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Calendar
○ 朝、ジョギングをしていました。 いつもより少しだけ早く走っていました。 10分くらい走っていると、なんだかとても しんどく なったので、走るスピードをゆるめました。
○ ふつう、スピードをゆるめれば、その後も走り続けることができるでしょう。 私もそう思ってスピードをゆるめたのです。 でも今日は、スピードをゆるめても、なんとも しんどい のです。
○ いつもとちがう… そう直感した私は、走るのをやめて歩き、そして、止まりました。 手を胸にあててうずくまり、大きく深呼吸をしました。 よかった、息はできるぞ… と思いました。
○ しばらく休んでいると、どうにか歩けるようになったので、ゆっくり歩きながら家に戻ることにしました。 しばらく歩いていると、だんだん回復してきたので、走って帰ることにしました。
○ 下り坂だったので、スピードを上げて走りました。 するとまた、 なんとも しんどく なって、それ以上走れなくなってしまったのです。 また立ち止まり、胸をおさえて深呼吸をしました。
いつもとちがう…
○ 今度はそう確信し、歩いて家まで戻りました。 なんとか家に戻り 「 ちょっとおかしい… 」 と言ってから、ゴロリと横になっていました。 ママとひとみはそれに気づくことなく…
○ 全くいつもと変わらない、いつもの朝を迎えていました。 私は血圧計で自分の血圧を測りました。 血圧は正常でしたが、心拍数が130以上ありました。 いつもなら60以下ですので…
○ 走ってきた後しばらく時間がたった今のこの数値、 いつもとちがう… という私の直感は正しかったようです。 ママとひとみは、まだいつもの朝をつづけていました。
○ 血圧と心拍数を測りつづけましたが、何度測っても、血圧は正常、心拍数は130以上です。 このままでいいのか? このまま、放っておいていいのだろうか? もしかしたら…
このまま死んでしまうのではないか?
○ 人って、もしかしたら、こんなにあっけなく死んでしまうこともあるのではないか? 本気でそう思いました。 思い残したことはないか? 言い残したことはないか? あれこれ考えました。
ひとみを呼んで、しっかりおぼえておこうと、その顔をじっと見つめました
○ そんなことを考えている間にも、今日は月に一度の みずがき倶楽部 の日、ですので、急遽お休みのパパを残して、ひとみとママは車で出かけてしまいました。
○ この家で葬式をするなら、どの部屋に 棺 を置くのかな? 部屋が散らかっているから、こりゃそうとう片付けが大変だぞ… 死ぬとお尻の筋肉がゆるんで ダダ漏れ になるから…
○ 今のうちにトイレに行って全部出してこようかな? でも、全部出したと思っても、やっぱり出てくるんだろうな… そんなヘンなことまで考えました。
○ 2時間たっても脈拍が130を下回らないので、119番に電話して状況を説明しましたが、、119番では救急車を出動するしないは判断するが、病状についてはコメントできない…
○ と言われ、 ( そりゃそうだな… ) と思い、救急外来医院に電話、心拍数以外は正常でしたから、危険かもしれない… と思いながらも自分で車を運転して病院まで行きました。
○ 診察の結果、 発作性頻拍症 と診断された私は、クスリをもらってまずは一安心、ひとみを送って駆けつけてくれたママに運転してもらい、無事、家に帰ってきました。
おかげさまで、現在、心拍数はふつうに戻っています ![]()
○ 生きていてよかった… と思いながらも、今、 『 生きる と 死ぬ って、実はこのくらいの、本当にちょっとの違いしかないのかもしれない… 』 と考えるようになりました。
○ そして、 なにげなく書いた 1日の日記 が、なにか今日を先回りして書いたような、そんなとても フシギ な気持ちになりました。 あの日記が 遺言 にならなくてよかった…
おしまい
みなさんもお体を大切に ![]()
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