチーズの塊一個。

　やっぱり愛情こもってない・・・・・。

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