とぶわにといっしょに かんこくとあそぼ!

激戦の四川海戦、負傷をこえて・・・




63話

玉浦、合浦、赤陣浦では勝利したものの、陣中に帰ってきた李舜臣は勝利を祝うまもなくジョン・ウンに軍罰を与える。
向こう見ずな衝動で友軍を危機に陥れるところだったジョン・ウン。
オ・ヨンダムはまた怒りのおさまらないジョン・ウンに会い、玉浦で元均の言うまま敵の敗残兵を掃討しに上陸していたら、友軍も多くの被害を避けられなかったと言い、また、李舜臣が最も大切にし信頼している部下がまさにジョン・ウンであるということを告げる。
ジョン・ウンは突撃型の自分とは正反対の性質だが、これまで李舜臣が自分に見せたものは篤い信頼だったことを悟る。
一方諜報隊長コン・テウォンは尋問に答えない日本の捕虜に激怒する。
自分もまた日本に捕虜として連れて行かれた経験のあるコン・テウォン。
李舜臣はコン・テウォンに、日本にされた事をそのまま返せば自分たちも彼らと同じにすぎないと諭し、捕虜に酒を注ぎながら人間的に扱おうとする。
捕虜からの情報により日本水軍の戦力を把握した李舜臣は、日本軍は水陸並進策を展開するため、近いうちに西進することを予測し、慶山右水営との合同作戦の必要性を切実に感じるのだった。

そのことを元均の説得するも、元均は李舜臣が玉浦での完全勝利を目前に退却した件を根に持ち、合同作戦を頑として拒む。
戦闘は勝利したが、平和になりきらない陣中。このような中、御駕が都を捨て蒙塵したという早馬が到着した。
元均は日本軍に対する憤怒を隠し切れず、兵士たちに出陣を命令するのだが・・・


64話

再び感情に捕らわれる元均。
兵士たちもまた日本軍に対する敵愾心がみなぎり、出陣の決意を固める。
しかし李舜臣は集まった兵士たちに解散することを命じ、兵士たちとともに衝動的になったソン・フィリプに勝利の記憶を早く忘れ、常に冷静さを失わないことが真の将士の道であることを諭す。
一方玉浦海戦で軍の大部分を失った藤堂高虎は敗戦の恥辱を挽回するため、太閤秀吉に献上するための焼き物の略奪に専念していた。
藤堂は30年前日本に連れて行かれ、日本の焼き物工となった者に焼き物のある所を案内させていた。

全羅左水営勝利の噂を聞きつけ避難民たちが押し寄せてきた。
そして元均の衝動で混乱に陥る陣中。
クォン・ジュン達は勝利の報告を全羅左水営単独であげることを提案する。
連合艦隊の必要性を切実に感じている李舜臣がなかなか決断を下せずにいると、将校たちは指揮系統が確立されていなければ、朝鮮水軍に残された者は自滅のみであると李舜臣の決断を待つのだったが・・


65話

秀吉の宰相は藤堂高虎に神技の狙撃手カンスケを送る。李舜臣を暗殺するためだ。
一方藤堂は朝鮮水軍を甘く見なし、本陣攻撃を促す来島に李舜臣はこれまでの朝鮮将軍とは違うと言い、まず敵陣を周密に偵察しなければならないと主張する。

李舜臣の勝利報告を受け取った朝廷は、戦争勃発以来の初勝利に希望を抱く。
宣祖は李舜臣をーーに、将校と兵士たちには労をねぎらう教旨を与える。
反面慶山右水師元均には戦場で衝動的に行動しないように注意を促す。
この事により慶山右水営の将校たちは不満の色を隠せない。

チャンピョンから全羅左水営を慶山右水営の不協和音を聞いた日本軍将校たちは、好戦的と知られる元均の駐屯する昆陽を攻撃し、李舜臣をおびき出す作戦を立てる。


66話

昆陽に駐屯する元均を攻撃した藤堂高虎は、元均を挑発しようと意図的に元均の自尊心を刺激する。
奮戦の末元均が意識をを失うと、慶山右水営は全羅左水営に退却する。
意識を取り戻した元均は昆陽を奪還すると言い張り、これによりクォンジュンは李舜臣に慶山右水営と元均を捨てるときであると言う。
李舜臣は単独での報告は連合艦隊を壊すための者ではなく、もっと堅固にするためのものであり、連合艦隊を放棄することはできないと言うと、クォン・ジュンは全羅右水営との連合を提案する。
全ら右水営に赴き、連合艦隊を提案する李舜臣、しかし全羅右水師イ・オッキはこれを拒むのだが・・

一方李舜臣を暗殺するため血眼になっている藤堂は狙撃手カンスケの他にも狙撃部隊を養成することを来島に提案し、加藤清正から機銃部隊を支援される。
軍を率い閑山島付近に駐屯する元均は月内に昆陽を奪還することを提案するが、イ・ヨンナムの大反対を受ける。


67話 4月23日放映

元均は昆陽奪還のための出陣命令を出し、ハン・ベンロク、イ・ヨンナムを始めキ・ヒョウグンまでもが元均を止めようとするが、元均の意志を折るには役不足である。
藤堂高虎は李舜臣をおびき寄せるため元均を利用するという作戦の成功を目前にしていたが、李舜臣が優れた偵察隊を持っていることを知るがゆえ、片時も気を抜けず、狙撃兵を二重に配置するなどの万全の準備に余念がない。
来島軍が昆陽と唐浦に分かれ停泊しているという情報を得た李舜臣は、全羅左水営を昆陽に誘因しようという敵の緻密な計略を把握して出陣する。
1次出陣の時とは違い朝鮮水軍の威力を知り、二重三重の罠を用意する日本水軍!
常に完璧に勝利の条件を作り出して戦いに臨む知将李舜臣!
しかし、全羅左水営艦隊は所々李舜臣の命を狙う狙撃手の待ち受ける四川湾港に近づいていくのだった。


68話 4月24日 放映

狙撃された李舜臣!
最高指揮官李舜臣の傷が深く出血が止まらないのを見て、クォン・ジュン等将校たちはすぐに退却し、治療することを主張するが、李舜臣は大将船が戦場を捨てて、退却する事はできないと、最後まで戦うことを命じる。
カンスケの狙撃により李舜臣が倒れたことを確認した来島は間髪入れず突撃命令を出す。
藤堂は李舜臣が生きている可能性もあるとし、先制攻撃を保留にし、朝鮮軍の動向を探ることが先決であると主張するが、来島は朝鮮水軍が右往左往している隙を狙うと突撃命令を下す。
来島艦隊が全羅左水営艦隊に突撃するその瞬間、日本軍は始めて見る、怪物のような二隻の亀甲船の奇襲に驚愕する・・・


69話 4月30日 放映

真っ黒になって迫り来るものは日本軍ではなく全羅右水営だった。
壬辰年6月4日、全羅右水営の合流で連合艦隊は54隻の軍艦により唐浦港、鎮海、栗甫において大勝利をおさめた。
水軍の連戦連勝の知らせと共に、全羅、忠清、慶山の三道連合陸軍は兵士5万を集め、首都の失地回復の機会を狙っているという報告がピョンヤンの朝廷に伝わると、宣祖は失地回復に続き、日本軍を全て追い払うことができるという期待を膨らませる。
しかし5万の兵力は農民たちの寄せ集めにすぎない烏合の衆であるのに、ただ数5万という数字に頼り、無謀な自信感を見せた全羅官吏イ・グァンは、全面戦を避けなければという部下クォン・ユルの忠告を無視し、脇坂の1500の兵力の前にあっけなく崩れ去った。
今や、ピョンヤンまでもが危険にさらされ、再び播遷論議に揺らぐ朝廷に、やっと明からの視察団が到着した。しかし明は派兵には関心がなく、朝鮮が日本を手を結び明を打つのではないかという疑いを持つのだった。
一方、四川、唐甫で大敗したという知らせを聞き豊富秀吉は、見せしめにカンスケの首を斬り、まだ攻略できていない全羅道を火の海にすることを将校たちに誓わせるのだった。


70話 5月1日 放映

10万大軍が補充されるだろうという日本の情報を入手した全羅左・右水営の最高指揮官李舜臣とイ・オッキは、日本からの補充部隊が最短時間でピョンヤンの小西軍と合流し、明への侵略を開始しようとするなら、陸路ではなく海路を選ぶであろうと、全羅道防御に全力を傾けることを決意する。
元均は戦艦各20隻を保有する全羅左、右水営に比べ、慶山右水営は3隻しか保有していないことに気後れし、連合艦隊最高指揮官会議には出席せず、開戦初期自らの手で自沈させた板屋船を探しだし、補修作業に専念するのだった。
龍仁戦闘で大勝をおさめ、プサン水軍陣営に合流した脇坂は、途中官公社や軍施設で鹵獲した火砲で新しい戦略を考える。
偵察部隊により、日本水軍が火砲を所有している事実を知った李舜臣。
全羅左水営は大将軍箭や飛撃震電雷など、飛距離が長く強い火力を持つ武器の使用を増やす。
脇坂は若い頃、朝鮮に侵攻したとき顔に消えない傷をつけられた。その張本人が全羅左水師李舜臣であることを知った脇坂は、先の戦闘で亀甲船を破れなかった藤堂と九鬼嘉隆を嘲笑いながら、亀甲船を抹消する精鋭部隊を全羅左水営に送るのだった。

次はいよいよ閑山島!--翼を広げろ!閑山島海戦編--へ


めにゅう 登場人物 1-4話

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