ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2012年12月25日
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カテゴリ: ポルトガルワイン

ゲミシュター・サッツのワインの会 のワインもこれで最後。今回唯一の赤ワインはポルトガル・ドウロ地方のものです。
レセルバ・ティント・フィールド・ブレンド2007 。生産者キンタ・ド・ヴァラッドはポートワインの名産地ポルトガル・ドウロの地のワイナリー。レストランや宿泊施設も一緒に営んでおり、ワインツーリズムの行き先としても人気なようです。この地のワイナリーの多分に漏れず、ポートワインの生産を行っておりましたが、スティルワインももっと発信していきたいとニーポートなどの生産者と共に赤白のワインの生産にも力を入れています。そして、その方法として、地場品種を用いる事、そして、地元に昔から残っているゲミシュター・サッツを用いるという事を行っているのです。現在、これらの生産者は「ドウロボーイズ」と呼ばれ、その評価を高めています。
セパージュは、ティンタ・ロリス、ティンタ・アマレラ、トゥーリガ・ナシオナル、トゥーリガ・フランサなどの良くこの地で使われている品種を中心に、少量しか含まれない品種もあわせると、実に20種類を越える葡萄が用いられているそうです!価格は、写真のお店で3129円。

は赤黒いです。ガーネット感もエッジにかけてなくはないですが、まだまだ濃いですね。

香り は、ドウロに良く見られるスミレっぽさを感じますが、あまり強くなく。スパイスも、典型的なクローヴなどの茶色いものがでていますが、結構黒コショウ的な雰囲気もあったでしょうか。各要素が拮抗しており、全体的に落ち着いた印象を受けますが、その他、チョコっぽさやココア、黒ベリー、赤ベリーのコンポート、バルサミコ、黒い土、ミネラル少々のキノコなどを感じました。

味わい は流石に果実味中心です。ただ、これも一応第一の要素ではありますが、そこまで濃いものではなく、また、他の要素に比べて突出しすぎるものでもありません。酸は乳酸系のもので、比較的明るめ。タンニンは渋味、舌触りとそこそこで、何やらトータルするとボルドー的な雰囲気です。この点につきましては、結構骨格がしっかりして硬質な質感だった事も関係しているかと。ボディはきっちりフルボディです。

会では、勿論イタリアン式豚肉とアサリのアレンテージョ風のタイミングで飲みました。豚肉はあまり脂のごついものではなかったのですが、肉の旨みとワインの硬質かつフルーティな雰囲気が結構マッチしました。また、さすがだったのは、アサリやそのエキスとあわせても生臭みなど全くでないところ。それどころか、時間が経って穏やかさの増したワインとは、香りの要素や旨みの間に引き合う感じすら見られました。
ただ、このワインにはやはり赤身肉が王道でしょうね。鹿やイノシシのローストや煮込みなどは間違いないでしょうし、牛肉でも、あまり脂のきつすぎないものなら幅広くいけそうです。また、味噌を用いたものなど和食系にも面白そう。


ポルトガルワインは、田崎真也氏も評価されていらっしゃいますが、かなり面白い存在かと思います。このワインは、価格的にも品質的にも、そんな現代ポルトガルワインのベンチマークたり得るワインではないかと感じました。

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最終更新日  2012年12月26日 16時10分36秒
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