ほのぼのノルウェー暮らし

BESSEGGEN登山

２００８年の７月に、オスロから２６０ｋｍくらいのところにある
ノルウェー登山で最もポピュラーなBESSEGGENへ登山に行ってきました。

ここ、前から狙ってたんやけど山の天候と休みの
コンビネーションがうまく合わず、ずーーーっと先延ばしに
なってたんよねー。
でも今回、やっとツキが回ってきて天候もパーフェクトな状態
だったので、出発の数日前に宿泊施設の予約を入れて
あっちゅう間に準備完了。

行きは、もう天気いいの通り越して車の中はサウナ状態。
でも道中はきれいなところがたくさんあり、
あちこちでストップしながら写真を取り捲り、けっこう時間に余裕を
持って出発したにも関わらず、目的地に着いたら夕方６時を
まわっていた。

宿泊施設のすぐ目の前は湖と万年雪の点在する山々。
素晴らしい！！

この日は、翌朝の１７ｋｍの登山に備えて、ホテルで夕食を
取り、散歩に行って早めの就寝。

この登山、上りを選ぶか下りを選ぶかで出発地点が違うんやけど
事前にキャッチした情報では、高所恐怖症の人は上りのコースで
行った方がいいとのことだったので、ワタシたちは翌朝
GJENDESHEIMというところまで行き、そこから３０分ほど
ボートに乗ってMEMURUBUまで行って、そこからスタート・・・・
っちゅう予定やったんよ、当初は・・・・・。
ほとんどの人がこのコースを取るようです。

しかし、このボート、朝一のが７時４５分発。
ワタシたちの宿泊先の朝食は７時からだったので、次の８時発の
ボートに乗ることにし、物凄いスピードで朝食を食い
山でのランチのサンドイッチも作って慌しく出発。
ところが、ボート乗り場に到着すると、すでにボートに待つ人の
順番待ちの長ーーーい行列ができており、全員乗れるんかなーー？
と思ってたら、案の定積み残し発生。　　けっこうな人数の人が
ボートに乗れず、ワタシたちも乗り損ねてしまった。
小さいボートなので、あまり大勢は乗れないんよね。

次のボートは９時４５分発ということもあり、２時間近くも
ボーーーーッと待つのはいやだし、ええーーーーい！
こうなったら下りのコースで行ったる！！　と
ボート乗り場のすぐ近くにある登山道から下りのコースで
スタート。　　　とは言っても、登り始めは上りだし、それなりに
アップダウンもあり、ずーーーーっと下りってわけじゃあ
ないんやけどね。

しかし、この下りコース、帰りがMEMURUBUからボートに
なるんやけど、最終のボートが夕方４時４０分なので、これに
乗り遅れると帰途の手段を絶たれるので、最後の方は
けっこうプレッシャーがかかります。
なので、時間に余裕を持って登山を楽しみたい方は
MEMURUBUで宿泊、もしくは朝早い出発をお勧めします。

ちなみにワタシたちは、朝８時に出発して夕方４時に
MEMURUBU到着。　　けっこう休憩もして写真もパチパチ
撮りながら歩いてこんな感じ。

　注：　MEMURUBUに着いて、ボートに乗る人の行列ができてたら
　　　　いち早く並ばないとボートに乗り損ねるよん。

でもね、ワタシが思うには、今回この下りのコースをとって正解。
景色は下りのコースで見る方が断然きれいし、写真で見たり
下ってきたコースを振り返って肉眼で見ると
こんなとこ下ってきたん？　と恐ろしくなるけど、見かけより
怖くなかったです。
今んとこ過去に誤って転落した人もおらんらしいので安心
してください。

情報収集してた時に、この登山のハイライトである山の一番
高いところの写真見て、こんなところを下るぐらいなら
上るほうがマシと思ったけど、実際に肉眼で見ると
あそこを上るほうがよっぽどキツイです。

しかしながら、１７ｋｍも山道を歩くと、さすがに終わりの方は
足がガクガク。　もう歩けない・・・・　状態になるよ。
そんなワタシも最後の方はボロボロになりました。
髪の毛は落ち武者のようになり、汗かきすぎて　→　すげー暑かった
顔から塩噴いてるしビックリした。

でも良かったっす、BESSEGGEN。

うちは、ワタシがこういうことが好きで、計画もパパッと
立てて

　　　『　ポチ　(ダンナ)　→　、行くで！　』　みたいな・・・

　　　　　→　ちゃんと付いて来る忠犬

登山を始めて一時間もしないうちに、うちのダンナは
足が痛いだのお家に帰りたいだのとゴネてたんですが
最後の方は

　　『　もう～～、PUSちゃん歩くの遅いよっ　』　などと

　　　　　立場が逆になっとりました。

　　　ボート待ちの行列