忘れな草のおボケな日記

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忘れな草0713

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2008年07月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
長女ちゃんの嘔吐は続いていた



夏の朝は早いはずなのに、なかなか夜は明けない。



長い長い夜が終わって、ようやく朝の光が見えた頃



長女ちゃんは意識も薄れかけていた



医大の先生に電話を入れると



「点滴で薬を入れよう。私からも連絡しておくから直ぐに行きなさい」



救急で行く病院の院長先生に電話をすると



すでに医大の先生から連絡が入っていた



自力で歩く力もなくなっていた長女ちゃんに







病院に着くと院長先生も外来の看護師さん達も、用意をして待っていてくれた



長女ちゃんの左手にまた点滴の管が繋がれた



院長先生の優しい顔を見た長女ちゃんは、少しだけ安心したような目をしていた



「抗がん剤は一時中止。吐き気止め・ステロイド・脳圧を下げる薬を点滴で流して、とにかく今の状態を緩和させます」



院長先生の言葉に救われた気がした



夕べあんなに嘔吐し続けた長女ちゃんは、その点滴のおかげで落ち着いた寝顔になっていた



入院の手続きをしていて、足りないものがたくさんあることに、自分ながら呆れてしまった



小倉で五ヶ月も入院していたのに、なんて母親なんだろう



荷物を取りに家に帰り、洗濯をして、今夜からまたしばらく一人暮しになるじさまに



色々としなければならない事を教えておいた



病院に戻ると、眠りから覚めた長女ちゃんがいた







程なくして長男くんとお嫁ちゃんが、タイガー&ドラゴンを連れて来てくれた



タイガー&ドラゴンの長女ちゃんを見る不思議そうな目



長女ちゃんはそれを見て笑っていた



やっぱり長女ちゃんには笑顔が似合う



長男くん達が帰り、長女ちゃんはまた眠りだした







お見舞いの時間が終わる頃、院長先生が病室に来てくれた



長女ちゃんの回りには、必ず誰かがいてくれる



苦しんだ分、回りの人達が必ず助けてくれている



何もできない母親だけど、回りのみんなが長女ちゃんを守ってくれている



ブログ仲間のみなさん



みなさんのコメントに、また助けて頂きました



弱音をはいた私に、もう一度勇気をくれました



本当にありがとうございます



長女ちゃんにとって、これからはもっと厳しい現実が待っているかもしれない



それでも頑張る長女ちゃんがここにいる



奇跡は待っていても来ない。掴むものだと教えてくれた彼女がいます



私はそんな彼女が大好きです



壮絶な彼女の生き様が、私を奮い立たせてくれる





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Last updated  2008年07月26日 22時10分56秒
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