海砂のつらつら日記

海砂のつらつら日記

2015/01/25
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カテゴリ: 読書
めっちゃ久しぶりの読書日記です
昨年映画化され、そのCMで気になっていました。
予約はあんまりしないので、ふらふら~っと図書館に行ったときにチェックしてたんですが、なかなかめぐりあわずようやく先日借りることができました。


【楽天ブックスならいつでも送料無料】白ゆき姫殺人事件 [ 湊かなえ ]
※こちらは文庫版ですが、私が読んだのは単行本の方です。


化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。(「BOOK」データベースより)



湊かなえさんらしいミステリだな~というのが読了後の第一印象です。
まず、読みやすい。それほどボリュームがない本ではありますが、一気に数時間で読了。
そして、何とも言えない毒を帯びた登場人物たち。。。なんというか応援したい人がいない!(笑)
少し変わってるのは、本文の後ろに、資料として事件を扱った週刊誌の記事や、ツイッターを模したと思わりるSNSサイトの書き込みなどが載ってること。
本文の章ごとにその資料を参照と但し書きがついていて、いったりきたりしながら読み進めました。

後ろにまとめるのではなく、章ごとに挟み込む形にしておいて欲しかったな~と思います。
資料を読み始めてうっかり最後まで資料だけ読んじゃったら、本文読む前に犯人わかっちゃいます。お気をつけください(^_^;)


さて、ここからは ネタばれ気味 なので未読の方はご注意くださいね。
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この物語は、犯人が誰かと言うよりも、一人の悪意ある証言によって、SNSなどによりどんどん話が大きくなり、いつの間にか「犯人は城野以外考えられなくなる」と言うところが肝だと思う。
SNSでのつぶやきの中で、どんどん城野の個人情報がさらされていくあたりも怖いけど、実際の事件でもテレビとかではぼかしていてもネットで実名出てくることは結構ありますよね。

さらに事件前までは地味で特に印象に残らない人物であった城野なのに、容疑者となると赤星の取材を受けた城野を知る人たちの口からは「そう言えば・・・」とか「こんなこともあったけど。。。」みたいにどんどんこういう事件を起こしかねない人物として語られていくあたりも、なんだかリアルで怖いです。
中には城野に同情的、擁護的な証言をする人もいるんだけど、その証言さえも、「城野=犯人」と言う先入観をもってきいている赤星の手にかかれば証言を捻じ曲げ城野が犯人であることの状況証拠にしてしまう怖さ。
実際の新聞や週刊誌などの取材でも中にはこういう「結論ありき」みたいなものもあるのかもしれませんね。



まあ、動機などは後ろの資料で分かる仕掛けになってますが、ちょっと動機としては弱いな。。。
犯人あてのミステリではないと思うけど、真犯人が誰かを推理する材料は少ないと思います。
私がきちんと読めてないのかもしれないですが、勘で当たることはあってもきちんと推理で当てることはできない気が。。。(勘で当てるのは比較的容易な人物ですけどね・・・笑)

警察は当初から真犯人が怪しいと睨んでいたあたりも、なんだか笑えます。
あの週刊誌やSNSでの騒ぎは何だったのか…みたいな。。。
そこら辺も作者の皮肉がきいてる気がします。


読後感は湊さんの他の作品と同じようにあまり良くないんですけど、読んでる最中はとても面白いのでまた別の作品も読みたいです。
映画も見たいな~どんなふうにこの作品を表現してるのか興味があります。





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最終更新日  2015/01/25 10:19:21 PMコメント(0) | コメントを書く
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