海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2007/02/16
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カテゴリ: 読書


天使の屍  貫井徳郎 (2006.12.31読了)

昨年の大晦日に読んだ本ですww
今更ですが、ご紹介。。。



貫井さんは 慟哭 をはじめ、今まで読んだ作品はどれもはずれがなく、お気に入りの作家さんです。
その割にあまり読んでいないのは、どうも紹介文だけ読むと社会派ミステリっぽく感じちゃうんですよね~
それで、なかなか手に取らないのです。読み出すと止まらない面白さなんですが。。。ww

自慢の息子である優馬がマンションから飛び降りた。
「優馬が自殺なんてするはずがない」と信じる父親が真相を求め調べ始める。

仕事そっちのけで、(あっ、子どもだ自殺したら仕事なんてそっちのけになりますね~)
探偵まがいの捜査を始めます。途中で怪しい少年にぼこぼこにされても負けません。
かなりハードボイルドなパパ
優馬を思い、自分のふがいなさを嘆き、動かずにはいられないこの父親を見ると、
親子の絆ってなんなんだろう、、、と改めて思ってしまいます。
(しかも、実はこの父子血はつながっていないんですよね。)

そして、この作品最大の謎「優馬は自殺をしたのか?もし自殺ならその動機は?」の真相は
もう、かなりとんでもありません。
思わず「そんな、あほな~」と言いたくなっちゃいました。

ここから ネタバレ全開


でも、いくら「子どもの論理」とは言え、そのために自らの命を犠牲に出来るの??
特に優馬は、まだにっくき相手が殺される前にカモフラージュに先陣切って自殺する。
小説では「勇気のある優馬だからこそ、この役ができた」で納得させようとしてるけど、
むむむむ、、、、私は生に対する執着が大きいのでしょうね。
どうも納得できませんでした。
中学2年でここまでの覚悟が出来るのかしら。それともこの幼い年齢だからこそ??
逆に自殺する勇気があるなら、人生やり直す勇気を持てばいいのにな~と思っちゃう。
と、小説の登場人物に憤っても仕方ないですね。。。(笑)


相変わらず、ぐいぐい読ませる筆力はさすがです!!

後はこの真相を受け入れることができるかどうか・・・。
私は受け入れることはできなかったけれど、発想はすごいな~と素直に感心しました。

しかしながら、新年を迎えるというときに読む本じゃなかったですね~(笑)





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最終更新日  2007/02/16 11:17:44 PM
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