音楽コーチのコーチング・ライフ
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新宿で行われた藤原和博さんの講演会に行ってきました。藤原さんといえばリクルート出身で、民間人初の公立中学校の校長先生になった方。前からぜひお話を聞いてみたいと思っていたので、とても楽しみにしていました。ピアノのレッスンを終えて、大急ぎで娘を連れて新宿へ。主人と待ち合わせをしてご飯を食べて、娘を主人に預けて会場に向かいました。講演会はとてもおもしろかった!!講演会というと、ただ席に座って一方的に話を聞くだけ、というのが普通だと思いますが、藤原さんのは違います。授業を受けているような、研修に参加しているような。周囲の人とブレインストーミングでアイデアを出し合ったり、自分のこれまでの人生につぃて語ったり・・・プレゼンの名人だけあって藤原さんのお話はとても分かりやすくて、あっという間に時間が経ってしまいました。出版社主催のものだったので入場無料でしたが、これでただなんて申し訳ないくらい。テーマは「55歳までにやっておきたい55のこと」20世紀は成長社会の時代でした。この時代では”みんな一緒がいい”という価値観のもと、1つの答えを探す正解主義の世の中でした。いい学校を出て、いい会社に入って、結婚して子供を持ち、定年まで勤め上げて・・・みたいな考えで、それが幸せだと考えられていました。でも21世紀はみんなが多種多様な価値観を持つ成熟社会へと変わってきています。たった一つの答えを探すのではなく、自分も相手も納得できる正解のない答えを探していく。時間をかけて一つの正解が出るのを待つのではなく、思いついたらとりあえずやってみる。間違えたらアプローチを変えてうまくいくまでやってみるという修正主義の世の中にシフトしていく、というお話でした。正解主義の世の中ではいち早く答えを言える頭の回転の速さが大切でしたが、これからは柔軟な発想ができる頭の柔らかさが必要になってきます。この間子どもの学校の授業参観に行ってきましたが、家の娘も含め、小学1年生でも自由にものを言うのをためらう子が多かったです。こんなこと言ったら笑われちゃうんじゃないか、とか考えてしまうんでしょうね。娘も家ではいろんなことを思いついて、親がついていけないくらいなんですが。学校でも殻を破ってもっと自分をだしてほしいですあと藤原さんの話で印象に残ったのが、「コミュニケーションとは、相手と自分との間に共通点を見つけること」という話でした。コーチングを学んで相手の話を聞く、自分のことを伝えることの練習はたくさんしてきてそれがコミュニケーションだと思っていました。何か話をしていて共通点が見つかるとお互いの距離がググッと近づく感じがしますものね。これも新しい視点でした。50歳くらいで人が亡くなった昔と違い、これからは人生80年、90年の時代。(ちなみに私の祖母は96歳と97歳でまだまだ健在です。お正月に会ってきました!)これからはサラリーマンという一つの顔だけでなく、30代・40代から2重、3重のいくつもの人生をいきていくことができるように、そのための準備を若いうちからしておくことが大切だという話でした。人間は全くやったことがないことでも、1万時間かければできるようになる!1日3時間やったとしたら、1年365日で1000時間。つまり10年間それを続けていればマスターできる。これで一流は無理かもしれないけれど、二流の一番くらいにならなれるそうです。自分のこれからのことを考えたらおもしろくなってきて、ワクワクしながら会場を後にしたのでした。
2012年02月01日
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