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私が気づいたのは、 松下幸之助さんの本 で、この文章を読んだ時のことでした。
~ 前略 ~
すべてのものが尊く見えるようにならないとあかん。 欠点ばかり見ていたらあかんのや。 全部長所を見なければいけない。 森羅万象いっさいが、われわれになくてはならないものであると考えないとあかん。
「 あいつはかなわんなあ、なんか虫が好かんなあ 」 と言うているあいだはまだあかん。 どんな人でも、 「 ええなあ 」 と言うようにならないとあかんわけや。 「 あいつはどうも虫が好かんわ 」 と言う人がいるな。 ぼくもなんや虫が好かん人もある、ほんとうは。 けれども、そんなことを言うてたらあかん。 どんな人でも、虫が好くように考えてあげないといかんわけや。 そう考えて全部を生かしてあげるというふうにやらんとあかんと思う。
~ 後略 ~
○ 本を読むのと前後して、こんなことも考えていました。 今まで生きてきた中で、なぜか私は 虫が好かん人 のことを思い出していたのです。 あの人、あの人、あの人…
○ 話は脱線しますが、他の人が、虫が好かん人のことを思い出している時、そこに自分を思い出してほしくないですよね(笑) だれでも自分がかわいいですもんね。 私もそうです。
○ で、ここからが大事です。 じゃあ、私はその人たちのことを今でも 虫が好かん と思っているかというと… こたえは NO! いや、むしろ全然! て、いうか、その人のことを…
○ 最近は思い出しもしていませんでした。 だから当然、不愉快にもなりません。 これは、時間がたてば忘れてしまう、というのとはちょっと違う… と私は思うのです。
松下幸之助さんの文章は続きます。
~ 中略 ~
あんたなぁ、虫が好かん人がいるということはな、あんたの心に問題があるんや。 その時の自分の中にある不平や不満を、勝手にその人にぶつけて、自分を正当化しているだけなんや。 そのことに気づかなきゃあかんで。 その人を好かんと思う原因は、本当は自分にある。 そやろ?
よう考えてみたらいい。 その、あんたが 虫が好かん と思っている人な… あんたに似てやへんか? あんたのイヤなところとそっくりなものを持っとるやろ。 その人を見ていると、まるで自分のイヤなところを見ているようで、それで 虫が好かん と思うんや。 ちがうか?
そやから、虫が好かん人が自分の前に出てきたら、あんた、その人に感謝するんやで。 その人が、あんたのよくないところを、あんたに代わって見せてくれるんやからな。 自分の心が乱れていることをあんたに教えてくれるんやからな。 ええか? 好かん好かんやない、ありがたいありがたい、と思わなあかんのやで。
~ 後略 ~
○ 松下幸之助さんのおかげで、私は大切なことに気づくことができたような気がします。 虫が好かん というのは 感情 ですから、その感情をグッと抑えてその人に感謝する…
○ なんてことは、頭ではわかっていてもなかなかできないかもしれません。 でも、これからは少しでも努力してみよう、と思うのです。
( おわり )
※ おまけ : 後半に書いた 松下幸之助さん の文章… 実はあれ、幸之助さんがしゃべったように書いた、私の気持ちなのでした ![]()
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