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『ジキル博士とハイド氏』(原題:The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde『ジキル博士とハイド氏の奇妙な事件』)は、ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850~1894)の代表的な小説で、1885年に執筆され1886年1月出版されました。
内容は、裏の顔を持つジキル博士が薬を飲むことによって善の性格が無くなり、容貌までも変化し悪の性格を持つハイドと言われる人物に変身することです。
この人物のハイドと呼ばれる名前は、隠れる(hide)に掛けたものです。
二重人格を題材にした代表的な作であることから、解離性同一性障害の代名詞として「ジキルとハイド」が使われることも多いです。
またジキルとハイド症候群(Jekyll & Hyde syndrome )という医学言葉もあります、これは入院すると適切な治療で急速に回復、退院して自宅に戻ると身体的・精神的に症状が悪化するという両極端な症候群で高齢者に多く見られます。
ジキル博士のモデルとなった人物は実在し、18世紀半ばのエジンバラの石工ギルドの組合長で人々の信望を集め市会議員もしていたウィリアム・ブロディー(1741~1788)です。
市民の模範だった彼ですが、夜になると賭博師、盗賊になり、18年間に数十件の盗みを働き、その後捕まり1778年に処刑されています。
また同じく18世紀半ばのイギリスの外科医で「実験医学の父」「近代外科学の開祖」と呼ばれ、近代医学の発展に貢献した解剖学者のジョン・ハンター(1728~1793)は、その医者としての高名な昼の顔と、解剖学者として解剖に使用するための死体調達のための墓荒しをしたとされる裏の顔を持ち、更に彼の建物が表通りに面した医院と裏通りに面した解剖学教室・死体搬入口という構造がジキル博士の家に類似するモデルともされています。
切手は1939年サモア発行の「西サモアシリーズ切手」の中の一枚で、ロバート・ルイス・スティーヴンソンが描かれています。
切手は1969年サモア発行の「ロバート・ルイス・スティーブンソン没後75周年切手」の中の一枚で、ロバート・ルイス・スティーヴンソンと『ジキル博士とハイド氏』の一場面が描かれています。
切手は1994年クック諸島発行の「ロバート・ルイス・スティーブンソン没後100周年切手」の中の一枚で、『ジキル博士とハイド氏』に登場するハイド氏が描かれています。
切手は1997年イギリス発行の「1997年ヨーロッパ切手」の中の1枚で、ひとつの顔の中にジキル博士とハイドが描かれています。
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