Привет с России

【元看護婦の家庭】

ウラジオ駅


この人、ガーリャ。(右ね。左は夫のゲナ)
近付いて見ると英国のエリザベス女王にソックリ。でも本人は気付いていない。
教えてあげても、「プー」と吹き出す程度で、このテの話に乗ってくれない。。。(汗)
……この人はどうも他のみんなとは笑いのツボが違うようだ。
なんでもなさそうな会話の中でいきなり


「ホーッホッホッホッホッホーーーー(爆)」


と一人ウケている姿を何度も見た。






バザール1

バザール2

普段はこんな所で買い物をして、





Свёкла

こんなのや、




練乳大好き!(^^)!

こんなのや、




Шоколад3Конфеты2

こんな物を買ってくる。






・・・・・・・・・・・・で、ある日。


「Ю者、ねぇコレはもう食べられなくなったから犬ちゃんにあげましょうよ。ガフガフにね♪」




でたっ、ガーリャのガフガフ。




つまりはコレだ。ココ(右の腰掛ける方ね)にドボンなのだ。


改装中のバスルーム(バスタブとトイレ)


ロシアの水洗トイレは頑丈に出来ているのだろうか?
残飯を流しても詰まらない。
キャンディーの包み紙を流しても詰まらない。
でもある家で、セルゲイが魚のホネを流したら、さすがに詰まって、ヴィクトリヤがカンカンになって怒ってたな。




元看護婦・・・その名はガーリャ。


看護婦は衛生面の管理にウルサイ・・・ハズである。
・・・・・・一般的には。


しかし、やはり彼女はここでも只者ではなかった。 リビングに置いてあるテーブルでみんなで食事を楽しんだ後、布巾でテーブルを拭く。その後サッサッサッ~~♪と食器を洗い、先程の布巾で台所の流し場周辺に散った水滴や調理の際に落ちた野菜のくずなどを拭き取る。そして洗いたての清潔な食器を、この同じ布巾でフキフキ キュッキュッ♪ と拭いてしまうのだ。この間、一度もこの布巾を水洗いしていない。

この現場を目撃した日本人が何人かいる。
みんなこの光景を見て固まっていたのは言うまでもない。
恐るべしガーリャ 元看護婦。



今日もガーリャはのんきにお皿を洗い、テーブルを拭いたのと同じ布巾で皿を拭く。


しかし長年連れ添ってきた夫のゲナはこれで一度もお腹をこわした事がナイ。それもまた恐るべし。



ある元看護婦の家庭。


※※※ガーリャは6年前の夏、スタジアムで割れたガラスの破片が足の親指に突き刺さった。その後病院でレントゲンを撮り、消毒などの治療をしていたが、ある日自分でその突き刺さったガラスの破片を引っこ抜いてしまった。お陰で痛かった足は徐々に回復したが・・・その場面、一部始終を見せられたЮ者は結構コワかった(-_-;)


****************************


元看護婦・・・その名はガーリャ

名誉の為にもう一度書くことにしてみた。
あんまりお笑いばかりでは可哀想だから。
アレでもЮ者の母親みたいに思って何かと気遣ってくれているのだ。

Ю者がアパートを借りて一人暮らしをしていると、(ルームメイトと同居している時もそうなのだが)ほぼ毎日のように電話をかけてくる。


ガーリャ:「Ю者、今日は何してんの?」

Ю者:「え? あぁ、ぼちぼちね。アレコレ用事してるよ。掃除したり、食事の支度したり」

ガーリャ:「ふーん、そうなの。ゲナ(夫)はね、~~~~~」

という会話。お決まりのパターンだ。だからЮ者の答えは考える必要の無い位、いつも同じ答えを繰り返している。



たまに、


Ю者:「○○でキャベツが安かったよ♪ △△より安かった」

と言うと、

「えーーーーっ、知らなかった。そうなの? 私も行かなくちゃ。 ねぇ、ゲナちょっと聞いてる? キャベツがね・・・」

と私をそっちのけにして電話の向こうでゲナに最新のお買い得情報を伝達し、買い物の準備を始めようとする。



ある時は、

ガーリャ:「Ю者、今晩はウチで食べて行きなさいよ。ペリメニ(ロシア風水餃子)があるのよ♪」

Ю者:「そうなんだ。う~~ん、じゃぁそうさせてもらおうかな☆」

となる。




この場合、普通ならガーリャがいそいそと台所へ向かい、調理を始める・・・普通なら。


だがこの家は違った。


ガーリャがそう言うと、それまでバルコニーで外を眺めていたゲナがのそのそと台所へ行き、ペリメニの支度を始めるのだ。肝心のガーリャは・・・?



優雅にのんびりソファーに座って、まるで白雪姫のようにくつろいでいる!!!!


「もうちょっとでペリメニが出来るから♪」

なんて言ってる。

とてもマイペースなガーリャ。
でも幼い時に父を亡くし、その後母も亡くし、小さな弟と共に片寄せあって生きてきた。何度も涙を流してきたが、それでも強く逞しく生きている。

とある冬の朝、中庭の階段を上ろうとして凍った階段で滑って肩の骨を複雑骨折、そして手首も骨折してしまった。上半身の半分をギプスで固定され、痛みで夜もなかなか寝られない日が続いた。そんな状態だったので、買い物したり、食事などを作って時々持って行ってあげた。その時は淡々とした様子だったのだが、その後Ю者が帰国する日となり、ガーリャは早朝電話をかけてきた。自分が骨折して思うように動けない時に、色々助けてくれて感謝している、自分は今回Ю者に何もしてあげられなかったけれど、Ю者の事をいつも愛してるからね…そう言いながら涙で言葉が詰まっていた。


それから暫くして再びガーリャの元を訪ねると、彼女はすっかり回復し、元通りのマイペースなガーリャに戻っていた。



「Ю者、ねぇこれはもうガフガフにやりましょうよ♪」


ゲナは相変わらず見て見ぬフリをし、バルコニーでクマの様に立って外の景色を眺めている。


****************************

Привет с России


Владивосток


****************************

Привет с России


Владивосток

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: