わらしべ工房 畳屋の楽屋裏(ブログ)

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2010年06月27日
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カテゴリ: 畳施工例
たまたま二件連続でメーターモジュールの畳を表替えする仕事が続き、
同じグレードの材料で、それぞれ国産と中国(四川)産の品を使用する機会があった
ので比較してみました。

どっちが国産か、中国四川産の畳表か分かるでしょうか?
       ↓
P1010616.jpg
P1010627.jpg

   答え  ↓
       ↓
       ↓
       ↓


もう写真だと違いが全く分かりません。

では、現物は全く差がないのかというと、そういうわけでもないのです。

イグサの質、色、香りなどの五感に響く部分が明らかに異なっています。

中国が劣るということでもありません。
むしろ四川に限って言えば、生産者が良い畳表の条件とする「ねばり」と
よぶイグサの柔軟性などはすばらしいものがあります。
焼けてからも色艶も十分良いものです。
しかも、草質は根っこから穂先まで青みがあり、製品にしたとき均一なものに
仕上がるようです。
さらに実入りが少し悪い分、イグサの本数を打ち込むことができ、結果として
昔の備後表のような目の詰まった高級感のある品を作れる草質です。

むしろ良い品物が作れるそうです)

ちなみに今の四川表は、一昔前の中国にありがちな、塗装のような着色や、
過乾燥による脆さ、石炭乾燥による有毒成分の検出もなく(四川はほとんど天然ガス乾燥
だそうです)、今や別物の品になっています。



しかし!


言ってしまえば、ごく些細な部分…
    昔ながらの自然で素朴な色合い
    昔ながらの深呼吸したくなるような香り…

ことに香りは、私たちの脳のかなり深い部分を刺激します。
些細だけど重要な違いです。

国産の無着色畳表の出す独特の優しい香りは、中国表がどんなに品質が上がっても
まねることのできない特徴だと思います。

そういうわけで現在は、五感にスッと入ってくる国産畳表が当店の定番品となっています。











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最終更新日  2010年06月27日 21時15分56秒
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