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楽天のブログだと、不便なところもあったため、アメーバブログにて再度、プライベートなブログを立ち上げ直しました。http://ameblo.jp/watarug/ 楽天ブログも今後何らかの形で活用できればとは思っていますが、とりあえずは、アメーバブログを御覧ください。
2010年07月20日
下記の市民講座での講師をします。 瀬戸内海を初めて渡ります。(空路でですが) お近くの皆様、ぜひご参加ください。 ■ 2007プラウド市民講座 【多様性を許容する社会へのチャレンジ】 -セクシュアルマイノリティの立場からの発信- 講師:石坂わたる この講座では、当事者自身が語る性の多様なあり方から発信し、共に社会に生きる生活者としての目線で、本当に誰もが住みよい「多様性」を許容する社会づくりへの問題提起を行います。変動する社会の中の、家族・教育・コミュニティ、そして政治といった視点から市民の皆様と多くの意見を交わしたいと思います。 開催日時 平成19年12月2日(日) 午後1時~5時 (前半2時間を講演、休憩を挟んで後半1時間は意見交換) 場所 サンフリー高松(託児無しとのこと) http://www16.ocn.ne.jp/~touroku/top.html 参加費 500円 お問い合わせ: プラウドin香川メールアドレス proudinkagawa@hotmail.com プラウドin香川ホームページ http://www15.tok2.com/home/proudia/
2007年11月24日
AGPマンスリーセミナー「教育・保育における特別なニーズ」イベント内容の説明文「同・両性愛者・トランスジェンダー・インターセックスなどの子どもたち在日外国人・少数民族の子どもたち、障害を持つ子どもたち、教室や保育室には様々な、従来の教育や保育にはなかった特別な配慮を望んでいるあるいは必要としている子どもたちがいます。だれもが個々に応じた教育や保育が受けられる状況を一緒に考えていきましょう。」日時:11月17日(土)18時~20時場所:akta (http://www.rainbowring.org/akta/)スピーカー:石坂わたる (AGP教育子ども分科会代表 / 障害児介助員)
2007年11月12日
御堂筋をみんなで歩き、最後の公園でみんなで一緒に風船を飛ばすという関西ならではのパレードでした。 初回よりも二回目の方が大変なところも数多くあったのではないかと思います。実行委員やボランティアの皆さん本当にありがとうございました。
2007年10月28日
これまでLGBT関係の活動で一緒にがんばってきた尾辻かな子さんに関する、ネットニュースが出ていました。http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY200705140402.html http://gayjapannews.com/news2007/news87.htm これからも多くの、セクシュアルマイノリティや性的多数派であっても尾辻さんを必要としている人のために活動してもらいたいと思っています。
2007年05月15日
これまでHIV関係の活動で一緒にがんばってきた川田龍平さんに関する、インターネットニュースが出ていました。http://www.janjan.jp/government/0704/0704264501/1.php これからもより一層、幅広く活動してもらいたいと思うと共に、また一緒に様々なボランティア活動、市民活動に関われるといけるといいなと思っています。
2007年04月30日
4月22日投票、23日開票だった中野区議会議員選挙では、1,091人の方の応援を頂くことができましたが、議席を得ることができませんでした。 投票いただいた方や、応援していただいた方の期待に答えることができず、本当に申し訳なく思います。 今後については、これまでの選挙活動で知り合えた人と共に、活動の輪を広げ、次に向かって頑張って行きたいと思います。 ご支援いただいた皆様に深く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。*参考*当日有権者数(253,963 人) 投票者数(105,930人) 投票率(41.71%) 石坂わたるの得票数(1,091票)全投票における石坂わたるの票の獲得率(1.03%)
2007年04月24日
本日、大阪府議の尾辻かな子さんと一緒に、新宿二丁目の仲通りで演説をしました。 いじめの問題や、部屋を借りる不便について、同性愛者や政同一性障害者をはじめとする、社会的マイノリティの人が感じている、その問題を改善して行きたいと、話をしてきました。 ところで、このブログですが、公職選挙法の関係で、4月22日まで更新ができなくなります。 ホームページや他のブログについても同様の扱いになります。 HPやブログの更新はできませんが、毎日中野区に暮らす全ての人のために石坂わたるは最後まで頑張ろうと思います。石坂わたるhttp://ishizaka.muchonov.com/index.html
2007年04月14日

中野駅前、武蔵野市民文化会館、新宿二丁目で浅野史郎さんの応援をしてきました。結果は障害者や外国出身者などに対して高圧的な人であり、同性愛者に対しても、新宿二丁目の再開発という当事者を無視した政策を掲げている石原現都知事の圧勝という結果に終わりました。 しかし、中野駅前での街頭での応援、武蔵野公会堂での一分間スピーチという形での応援、新宿二丁目での尾辻かな子さんや、上川あやさん、新宿二丁目振興会長の福島光生さんと一緒の応援演説をしてきた中で、だんだんと、浅野さんへの期待の高まりを感じてきました。 パフォーマンスは決してうまくないし、同性愛者についての正確な知識があるわけでもない、しかし、社会的弱者・少数者(同性愛者や障害者を含む)の声にしっかりと耳を傾けることのできる方だということをとても強く感じました。 ちなみに、武蔵野市民文化会館では(2007年の3月末まで)養護学校教諭であること、ゲイであること、中野区政に挑戦することを述べたうえで、セクシュアルマイノリティの子ども、障害児、単親家庭のお子さん、人と違う考え方を持っている人、人と違うライフスタイルで過ごしている人なども含めた、全ての人が「人とどこか違っている」という理由でいじめにあったり、自分自身を否定せざるを得ない状況を学校や社会の中からなくしたい」そう考えていますという話をしました。 新宿二丁目の街頭では、「新宿二丁目は新宿区民だけでなく、中野に暮らす同性愛者や性同一性障害者の、あるいは、日本で暮らす全てのセクシュアルマイノリティの心のよりどころになっている。」という話をしました。 表に見える結果は石原現都知事の勝利でしたが、社会的弱者・少数者の、みんなの政治に対する気持ちの高まりを感じることができました。 写真は武蔵野市民文化会館での一分間スピーチを終えた後に浅野史郎さんと一緒に撮った写真です。
2007年04月09日
中野ゼロでの学習会で、北丸雄二さんや、尾辻かなこさんと一緒に話をしたときの写真が掲載され、石坂わたるの、中野区政への挑戦について取り上げられました。 http://ishizaka.muchonov.com/7_media.html
2007年03月18日
3/13発売の週刊SPA!(3/20号)にて、中野区政に挑戦するLGBT当事者の一人として掲載されました。もし機会があればお読みください。また、それに関連して(?)、3/17(土・18:30~20:45)に、中野サンプラザにて薬害エイズ訴訟の原告団として活躍されてきた川田龍平さんと石坂わたるがトークイベントをいたします。皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。
2007年03月14日
2007年01月13日09時15分33秒 さんは書きました。 ><楽天ブログの日記更新メールです> ><このメールに返信するとブログ記事が書けます> ><画像や動画(ベータ版)を添付することも出来ます> ><このメールはPCから下記URLにて配信停止できます> >
2007年01月13日
『多様な生き方を考える』日時:1月13日(土)、20日(土) 各々18時30分開場、18時45分開始主催:石坂わたる&赤杉康伸 (東京メトロポリタン ゲイフォーラム)会場:なかのZERO(学習室1)にて。内容:第1回目(1月13日) 「同性パートナーシップと暮らし」(スピーカーは 石坂わたる & 赤杉康伸 )第2回目(1月20日) 「同性愛者と家族 カミングアウトについて考える」(スピーカーは 石坂わたる & 石坂モモ (わたるの母) )問合せ先: tmgf2001@mbk.nifty.com (東京メトロポリタン ゲイフォーラム)
2007年01月08日
(一部補足などしていますが、基本的にメールで得た情報を転送しています。) 年明け早々心苦しいのですが、9日後に迫った厚生労働省の検討会に関連して緊急のお願いがあります。 突然の病気や不慮の事故に倒れた同性愛者当事者が自分で意思表明を行えなくなる場合、残された同性パートナーではなく、普段は交流が全く無い(法律上の)家族・親戚・肉親が介入するため、同性パートナーが面会すらできないケースが多数存在します。 また、同性パートナーが公正証書を仮に作成していたとしても、医療関係者や家族がその内容を尊重しない場合は実効性を持たないという厳しい現実もあります。 しかし、この「(法律上の)家族重視」は法的な規定があるわけではなく、医療や福祉現場での「慣行」として実はそうなっていただけです。 昨今の自己決定論などの高まりもあり、この終末期医療のあり方について、1月11日に厚生労働省で第1回目の検討会が開催されます。厚生労働省医政局「第1回終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会の開催について」平成19年1月11日(木)10:00~東京都千代田区霞が関1-2-2厚生労働省 専用第18・1920会議室 (17階)詳しくはこちら。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/01/s0111-1.html傍聴の申し込みもこちらです。 傍聴に行けるなら是非行けたら良いと思いますが、平日だし、年始だし、たぶんなかなかに厳しいと思います。 それであれば、この検討会に合わせ、パブリックコメントを送るのはどうでしょう。 パブリックコメントは、今年度末(2007年3月31日)まで受け付けるようですが、ここで一度、検討会の前に送っておくといいんじゃないかと思います。パブリックコメント募集のホームページhttp://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/p0915-2.htmlたたき台本文(A4、2ページ)http://www.mhlw.go.jp/public/bosyuu/iken/dl/p0915-2a.pdf 叩き台の中身としては事前指示書のような内容が盛り込まれていて、その点は評価できるのですが、医療者主導であり、かつ意思決定が「家族」に行ってしまうリスクもないでもないような感じです。あやういです。 自分で医療内容の希望が表明できなくなった時には、家族ではなく、本人が指名する代理人(たとえば自分のパートナー)が代理行為をすると、そのようにガイドラインで明言される必要があると思います。 国のガイドラインは法律ではないですが、それと近い拘束力がありますので、きわめて重要です。 ちなみにですが、最近話題の任意後見制度では、この問題はクリアできません。任意後見は財産権の問題でして、医療における代行権については範疇外なのです。 内容についての転送大歓迎です。是非この情報を広めてください。 もし可能な方がいらっしゃれば検討会の傍聴を、難しい場合は是非、上記たたき台へのパブリックコメント、宜しくお願いします。 「パブリックコメント」と言うと難しく聞こえますが、上記でもあるように「自分で医療内容の希望が表明できなくなった時には、家族ではなく、本人が指名する代理人(婚姻外関係であっても実生活などを共にする自分のパートナー) が代理行為をする」、とガイドラインで明記してください。で十分OKです。(自分の経験談などつけられる方がいらっしゃれば、さらにいいと思います。こういった機会に声を上げたり、情報を共有することは、本当にとてもとても大切です。 専門家や行政に対して、当事者である自分の声を届けるチャンス、是非活かしましょう。また、当事者間でこの情報を是非共有しましょう。他のMLや、ブログ、ミクシィ日記などへの転載等も歓迎です。
2007年01月02日
主催者側から、オファーを頂きまして、下記の通りシンポジストとしてシンポジウムに参加することになりました。もし、お時間がありましたら、お申し込みの上、足をお運びください。=========================国際エイズ月間、特別企画シンポジウム「これからの多様な性&家族&ライフ・スタイル」日時:12月9日(土)17時場所:アテネ・フランセ27教室(2F)千代田区神田駿河台2-11(最寄り駅・御茶の水)講師:宮台真司(社会学者、首都大学準教授) 及川健二(『沸騰するフランス』、『ゲイ@パリ』著者) 大河原雅子(前都議会議員、民主党・参院選候補者) 赤杉康伸(東京メトロポリタン ゲイフォーラム共同代表) 石坂わたる(東京メトロポリタン ゲイフォーラム共同代表)定員:70名会費:500円(おつりのないように御願いします)事前申し込み必要電話:03-3291-3391(アテネ・フランセ事務所)メール:info@athenee.jp【内容】 新世紀に入り、性・家族・生き方が多様化している。「多くの人が幸せになれる」成熟した社会になるにはどうすればいいのか? フランスに2年在住し、『沸騰するフランス』(花伝社)や『ゲイ@パリ』(長崎出版)を上梓し、フランスの政治・同性愛事情に詳しい及川健二氏と、「性の自己決定権」を提唱する社会学者・宮台真司氏、都議会議員(『生活者ネットワーク』所属)を3期務め来年の参院選に民主党・公認で東京選挙区から出馬予定の大河原雅子さん、同性カップルの赤杉康伸氏&石坂わたるが既存の『結婚』という価値観にとらわれない新しいライフ・スタイルの可能性、ジェンダー・フリー、同性愛について熱く議論する。 トランスジェンダーの上川あや世田谷区議の特別報告あり。
2006年12月03日
7月の「neofest」での上位受賞作品の再上映会がありました。7月のneofestで堂々トップの「neo賞」を受賞した、「一緒ネ!」は、今回の上位受賞作品の再上映会での観客投票でも1位となりました。(^^)v 名執監督のこの映画では、僕(石坂わたる)と、NOVくん(赤杉康伸)の二人で行っている、様々な選挙の立候補者にゲイに関する政策などについてのアンケート調査活動の様子や、ゲイの子を持つ母親へのインタビューとして僕の母へのインタビューなどが撮影されています。また僕とNOVくんと母の3人でのオフショット映像なども出てきます。 今後、機会があったら、どこかで上映会ができたらいいねというような話をしてきました。 上映後は懇親会にも出てきました。「とても心が温まる映画でよかった。」、「どうもありがとう」というような声をかけていただいたり、「どっちが男役で、どっちが女役なの?」、「どうして同性がすきなのか?」というような(^^;)質問もあったり。。。 映画の良し悪しについては、ただ、被写体として映してもらっただけなんですが、やはり、褒めてもらえることは嬉しいことでした。名執監督に感謝です。 質問については、NOV君と二人で、色々と答えたものの、やはり、納得は難しい様子。最後は、「それじゃぁ、女がどうして男を好きになるのか等など、答えることはできますか? 同性の場合もそれと同じことなんですよ。」ということを答えてきました。
2006年11月03日

8月の東京レズビアン&ゲイパレードには2292人の参加者が集まった。そうした中には同性愛者の車椅子のグループや精神障害者のサークル、聴覚障害者(聾者など)、視覚障害者(全盲の方など)の参加も見られた。パレードに参加をする障害者の数は、まだ数が少ないが、パレードに参加をしたくても参加ができない、あるいは、パレードの存在を知らない障害を持つ同性愛者も少なくないだろう。 同性愛者に関する情報はインターネットのwebページや、雑誌記事・書籍など活字情報が大半を占めている。テレビやラジオで情報が流れることはほとんどなく、点字に点訳をされていたり、カセットテープなどに音訳されている情報も全くといっていいほどない。パレードに関する情報も同様である。 全盲の方の場合、パソコンと音訳ソフトを用意できるだけの経済的に恵まれた環境にある人を除き、同性愛者に関する情報を手に入れることはほとんどできない状況にある。(ひらがな・カタカナ・漢字の読み能力が限られていたり、文章読解力が不十分な知的障害者の場合にも似たような問題が起こるかもしれない。) また、パレードの会場のある代々木公園の最寄り駅である原宿駅・明治神宮前駅は共に、エレベーターだけで駅構内から外に出ることができず、車椅子を使用する場合は、駅員についてもらう形でエスカレーターや階段に設置されたリフト「エスカル」などを使用するしかない。また、会場までの移動、パレードの参加にあたり、移動のための介助者を頼む場合、同性愛者で介助に応じてくれる知り合いがいればいいが、そうでない場合、介助者にカミングアウトをしたうえで、パレード参加のための介助をお願いするしかない。これは容易なことではないだろう。(なお、パレードの会場となっている代々木公園の場合は、会場まで車などで乗りつけ、そこから、代々木公園事務所が所有する車椅子を複数名が借りて利用しようとした場合に、事務所には2台しか車椅子が置いていないという問題もある。) 今回車椅子で参加をしたJanusさんは「LGBTの中にも障害を持ってる者もいるのだと、 存在を内外にアピールできる場であるパレードで、今回は、視覚や車椅子などの色々な障害を持つ多くのLGBTと出会うことができ、それを一つのきっかけとしたい。」と述べていた。また、中途障害の熊太郎さんは「パレードに参加をする自分の姿を見て、昔からのゲイの友人が驚いていた。開放的な空間で一緒に歩けてよかった。」と語った。 また、障害を持つ参加者の中からは「そのうち、障害者がフロートの上などにも参加できるようになるといいんじゃないか。」そんな声も聞かれた。 当日、車椅子の方の介助をされたカヅオさんと、全盲のゲイの友人と一緒にパレードを歩いたエイジさんはそれぞれ、「率直に思うのは、障害を持つ方の役に立ててよかったということです。 障害のある方の車椅子を押すのは僕でなくてもできることだと思います。もし僕が参加していなけれぱ、他の人が押していたはずです。たまたま今回は僕が押したというだけのこと。でも、そこにはいつも誰かの手が必要で、ただ今回はそれが僕の手だったという、それだけのことだと思います。」、「障害のある人にもLGBTがいる、またはLGTBにも障害を持つ人がいるというのは当たり前のことなんだけど、沿道で見ている人にその当たり前さが伝わるといいと思う。」と感想を述べていた。 これまで、パレードをはじめ、一部の同性愛者のイベントでの手話や外国語が使える案内係や手話通訳者を置いたりすることで、少しずつバリアフリー化が進められてはいる。しかし、まだその恩恵を受けることができるのは障害者の中でもごくわずかである。より一層のバリアフリー化を待っている人たちが潜在的なニーズも含めてあるのではないだろうか。また、障害者に限らず、体力の低下した高齢者の参加などにも優しいゲイイベントのあり方なども将来の私たちの課題として考えていけるといいのではないか。 そうすることで、老若男女・障害や病気の有無に関わらず、誰もが幸せな生活を送れるゲイコミュニティ・マイノリティコミュニティが広がっていくのである。以下の写真は大阪レインボーパレードのもの
2006年10月24日
真っ白い部屋に、窓から差し込む光、そこに浮かぶ写真。真っ白な背景に、赤ん坊を抱いた男性の写真が並ぶ。 赤ん坊を抱きながら、パートナーとキスをするゲイカップル、母親がわが子に授乳するように、自分の乳を吸わせる男性、赤ん坊にほおずりをするドラァグクイーン。ハスラー・アキラの『milk(2006年作)』はゲイとしての自分自身を受け入れ、結婚をして子どもを生むという生き方ではなく、ゲイとして胸を張って生きていく生き方を選んだ人が、自分たちの中でどのようなミルクを蓄積し、そのミルクを通して次の世代に何を伝えられるのかそんなことを問うている。 しかし、他の写真が幸せそうにしている中で、2枚のドラァグクイーンの写真だけが、まるでトランプのジョーカーのように他の写真とは違う雰囲気をかもし出している。笑っているわけでも、怒っているわけでもない。決して機嫌がよさそうには見えないその写真が「ゲイの人はなんとなく幸せにしている。でも、親や周囲の人に自分のセクシュアリティを伝えられずに“まぁいいか。”などと言う状態で、完全に自分の生き方を受け入れきれずに生活をしている。果たしてそれで本当に幸せなんだろうか。」そんな疑問を私たちに伝えている。 13人の芸術家と1つの工房が参加をしている「lifeライフ」は、障害者や同性愛者など、様々な背景の人が、織物、音、焼き物、写真、絵、彫刻、マンガ、VTRなど様々な作品を作り上げている。それぞれの部屋は独立した作りのようでいて、ちょっとずつ他の部屋に、作品や音や雰囲気がはみ出している。世の中には色々な人がいて、色々な人の間には境界はない。それが障害者であっても、同性愛者であっても。life生きることと芸術の境界が無くなるときに広がる世界。そんな想像が沸き起こる作品展となっている。 この「lifeライフ」は 水戸芸術館現代美術ギャラリー (茨城県。常磐線水戸駅下車後北口よりバス大工町方面行きに乗り和泉町一丁目下車すぐ。あるいは東京駅八重洲南口より三戸行きのバスにて「泉町1丁目」(京成百貨店前)下車。) にて10月9日(祝)まで開催。出品作家(13名)はハスラー・アキラの他に、今村花子(平面)、岡崎京子(マンガ)、川島秀明(平面)、齋藤裕一(平面)、佐々木卓也(平面)、舛次崇(平面)、棚田康司(立体)、西尾康之(立体)、HEARTBEAT DRAWING, SASAKI(ドローイング/インスタレーション)、日野之彦(平面)、山際正巳(立体)、吉永マサユキ(写真)。また、工房「集」が団体として出展している。なお、同性愛者を描いた作品としては、岡崎京子のマンガにも、カミングアウトの1場面が登場している。
2006年10月23日

東京や札幌で行われたパレードには、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の本人以外にも、LGBTの生徒を受け持ったことのある教員、LGBTの声を拾い上げようとする政治家、LGBTの子どもを持つ親など、様々な立場の人が参加をしている。 家族の参加については東京のパレードでは今年初めて、LGBTの家族と友人をつなぐ会という形で、LGBTの子どもを持つ家族などのグループの参加があった。札幌のパレードでは、早い時期から毎年、同性愛者の子どもを持つ母親たちが何人か集まって一緒に参加をしており、2003年にはパレード公式イベントとして札幌「親の語る会」が開催された。そして、2005年に実現できなかった、おむすびやさんブースが今年初めて実現された。パレード当日は、お母さんたちが朝7時から集まって100個のおにぎりと豚汁を作り、受付開始前の10時から販売を開始した。たくさん作るということよりも、「やること、交流に意義がある」という趣旨で、今回のおにぎり握り隊の活動が行われたが、予想以上の売れ行きで午前中に完売してしまい、その後も「え~っ、売り切れちゃったのぉ!買いたかったのに!」という声が続出。来年はパレードを歩き終えて大通り公園に戻ってきた人の手にも暖かい豚汁と愛情のこもったおむすびを届けたいとのことで、300個は作りたいとのこと。(ちなみに、おにぎり販売の収益はパレードの運営資金に当てられる。) なお、おにぎり握り隊に参加をしていたお母さんの一人に、パレード終了後のプライド集会で、協賛団体のラブピースクラブから、ラブピースクラブ賞が授与され、電動バイブレーターとローションが贈られた。賞を受けたお母さんはステージの上で「どんなに言い合いになっても、こそこそしていないで、思い切って(親に)カムアウトしちゃいなさい。そして協力してくれる人を増やして欲しい。親なんてたいてい先に死んじゃうんだから、思い切ってぶつかってみなさい。自分の決めた道を自信を持って進んで欲しい。」という自分の思いを熱く語った。 また、東京レズビアン&ゲイパレードでは東京の区議会議員がシンポジストとしてパレード前の集会に参加をしたり、東京から選出された国会議員がパレードに私的に参加をしたりしていた。札幌レインボーマーチでは上田札幌市長がパレード後の集会でスピーチを行った。上田市長は2003年の市長選挙の際に、第7回レインボーマーチ in 札幌 実行委員会が行った「札幌市長選挙の立候補者への公開アンケート」に対して、『(レインボーマーチについて)メッセージを差し上げるなど私にできる形で連帯を表現したいと思います。』と回答し、当選後は、毎年欠かすことなくパレードのあとの集会に参加をしてスピーチをしている。(今年で4回目のスピーチだった。) 今年の上田市長のスピーチは母親へのメッセージに多くの時間を割いていて、「セクシュアルマイノリティの子どもを持つお母さん方、困難なことは多いでしょうけれども、偏見に負けず、決して自分の子どもを恥じないで欲しい。人権は黙ったままではもらえない。当事者から声を上げて欲しい。そしてセクシュアルマイノリティの人権とともに、(同じような社会的マイノリティである)障害者の人権、経済的弱者の人権などについて、皆さんの立場から考えて欲しい。」というような内容だった。 市長の控え席では、親の会に参加をしているお母さんたちと上田市長が話をしている姿も見られた。今後の札幌市制の中で、LGBT当事者のサポートはもちろんのこと、家族のサポートについても検討されるようになることが望まれる。写真は札幌レインボーマーチ。中央写真がお母さん達のおにぎり屋。
2006年10月16日
8月12日(土)におこなわれた東京レズビアン&ゲイパレード2006や翌13日(日)に行われたレインボー祭。既に、ゲイメディアなどで報じられているように全国各地からのべ8,000人の人が集まり、パレードの公式プレイベントやアフターイベントも盛況に終わった。 しかし、今回は、公式イベントはもちろんのこと、それ以外にも全国から多くの人が集まるパレード等にあわせて、様々な団体や個人が様々なイベントを開催した。今回の記事ではパレードとともに開催されたイベント、開催されるイベントについて焦点を当てることにした。 パレードの後に東京オリンピック青少年センターで行われたLGBTの家族と友人をつなぐ会主催の交流会では、北は北海道、西は四国・九州まで、LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダー)の本人、LGBTの子どもを持つ家族(母親や、父親、姉)、LGBTの友人がいる人、セクシャルマイノリティのためのサポート活動を行っている異性愛者など50名近い参加があった。 この交流会に参加した、ゲイの息子を持つ母親は「いろいろな立場・地域の人の声が聞けてよかった。やり方は違っても、みなの目指す方向は一緒なのだから、それぞれが自分の置かれた環境に応じて可能な範囲でできることを、行っていくと、少しずつ世の中が変わっていくのではないか。セクシュアリティについて悩んでいる人が相談できる場所が近くにあることが大切だと思うので、いろいろな地域でこのような会が開けるといいのではないか。今日の参加者が今後も連携して取り組んでいけたらいいと思う。」と交流会の終了後に感想を語った。 また、レインボー祭の日の昼間に中野にて行われた、STN(セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク)の学習会には教員や教育学の研究者など約60名の参加があり、尾辻かなこ大阪府議会議員と学術振興会の谷口洋幸氏が報告を行った。尾辻府議はスイスで行われたILGA(国際同性愛者連盟)世界会議の参加報告、ロンドンにて行われた「ホモフォビアによるイジメに対する学校での取り組み」についての会議の参加報告、ロンドンで入手した、ロンドン市の教育委員会が教員に向けて作っているDVDの解説などを行った。 ロンドン市長も製作に関わったこのDVDは「教員や、学校に勤める教員以外の職員も、生徒が同性愛者を嘲笑するような言動をしているときやいじめを行っているとき、毅然と生徒に指導をしなければならない。そうしなければ、大人が追認したという印象をいじめている側の生徒や傍観者となっている生徒に与えてしまい、いじめがエスカレートいていく原因になる。」という事など、教員が見につけておくべき心がまえやスキルを具体的に伝えている。続いて、学術振興会の谷口氏からは「モントリオール大会」(2006年outgamesにあわせて開催され、法律家や法律の研究者によって「人権問題」を主題に話し合われた。)の報告が行われた。この大会で定められたモントリオール宣言では同性愛者について「嫌悪犯罪の防止・調査・処罰」や「人権活動家の保護と政治・財政的支援」などがうたわれた。 この宣言は法的拘束力を持たないが、100カ国から1600名が参加。国連の人権高等弁務官も参加をしており、国際的な外圧としての効果が今後期待できるとのこと。また、この会議ではアジア地域の参加者から「LGBTが沈黙を強いられる環境にある。LGBTは自らのセクシュアリティを隠し、結婚をして、沈黙を続けざるを得ないが、それは幸せには繋がらない。だからといって、米国型のゲイリブをそのまま持ち込むのも国の文化的に難しい。」という発言があったということで、今後日本を含めアジア型のゲイリブの形が模索されるようになるのかもしれない。さらに、「先進国の中で、日本人セクシャルマイノリティの国際的な大会への参加者が少ない。」という指摘が他の国の参加から日本の参加者に対して意見として寄せられたとのことだった。 なお、9月17日(日)に行われる札幌のパレード「第10回 レインボーマーチ」では、公式イベントとして、ゲイの劇団フライングステージによる「二人でお茶を~tea for two~」が公演される。年に一度東京からやってくる妻子持ちのゲイと札幌在住のゲイ(母親と二人暮し)。年に一夜だけ二人が会って過ごす時間×25年間。今年で10周年となる札幌のパレードも二人の会話に当然のように登場する。
2006年10月15日
9月2日の東京新聞の「東京発」のコーナーで「『東京五輪』招致 石原都知事に聞く」という見出しの記事が掲載された。 この記事は来年4月の統一地方選挙での3選を目指して、都知事選への出馬を明言した石原慎太郎東京都知事知事(現在2期目)へのインタビュー記事として書かれており、2016年夏季オリンピックの東京開催を目指して、石原都知事が・オリンピック招致のための外交・都民へのオリンピック開催にむけた機運の高揚やメンタル面での鼓舞・オリンピック開催に相応しい都市づくりなどについて、今後の都政(あるいは、都と国との連携についての)重点課題として挙げている。 この「都市づくり」に関して、東京新聞の記者が「五輪で都市力を高めていくのか。」という質問をし、これに対し、石原都知事は「(前略)景観、美観。水辺をどうするとか。開発で日本中の川は死んじゃったんだけど。これから東京でなく日本全体で水辺の空間、川の護岸の形を変えていかなくては。それで観光資源もできる。 メンタル面では、日ごろの情操を培う基本的なものを精錬するとかね。新宿の二丁目と歌舞伎町は美観とはいえないよね。銀座でもごてごてと色があるし。景観法ができたし、規制力のある条例を今年中に作ります。」と答えている。 都の試算では、2016年に東京でオリンピックを行なうと、その経済効果は全国で約2兆8千億円とみている。世界が開催をもくろむ理由の一つが、「五輪は商売になる」からでもある。 今後、オリンピックの招致に向けて新宿二丁目付近の再開発が一気に加速する可能性がある。この流れによって、日本最大のゲイバー街が壊滅的打撃を受けることにもなりかねない。 しかし、都知事の考える「美観」には該当しないのかもしれないが、新宿2丁目は戦後、店舗数としては世界有数の規模であるゲイバー街として発展し、2000年からは、新宿二丁目振興会を中心とし、ゲイ・レズビアンのためのイベントで「レインボー祭」が開催されるなど、新しい街づくりや文化が培われる場ともなっている。今後は新たな経済活動が生み出される可能性をも秘めている。一方、インターネットの普及、カムアウトのハードルの低下によって、旧来ほど、ゲイバーの役割は求められていないという意見も出始めているのもまた事実である。 「同性愛者が集う場所である新宿2丁目を取り壊して、再開発をすることが、もっとも経済効果が上がる方法なのか」あるいは、「現在の新宿2丁目発あるいは東京都ゲイコミュニティ発の経済効果や今後の将来性、活かし方はどの程度考えられるのか」ということを、しっかりと検討してみることが大切なのではないだろうか。 たとえば、同性愛者の国際的なスポーツの祭典である、ゲイゲームズの経済効果はとある研究によれば2002年11月のシドニー大会で一億ドルという数字も出たという。 オーストラリアではゲイゲームズが開催される時には、ホテル経営者や航空会社が、オリンピック以来の一大イベントに向け躍起になり、地元でもゲイゲームズ開催に合わせ各種イベントが用意され、ゲイゲームズのもたらす観光客と経済効果を歓迎していた。 確かにゲイゲームズだけでは、その効果はオリンピックほどには及ばない。しかし、オリンピック招致に向けて整備した環境や、オリンピック開催のために作った施設、そして新宿2丁目の街を生かして、ゲイゲームズを東京に招致して、さらに経済効果を上げるという方法もある。「そろそろ日本経済も、同性愛者の存在をマーケットとして認識してもいい時期に来ているのではないだろうか。その先鞭をつけるのが新宿2丁目を始めとするゲイバー街を抱える東京であってもよいのではないか。」という声も聞かれるようになり始めている。「規制力のある条例」が年内にできたとしても、実際に効果を発揮し始めるのは来年度(2007年4月)以降になることが予想される。来春の都知事選挙で誰が都知事として当選するのか、国際都市東京にある国際的に有数なゲイバー街新宿二丁目の存続は有権者である都民の手にかかっている。
2006年10月01日
★8月5日(土)午後13-15時エイズ文化フォーラムで、アイデンティティハウスとAGP教育子ども分科会の共催。テーマは「同性愛カミングアウト無料電話相談」開設6ヶ報告(わたるは、同性愛者についての基礎知識的な内容や現状を話す。)会場:かながわ県民センター(横浜駅西口徒歩5分) ★8月12日(土) 東京レズビアン&ゲイパレードに受付(と展示関係の)ボランティアスタッフとして参加。 パレードの隊列スタートから終了までの時間は個人参加で、車椅子参加者の介助。集合:代々木公園イベント広場★8月15日(日)夕方~レインボー祭り(@新宿二丁目)にボランティアスタッフとして参加。★9月17日 札幌レインボーマーチ(札幌でのセクシャルマイノリティのパレード)に一参加者として参加。
2006年09月30日
行政や教職員組合への要望書の提出を、生島嗣(ぷれいす東京)、上川あや(世田谷区議会議員)、かじよしみ(アイデンティティハウス・カミングアウトコンサルタント)、尾辻かな子(大阪府議会議員)、前田邦博(文京区議会議員)、きたまるゆうじ(ジャーナリスト)、AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議 代表:平田俊明)、TMGF(東京メトロポリタンゲイフォーラム 共同代表:赤杉康伸、石坂わたる)が共同呼びかけ人となり、賛同者を広く募って行うことになりました。 (敬称略)詳細は http://blog.goo.ne.jp/shinkiba06/を参照下さい。
2006年09月15日
宮崎県(旧)都城市で可決された、全国初の「同性愛者らの人権擁護もふくんだ条例」である、「男女共同参画社会づくり条例」では「性別又は性的指向にかかわらず、すべての人の人権が尊重される」といった内容の記述が盛り込まれていました。この条例は合併前の都城市議会で2003年12月18日に可決され、翌年4月から施行されました。 この条例の制定が市議会に提出されたとき、「市議会議員は、個人レベルでは性的少数者へ理解を示していても、議員としての意見を求められると(票に結びつかないために)賛同しづらい状況があること、また、イメージだけで性的少数者を一括りに考えている市民がいまだに多いことが、このような条例の整備の妨げになっているのではないか。」といわれていました。 しかし、そうした中で市の行政は、「都城市にも性的少数者が現にいらっしゃり、行政機関としてこれらの方々の人権を保護していくことは、当然の努めである」として、議会で採決が行われました。反対派議員からは「同性愛者が市内に集まってきたら困る」などの、それ自体が同性愛者の人権を無視している発言が繰り返されたものの、条例案は賛成13、反対12、棄権3の1票差で辛くも成立しました。条例について当時の市長(岩橋辰也氏)は、「市民の意見を反映したごく自然な条例」と話していました。 (旧)都城市は、同性愛者の活動グループや当事者の生の声を積極的に聞き、条例案を作成しました。当時の市の職員は「性的少数者の方と直に会って話せば、良心的な一市民に過ぎないことはすぐに理解できてしまう。条例案に反対している人は、性的少数者の人と直接会ったことがない人か、会おうともしない人のどちらか」と話していたそうです。 しかし、2004年12月に行われた市長選挙で、現職だったの岩橋辰也氏(当時77)が落選、代わって、長峯誠(当時35)氏が当選。また、都城市は今年1月1日、北諸県郡の4町と対等合併をし、新しい「都城市」として発足しました。議員の数も倍増し、反対勢力の台頭や、特定団体からのネガティブキャンペーンなども盛り返したとのことです。 そうしたなかで、都城市はこの条例の見直しを行うことになりました。条例文の見直す理由については、今年2月に同市が募集して寄せられた63通のパブリックコメントの中に、「性的少数者の人権を条例で認める必要はないのではないか」「この条文があることによって、性的少数者の方が、教育の場に立つ事も考えられる。一般の市民に受け入れられるのか」という意見が寄せられたためだと説明しています。 ★都城市・男女共同参画社会づくり条例 修正箇所 http://www.milkjapan.com/link060909.html (リンク) 1880年(明治13年)に日本で一番最初に女性の参政権を認めたのは高知市の上町だったそうです。たったひとりの婦人の声から生まれたその条例は、県や政府からの抵抗によって、4年で廃止に追い込まれました。その後、政府が女性の参政権を認めるまで、60年以上かかったことになります。同性愛者の人権のともし火を消さないように、私たちの声を都城市に届けませんか? ■送付先:長峯誠(ながみねまこと)都城市市長 info@city.miyakonojo.miyazaki.jp ■送付先:都城市議会 議会事務局 gikai@city.miyakonojo.miyazaki.jp ・都城市市長と都城市議会には、男女共同参画社会づくり条例にて、 「性的指向」などの性的少数者に関する記述の部分がすべて 削除されることについて、あなたの自由な意見をお送りください (採決は9/22ですが、なるべく早くお送りください。)(MILKの記事を参考・引用させていただきました。)
2006年09月12日
「赤よ!赤こそセックスの色。あんたが作るのはブーツではなくて、75センチのセックスなのよ!」、同性愛者の知人を持つことすら隠したがる田舎のノンケ青年は、大都会ロンドンから訪れた大柄で派手なドラァグクィーンからその言葉を浴びせられてどんなに肝を冷やしただろうか。 靴作りの才能もなければ、性格も優柔不断。それでも、父から相続した靴工場をなんとか立て直そうとするチャーリー(ジョエル・エドガートン)。そんな彼は、ショーで履くのにちょうどいいサイズの女物のブーツがなくて困っていたドラァグクィーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)と出会うことで新製品の製作に着手する。そして、二人がアイデアを出し合い、ぶつかり合っていく中で、男性でも履けるようなスーパーヒールの真っ赤でセクシーなブーツができ上がる。 そして、これらのドラァグクィーン好みのブーツでミラノ見本市に挑む中で、気弱なチャーリーは退路を断って挑戦する決断力を手に入れ、ローラは父親から男らしくあることを求められた過去を乗り越える。そして、「常識」にとらわれていた工場の従業員たちも二人の姿に自分たちの偏見をぬぐっていく……。 男性用のセクシーブーツやパンプスで成功した紳士靴メーカーのブルックス。物語は1990年代に4代目社長スティーブが直面した倒産の危機の実話が元になっている。高いヒールの真っ赤なエナメルのブーツを作って欲しいという男性からの電話を受けたことをきっかけに、スティーブは一人でリサーチ、デザイン、製造設備の整備を行い、男性用セクシーブーツの製作に取り掛かった。体重の重い男性が履いても折れないピンヒールを工夫し、モデルを引き受けてくれる人がいないために自ら脛毛を剃ってモデルも務めた。 そして、見本市への出品を成し遂げると、スティーブは絶賛され、多くのメディアに取り上げられ、彼の挑戦が「キンキー・ブーツ」として映画化されるに至った。 なお、この映画では、脇役ながらも、典型的な「馬鹿ノンケ」である工場労働者のドン(ニック・フロスト)と、無知なようでいて実はセクシャルマイノリティに寛容な、ホテルの掃除婦メル(リンダ・バセット)の二人の姿の対比が印象的に描かれているところもおもしろい。公開劇場一覧 【東京】シャンテシネ 上映中【大阪】OS名画座 9/2公開【名古屋】伏見ミリオン座 9月公開【福岡】ソラリアシネマ 9/23公開 【札幌】札幌シネマフロンティア 9/9公開
2006年09月05日
キャリアウーマンのメレディス(サラ・ジェシカ・パーカー)はクリスマス休暇のために、彼女は恋人のエヴェレットと共に彼の実家を訪れた。また、メレディスの妹のジュディー(クレア・デインズ)も招待され、共にエヴェレットの実家で過ごす。 しかし、ジュディーがエヴェレットの家族になじんでいくのに対して、家族の絆を大切にするエヴェレットの家族とメレディスとはなかなか肌が合わず、メレディスは溶け込むことができない。一つ一つの言動が裏目裏目に出てしまうのである。そして、夕食の席での失言によって、エヴェレットの両親ら家族全体から総スカンを食らってしまい、エヴェレットからも冷たい言葉を受ける。 メレディスはエヴェレットの実家を飛び出し、心配したエヴェレットの弟ベンがメレディスの後を追う。その後、エヴェレットはジュリーと一緒にメレディスとベンを探しに、ホテルのメレディスの部屋へ行くが二人の姿はない。そのころバーでは、酔っ払ったメレディスをベンがなぐさめて元気づけていたのである。一方、二人を探しながらエヴェレットとジュリーは、心を通わせ始めていた。 そして、翌日メレディスとベン,エヴェレットとジュディーという新たなカップルが誕生する。このストーリーは一見して、どこにでもありがちなストーリーなのだが、映画の中に印象的なシーンがいくつかちりばめられている。 というのも、メレディスがエヴェレットの実家で一緒に食べた夕食でのこと、その夕食にはエヴェレットの末の弟サッド(聴覚障害者で同性愛者)とその恋人パトリック(アフリカ系男性の同性愛者)とが同席をしていた。エヴェレットの家族は性的指向は利き手のようなものと考えていたのだが、その夕食の席でメレディスはこう言い放ったのである。「お母さんは大変だったでしょう。同性愛者という困難な障害を抱えた息子を持って。どんな親だって、子どもが余計な困難を抱えずに生まれ育つことを望んでいるはず。」と。それに対して、エヴェレットの両親は怒りの感情をあらわにするが、メレディスはエヴェレットに「私は悪気があっていったわけではない。」と弁明する。しかし、悪気さえなければ許されるという問題ではないことに彼女はなかなか気付けない。 一方、サッドとパトリックの存在を受けいれようとし、二人は幸せなのだという事を信じようとしているエヴェレットの両親も「でも、サッドとパトリックは将来もずっと幸せに暮らせるのだろうか。ひょっとしたら不幸な目に会うこともあるかもしれない。」と不安を抱いている。 だからこそ、幸せだと信じつつも抱えている不安を、指摘されたときにそれがあまりに図星であるがゆえに怒りをあらわにしたとも言えるだろう。 今回の映画について、「同性愛者の事を散々馬鹿にしたメレディスが最後に幸せになるのはおかしい。」という声も聞かれる。確かにその感想はもっともである。ただ、この夕食のシーンを切り取ったとき、そこには現在の同性愛者の子どもを抱える家族の不安と、異性愛者の無知がとてもうまく表現されているのである。
2006年09月04日
8月4日(金)~8月6日(日)の3日間、神奈川県民センターにて行われていた「第13回AIDS文化フォーラム in 横浜 」が終了した。 このエイズ文化フォーラムは1994年に横浜で開催された「第10回エイズ国際会議」に並行して、草の根の市民版エイズフォーラムとして行われたことをきっかけとして、毎年神奈川県民センターにて行われている。 共催団体に神奈川県、後援に神奈川県教育委員会などが名連ねているが、行政は会場の提供のみにとどまり、主催は横浜商工会議所、横浜いのちの電話、横浜青年会議所、カトリック横浜教区などによって構成されるAIDS文化フォーラムin横浜組織委員会によって行われている。そのため、発展途上国のエイズ孤児への支援や大学生による高校生へのピアエデュケーションなどと並んで、コンドームの使い方や、同性愛者に関する分科会などもあり、合わせて50近い分科会が開かれ、20団体による展示も行われた。 泌尿器科の医師であり、AIDS文化フォーラムin横浜組織委員会委員長の岩室さんは、自身が講師をする分科会で、「梅毒、尖圭コンジローマ、性器ヘルペスウイルス感染症、A型肝炎などはコンドームを正しく、失敗なく使っても、予防できないことがある(コンドームに覆われていない部分での感染の可能性があるため。特にヘルペスはキスだけでも感染する)。クラミジア、淋病、HIVはコンドームでほぼ確実に防げる。」、「コンドームの袋を破るときはコンドームを袋の端に寄せてから袋を破り、袋の中のコンドームを押し出して取り出すようにする。(コンドームが袋の中央にある状態で袋を破ったり、袋を破ったあと、袋の中からコンドームを指で引っ張り出したりしてはいけない。)」といったことを、実際に高校生を対象とした実践で使用しているプレゼンテーションソフトを使いながら解説した。 また、アイデンティティハウスのカミングアウトコンサルタントかじよしみさんは『同性愛カミングアウト無料電話相談』開設6ヶ月報告」というタイトルで6ヶ月にわたるこれまでの電話相談の報告をした。「身近な人が同性愛者であることを知って悩んでいる人々は多くのニーズを抱えているが、電話相談などを必要としている人たちに、相談に関する情報を届けるための手段が不足している。また、同性愛者本人からの相談の多くは、同性愛者コミュニティへのアクセスがしにくく、孤立している人々(自分の同性愛性を受け入れられない、既婚、高齢、コンピューターが使えないなど)からのものが多い。」そして、自分の子どもがゲイ・レズビアンと知った親への基本的なアドバイスとしては「同性愛は、自然なもの。直せない。」、「親の育て方が悪かったわけではない。」、「よい親子関係のためには、受け入れることが望ましい。」という3点をあげた。 今年もエイズ文化フォーラムは全国から様々な背景を持つ人が集まり、様々な分科会が実施されたが、閉会式ではぷれいす東京の池上千寿子さんも参加し、様々な人が連携していく「つながる空間~Living Together~」を合言葉に閉幕した。 来年のエイズ文化フォーラムは2007年8月3日(金)、8月4日(土)、8月5日(日)に同会場にて行われる予定。
2006年09月03日
飲み屋を数多く抱える新宿二丁目にあるコミュニティースペースakta。夕方の16時オープン(クローズは22時)で、お酒を介さずに友達や話し相手、相談相手を見つけることができ、HIV・AIDS、イベント、学習会、サークルなどに関する多くの情報も手に入れることができる。そんなaktaには老若男女様々な人が出入りをするが、なかでも、まだお酒の飲めない10代や20代前半の若者が数多く訪れる。時には平成生まれの青年の姿も見られる。 そんなaktaで東京レズビアン&ゲイパレード主催の展示が行われている。この展示は「性的マイノリティの30年とパレードの歴史」というテーマで、パレード前日の8月11日(金)の夜に行われるオープニングパーティ(会場:新宿2丁目のゲイバー九州男及びコミュニティーセンターaktaの2会場)に合わせて、8月6日(日)~8月19日(土)まで行われる。 この展示では10代のゲイにもなじみのある、HIV・AIDSに関する話や東京パレードの復活などのテーマだけでなく、1970年のアメリカ初のゲイパレードにつながる1969年のストーンウォール事件(同性愛者がゲイバーへの警察の手入れに対してはじめて抵抗したという事件)、ハーヴェイ・ミルク(ゲイの活動家としてサンフランシスコ市の市政執行委員に当選したが、1978年に殺害される。)、など30年程前の海外の同性愛者の状況についての写真や資料の展示、国内については今はなき薔薇族・アドン・さぶ・Eve&Eveなどのゲイ・レズビアン雑誌の初期の頃の号の展示など希少な書籍や記事などが展示されている。 「え、昔はこんな風だったんだったっけ?」というようなものもあれば、「同性愛者の老後への不安」や「パートナーシップ保障の問題」など、1980年代から不安視されていながらも未だ解決の糸口がつかめていないような耳の痛い古い記事なども展示されている。 見る人によって、この展示は昔懐かしい出来事を振り返る契機となったり、自分が生まれる前の日本のゲイシーンについて知るきっかけとなったりするのだろう。実行委員やボランティア、協力者などの間では開催準備段階から、すでに社会人歴の長い年長のメンバーから、学生メンバーへと70年代、80年代の日本のゲイシーンについて解説がなされる場面が見られた。aktaはテーブルに座ってお茶を飲みながら、スタッフの人や他の観覧者と会話をしやすい雰囲気のあるスペースなので、開催期間中もこの展示企画をきっかけに世代を超えた交流が生まれるといいのではないか。そうすることで、1980年代から宿題として残されてきたことを少しずつ解決していけるきっかけを作ることができるのではないだろうか。
2006年09月02日
夜の新木場駅周辺は僅かながらの商店や飲食店が開いているが、それ以外は営業を終えて真っ暗な人っ気の無い材木店などが立ち並び、広大な暗い公園が広がっている。 駅周辺にいる人は帰宅するために新木場駅に向かう人がほとんどで、新木場駅から降りて来る人もたいていがバスに乗り換える人。駅から歩いて家路に就く人の姿はない。新木場駅付近の町丁の人口を調べてみると、若洲・夢の島・新木場1~4丁目の人口を全て合わせてもわずか51世帯65人。しかしなぜか、遊べるような所も無さそうなのに、10代と思しき少年たちが何とはなしに集まっている。 そんな人の住まない町の駅から程近いところに新木場のハッテン場がある。人目を気にせずにゲイが集える場所にもなりうるが、この場所は誰の目にも触れることなくどんな凶悪犯罪も起こりえるんじゃないか。そんな臭いのするところである。 ここで、7月8日に事件は起こった。東京・江東区の夢の島公園で、ゲイ男性に暴行を加え40日の怪我を負わせ、現金を奪うなどしたとして、警視庁城東署が強盗傷害容疑で、高校3年の男子生徒ら少年4人を逮捕した。また、4人組は男性を襲った直後、約400メートルほど離れた同運動場内で別の男性も襲い、2週間のけがを負わせた。はじめに襲われた男性の110番通報で駆け付けたパトカーのサイレンが聞こえたため、2人目の男性からは現金を奪わず逃走したが、間もなく4人組は同運動場内で捜査員に取り押さえられた。 この夢の島のハッテン場では平成12年2月10日にゲイ男性が撲殺され、所持金800円が奪われる事件があった。強盗殺人容疑で逮捕された高1の少年を含む3人は、やはり「同性愛者なら警察に届けないと思った」と供述していた。警察によると「地元の不良少年の間では『同性愛者を狙えば簡単』というのは共通認識のようだ」とのこと。また、ゲイ同士の間では新木場に限らずハッテン場での同性愛者に対する嫌悪的暴行は、表沙汰にならないものも含めれば東京都内だけでも、これまでも多数発生しているという話も聞かれる。 この事件の背景には、高校生の間に「同性愛者は、排除されても当然(あるいは、仕方ない)」と考える高校生の価値観の問題もあるだろう。 東京都の総務局人権部が作成している「みんなの人権」という人権問題について取り上げたパンフレットの中では「…同性愛・両性愛の人もいます。人が誰を愛するのか、決まった答えはありません。世界には、同性同士の結婚を合法としている国もあります。人間の性のあり方について、理解を深めることも必要なのではないでしょうか」というように同性愛者の人権について触れられている。しかし、このパンフレットは配布用として公共機関に設置されてはいるものの、学校での配布はされていない。では、「児童・生徒向けにはどのようなものを配布しているのか」と東京都の教育庁に問い合わせると、「児童・生徒に対して人権問題に関する冊子の配布などは行なっていない」という返事が返って来た。また、教員向けの『人権教育プログラム(学校教育プログラム)』を見ても、分厚い冊子の中で同性愛者に関しては「近年、同性愛者をめぐって、様々な問題が提起されています」という一文があるのみである。 今回の事件が発生した要素として、・犯罪が発見されにくい町が作られてしまっていること。・人っ気の無い公園に、「簡単に狙える」「何をしても警察に届け出ない」と思われてしまうほど無防備に同性愛者が集まっていること。・高校生に対して、同性愛者に対する十分な理解を促すような教育がこれまで行われてこなかった。ということがある。ゲイの側のプライド育成、セクシュアルマジョリテリの側の人権啓発など、今後の社会が取り組むべき課題を今後整理していく必要があるのではないか。
2006年09月01日
以下のようなトーク企画をさせていただきました。 夢の島は東京でも有数のハッテン場と言われていますが、ここでは平成12年にゲイ男性が高校生らに撲殺される事件がありました。その後も同性愛者が新木場にて暴行を受ける事件はあとを絶たず、先月8日にはゲイ男性が高校生ら少年4人に暴行を受け、40日の怪我を負い、現金を奪われるという事件が起こりました。 今回の事件では「被害者が泣き寝入りをせずに警察に通報をした。」ということと、「被害者が夢の島公園を全裸で歩いていた。」ということをメディアが取り上げたことから、インターネット上を中心に同性愛者の中で様々な議論が巻き起こりました。加害者の責任、被害者にも責任があったのかなど、様々な観点からスピーカーと共に考えていきます。 事件の概要説明:石坂わたる(AGP教育子ども分科会代表・教員) スピーカー:溝口哲也(会社員)、 影坂狩人(ライター) 田辺貴久(会社員/ライター) 斎藤 靖紀(ライター) シンジ(『parks_heaven シンジのハッテン場情報』管理人) 司会:赤杉康伸(東京メトロポリタンゲイフォーラム共同代表) 会場:akta日時:8月9日(水曜日) 19時~21時半 -- AGP:mail@agponline.jp 担当:石坂わたる
2006年08月06日
THE BREEDERS さんのブログ へのトラックバック書き込みです。>同性愛や性別倒錯は病気じゃない。しかし、この説明は人間の身体を原因と考えた場合に>成り立つものである。同性愛は現代社会の作り出した病気(それが善か悪かは別として)>ではないのか?その辺がぼくの気になるところである。 筑波大学名誉教授・精神科医の小田晋さんは、「明治維新以前の日本は同性愛に寛容だったんです。明示時代の学者や教育者が、旧ドイツのプロイセンを手本として学んで以来、以前から欧米にあった『ユダヤキリスト教の一部の思想とか、19世紀ドイツの衛生思想の、同性愛は悪』という考え方が持ち込まれ、異常なものとしてみるようになっただけなんです。もともと、同性愛を悪だ、と考えていた欧米が容認に向かう中、昔から肝要だった日本人が今でも、同性愛を罪悪のように考えているとしたら、これは一種の東西のすれ違いの現象で、まことに皮肉なことだといわねばなりません。」と述べている。 また、一般に人間の同性愛者の分布はどのような文化圏にも一定の割合で存在するといわれており、人種・知能・文明(先進都市、発展途上国の原始共同体)・経済体制(資本主義・社会主義など)・同性愛者への寛容さ(同性婚を認めている国・同性愛者が死刑と定められている国など)に関わらないといわれてます。 また、人間以外の動物でも ・アカゲザル=メスの居ない環境だと、雄同士の間で同性間の性交渉が見られる。 ・ゴリラ=雄同士で同性間で性交渉が見られる。 ・バンドウイルカ=オスが発情期になると他のオスの原の柔らかい部分にペニスをこすり付け射精をする行為が見られる。 ・ある種のトカゲには雄同士の交尾がある。 といったことが知られています。
2006年07月28日
現在、日本とカナダの子育て支援の違いについて書かれている本を読んでいるんですが、それを読みながら、「どんな子育て支援センターや青少年センターが理想的なんだろう。」と自分なりの考え方も加えて考えてみました。・両親がフルタイムで夜遅くまで働く為に、長時間の保育が必要な子ども(幼児も学齢期の未成年者も)の支援。・育児ストレスでまいってしまっている両親にしばらく息抜きをしてもらうための、 専業主婦の子どもも対象とした一時デイサービス。・兄弟の居ない子どもが年代を超えて、異年齢の友達や遊びを教えてくれる青年指導員とともに遊べる空間。・悩みを抱える母親、思春期の青少年への悩み相談や健康相談。・社会で孤立しがちな様々な『マイノリティの母親』や『マイノリティの子どもを抱える母親』(マイノリティ=在日外国人、障害児者、有病者、依存症者、被差別部落出身者、性同一性障害児者、同性愛者(児)、)の育児支援・子ども本人のサポート・セルフヘルプグループの形成支援。・不登校児・引きこもり児への訪問相談・訪問授業など。・青少年同士あるいは、世代を超えて青少年から老年世代までともに学べる社会教育の機会の提供。 考えるとまだまだありそうできりがありませんが、行政職員、医療・福祉・保健・心理・教育の分野の専門家や地域の人、近隣の学校のPTA組織・児童&生徒会組織、民生・児童委員、学生アルバイト・ボランティア、がお金と力とアイデアを出し合って、運営していけるといいのになぁとつくづく感じました。 特に、自分自身が子どもだったころのことを考えると、同性愛の児童生徒の場合、同性愛者としてのセルフヘルプグループで自己肯定感を身につけるとともに、自分自身の身に降りかかったことを改善してよりよい社会作りをしていくために、他のマイノリティと協力して改善にとりくんでいけるよう、他のマイノリティとの交流などもできればと思いました。そして、このことは同性愛者の場合に限らず、他のマイノリティに関してもいえることですし、マジョリティの子どもへのマイノリティの子ども理解の機会の提供なども地域の中で共存できるように進めていけるといいんじゃないかと思います。
2006年07月17日
こんどの日曜(16日)僕がメインスピーカー、パートナーのNOVがライフヒストリーについて語るゲストスピーカーとして愛知サマーセミナー(http://www.ask-net.jp/summer/ )というイベントの一コマで講義をします。タイトルはhttp://www.ask-net.jp/summer/search/data/main.asp?e=2006&x=483 )「セクシャルマイノリティ~多様な性と生~」というものです。 高校生向けということで、様々なセクシャリティーについて網羅的に説明するのとともに、理科や社会といった普段の授業の延長で話せることも取り上げたり、ロールプレイをしてみたりといったことを考えています。 内容は高校生向けのないようですが、高校生でなくてもご参加いただけますので、もしよかったらぜひご参加ください。
2006年07月13日
ゲイで国際結婚をされている龍児さんのブログ国際結婚、Gayの場合...へのトラックバックです。 オランダで同性結婚をされているお二人が日本のアミューズメントパークで、カップルは割引というペアチケットの購入ができたという話が書かれていました。 海外の制度といえど、やはり、「(オランダ)政府認定で結婚している」というのは説得力があるよなぁと、読んでいて感じさせられました。龍児さんのような方が、既成事実作ってくれことで、日本社会における同性パートナーシップの受け入れ可能性が少しでも広がっていくかもしれませんね。(もちろん、他人任せにすることなく、日本在住のゲイカップルもできることをしていくことが必要だとは思いますけどね~。 )
2006年07月09日
TMGFは2001年から、都議会議員選挙、都知事選挙、市区町村議会・市区町村長選挙や衆議院議員選挙や参議院議員選挙の東京の選挙区で選挙に際して、立候補予定者にアンケート調査を行い、HPで公表してきました。 このアンケート調査は調査開始からHP掲載まで手間がかかる割には地味な作業が多いのですが、映画学校の学生さんからの依頼で昨年、ドキュメンタリー映画の取材に応じることとなり、撮影を行いました。 都議会議員選挙の時期に合わせて撮影は行われたのですが、主な内容としては、・「アンケート調査プロジェクトの作業風景」 ・「わたるとNOVへのパートナーシップについてのインタビュー」 ・「昨年5月下旬、中野ZEROで開かれたきたまるさん講演会で、NOVによる調査プロジェクト結果の中間報告」 ・「(家族療法学会の同性愛者の家族の形に関する分科会でスピーカーとして参加をした時の、)わたる、わたるの母モモ、NOVの3人の博多散策中の様子」 「カミングアウトを受けてから現在に至る心境についての、母親へのインタビュー」 などが収録されています。 で、このフィルム、今月開催されるドキュメンタリー作品中心のフィルムフェスティバル「neofest 2006 夏」に出展されることになりました。 観ていただける方が居ましたら、是非、足をお運びください。 フィルムフェスティバルの詳細は、 http://www014.upp.so-net.ne.jp/kato_takanobu/neoneoza/program/neofest_2006.html (場所は http://www014.upp.so-net.ne.jp/kato_takanobu/neoneoza/information/map.html ) です。時間帯は、7月17日16時~と7月21日21時~の2回上映。Oプログラムの名執たいすけ監督『一緒ネ!』です。
2006年07月09日
今年もTLGP(東京レズビアン&ゲイパレード)のボランティアスタッフ登録をしているのですが、出来上がったパンフレットを配りに新宿2丁目や渋谷のゲイバーにパンフレット配りをしてきました。 普段、自分が飲みに行くゲイバーって数店に限定されてしまっているんですが、こういう機会があると、自分が普段生きそうもないバーを回ってくることができてとても新鮮でした。 また、パレード当日は違うセクションで活躍することになる方と一緒に事前準備活動ができたことで、より多くの人の顔を知ることができたり、これまで顔は知っててもお話をあまりしたことが無かった方とも色々話せたりと、とてもいい機会となりました。 また、去年は当日ぎりぎりにボランティア登録をしたため、元から知り合いだった人を別とすれば、同じ「受付担当」の人としか親しくなれなかったので、今年はもう少し、幅広く、いろいろな人と一緒に何かできるかなという期待感がもてた一日でした。
2006年06月22日
今回もTMGFで立候補予定者に実施したアンケート調査結果をHPで公開しています。( http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/5937/ ) ただ、今回は、現職の区長からしか回答が得られず、新人の各候補からの回答が得られませんでした。 中野区はゲイ人口が多いようでいて、今回に限らず、都議選の中野選挙区や中野区議選でもあまり回答率が高くないんですよね。区長や区議から見ると、ゲイの有権者が多いとは認識されていないんでしょうか。。。 何はともあれ、現職の区長がどのようなことを考えているのかはアンケート結果を見ていただければ分かると思いますので、投票に際して、多少なりとも参考にしていただけると幸いです。
2006年06月04日
レインボートーク2006の東京会場・第1回でわたるが同性パートナーシップについてシンポジストとして話をします。詳細は以下の通りです。開催日時 :2006年03月05日(12:00開場 13:00開演 16時まで) 開催場所 :東京都内 目白駅下車徒歩1分 学習院大学・西5号館302教室 現在、日本に暮らしている同性カップルの当事者たちは、何に不安や不満を感じているのでしょうか。そして、当事者たちが考える自分たちの暮らしやすい社会とは、どういった社会なのでしょうか。さらに当事者たちの声は、どのように実現していくことができるのでしょうか。 同性同士のカップルで生活を営んでいる人たちは、異性同士のカップルならば得られるような利益や保障、あるいは社会的承認を得られないまま暮らしています。ところが実際にどういったことに困っているのか、また何を望んでいるのか、といった具体的な内容については、あまりよく知られていません。このシンポジウムでは、さまざまな状況におかれている当事者たちの声をもとに、法律の専門家を交えながら、いまそこにある不安や不満を理解し合うとともに、これからの課題をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。 ・公式HP:http://mucho.girly.jp/rt-tokyo/index.html ・呼びかけ人:尾辻 かな子(大阪府議会議員) ・基調講演:棚村 政行 教授(早稲田大学法科大学院)「日本における同性パートナーシップの法的保障の可能性」 ・シンポジウム:大江 千束氏・野宮 亜紀氏・石坂 わたる(僕です)・藤生 貴史氏・尾辻 かな子氏「当事者たちが問う 同性カップルの暮らしやすい社会とは」 ・同時開催写真展:写真展「Better Days」会場ロビーにて開催 シンポジスとプロフィール: ●大江 千束(おおえ・ちづか) LOUD(ラウド、レズビアンとバイセクシュアル女性のためのセンター)代表。1988年東京新宿「れ組スタジオ東京」主催の集いに参加。1994年30代以上のレズビアンの集い「グループDARUMA」の事務局を担う。1997年LOUDスタッフとして運営に加わり、1999年LOUD代表として現在に至る。著書に『同性愛って何?』、『10代からのセイファーセックス』(共著/緑風出版)。季刊『にじ』4号に「レズビアンが親の介護をするとき:暮らしのなかのレズビアン・ビジビリティ」を執筆。オンラインマガジン『セクシュアルサイエンス』「レズビアン・コミュニティの現状:『生活者』としての活動を維持する時代。セクシュアルマイノリティの連帯とは」に対談で参加。東京都小金井市男女平等情報誌『かたらい』(特集:多様な性)のインタビューに参加。 ●野宮 亜紀(のみや・あき) 早稲田大学第一文学部心理学専修卒業。1998年より、トランスジェンダー/トランスセクシュアル/性同一性障害などの自助・支援グループ「Trans-Net J pan:TSとTGを支える人々の会」運営メンバー。当事者の一人として様々な活動を続けている。和光大学非常勤講師。著書に『性同一性障害って何?』(共 著、緑風出版)、論文として「日本における「性同一性障害」をめぐる動きとトランスジェンダーの当事者運動」(パトリック・カリフィアほか『セックス ・チェンジズ - トランスジェンダーの政治学』作品社 所収)などがある。 ●石坂 わたる(いしざか・わたる) 29歳。東京メトロポリタンゲイフォーラム(TMGF)共同代表、同性愛者医療福祉教育カウンセリング専門家会議(AGP)教育子ども分科会代表。本業は障害児教育の教員。1993年に両親や親しい友人にカムアウトし、ゲイサークルなどに関わり始める。2001年よりセクシャルマイノリティの児童サポート、ゲイの児童へのHIV予防啓発、教員に望まれる児童への対応などについて、「性教協夏季セミナー」、「エイズ文化フォーラム」、「AGP教育子ども分科会主催のイベント」などに分科会・学習会の企画・進行役として関わる一方、「@QWRC連続講座」、「日本家族研究・家族療法学会」、「@静岡県民企画講座『ジェンダーとセクシャリティーを考える連続セミナー』(予定)」ではカミングアウト、家族に対するサポート、ゲイにとっての3世代家族の可能性、などについてスピーカーとして話をしてきた。私生活では、2年間の交際を経て2003年に赤杉康伸との間でパートナーシップに関する公正証書を作成・登記した。 個人ホームページ http://www.geocities.jp/watarugay2/ ●藤生 貴史(ふじお・たかふみ) 1964年、東京生まれ。文化学院文学部創作学科中退。「子を持つトランスの会・クローバー」代表。「同性パートナーシップの法的保障を考える有志ネットワーク」メンバー。「都蘭西亭」会員。婚姻・出産を経て、2002年子どもを元夫に預け離婚、社会的性別変更をスタート。翌年、国内初の子どもを持つトランスジェンダーを対象としたグループ・クローバーを発足。性的指向は「男性」に向いており、現在はFTMのパートナーを持つ。インタビュー掲載『性同一性障害 30人のカミングアウト』(双葉社 2004年) 個人ブログ http://fujitsubo.blog2.fc2.com/
2006年02月24日
2月26日(日)に静岡県の県民企画講座に招いていただき、 静岡県男女共同参画センターにて「親子で語る『カミングアウト』」というタイトルで僕と母とで「カミングアウトと親子関係で」について話をしてきます。 以下、詳細情報です 平成17年度県民企画講座 ジェンダーとセクシュアリティを考える連続セミナー 日時:2006年2月26日(日)午後1時半~4時 会場:静岡県男女共同参画センター あざれあ 5階501会議室 「親子で語る『カミングアウト』」 わたる&モモ わたる: 自ら同性愛者としてカミングアウトし、母のモモも息子からカミングアウトされた経験を話すなど親子で講演活動を行っている。AGP(同性愛者医療・福祉・教育・ カウンセリング専門家会議)教育子ども分科会代表、東京メトロポリタンゲイフォーラム共同代表。 主催:静岡県男女共同参画センターあざれあ/ジェンダー&セクシュアリティ研究会 後援:GIDしずおか HP:http://azarea.pref.shizuoka.jp/pdf/0601-1kenminkouza-shizuoka.pdf また、今回の記事について毎日新聞の地方版で紹介が出ています。
2006年02月17日

2006年の東京レズビアン&ゲイパレードは8月12日(土曜)に開催とのことです。 詳細は東京prideのHPを参照してください。
2006年01月23日
平成14年に南アフリカで「持続可能な開発に関するサミット」が開催されました。そこで「持続可能な開発をあらゆるレベルで具体化していくためには、人づくり、とりわけ、教育が重要である」ということから、小泉総理が平成17年から始まる10年を「国連持続可能な開発のための教育の10年」とすることを提案。 これを受けて、日本は、同年9月に開催された第57回国連総会に「持続可能な開発のための教育の10年」に関する決議案を提出し、全会一致で採択されました。 また、本件の主導機関となるユネスコがこの決定に基づき、ユネスコが「持続可能な開発のための教育の10年」を国際的に推進するための「国際実施計画」を策定しており、これに基づき、各国が国内の実施計画を作成していく動きとなっています。 で、日本ではこの持続可能な開発のための教育を文部科学省が担当しているわけで、具体的な取り組みについてHP上で公開されています。(URL:http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/jizoku/その中には「他者に対して公正・公平であり、その人権を尊重することの必要性、様々な課題などについて学び、人間尊重の精神を生活の中で生かせるように人々の能力を養います。」、「社会の各構成員が他者を尊敬し、他者の可能性が完全に発揮されるように振舞うことを前提とし、女性が完全に男性と同等に社会に参画することを確保します。」といったことが書かれていますし、「世界共通課題のエイズ克服」という目的を達成するための中学生向けの教材として作られたパンフレットには「エイズウイルスの主な感染経路は性的接触です。このため,感染を予防するには,性的接触をしないことが一番有効な方法です。なお,将来のためには,コンドームがエイズの予防に有効であることも知っておきましょう。」といったことが書かれています。 人権についての「他者に対して公正・公平であり、その人権を尊重する。」や「他者の可能性が完全に発揮されるように」の他者には当然のこと、同性愛者も含まれるでしょう。 また、同性愛者のエイズ感染拡大予防を考えた場合、「主な感染経路が性的接触である」、「コンドームがエイズ予防に有効である」ということを中学生段階から教えることはとても有効なことだと思います。 これらが実現されれば、同性愛者にとってもとても有益なことだと思われます。 「持続可能な開発のための教育の10年」について、文部科学省がHPでいっていることをどこまで実際に文部科学省自身や、地方の教育委員会、学校が実現できるのかということについて、きちんと注視していく必要があるのではないでしょうか。 そんなことを感じました。
2005年12月17日
ミアさんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/mia--/e/847209f1c499319a06079cd35f7f307a)へのトラックバックです。同和問題や同・両性愛者の差別問題について「寝た子を起こすな」という考え方を持つ人は少なからずいるようですね。 差別を知らない人にわざわざ差別の事実を伝えることが、新たな差別する側の人間を生みだすという考え方からきているようです。でも、僕もミアさんと同じで、その考え方には疑問を感じています。>もし隠すことで、同和問題が終わろうとも、全ての差別は終わらない。 そうなんですよね。隠すことで一つの差別がなくなったように見えても、問題の根本や、社会のあり方が変わらなければ、新たなエスケープゴートが社会の中に生み出されていくんですよね。>例えば私1人が同性愛者と言うことを押し黙り、苦しみ、>その代わり差別されなかったとしても、他の同性愛は差別される。 職場で親しい同僚のかなりの人に対してはカミングアウトをしているんですが、カミングアウトをしていない同僚や上司が、同性愛者に対する差別的な発言をしていても、心に痛みは感じつつも、何も口を挟めず、何も感じない振りをしてそれを流してしまっている自分に、自己嫌悪してしまうことが時々あります。 「多少自分が不利になっても、言うべきことは言いたい、嫌な気持ちになることを知ってもらいたい。」そんな気持ちと、自分の食いぶちを得るための仕事との兼ね合いを考えると、どうしたものだかなぁ。。。と、情けない気持ちになることもしばしばです。でも、やはり、>もっと、伝えなければいけない、大事なことがあるのではないか?という気持ちが、少しずつ、僕にとっても大きくなってきています。まずできる範囲で、何をなしうるのかちょっとずつでも考えて生きたいと思います。
2005年12月14日
日時:2006年1月14日(土)20~22時テーマ:「セクシュアルマイノリテイと学校ー養護教諭ができることー」主催:AGP(同性愛者医療・福祉・教育・カウンセリング専門家会議) 教育子ど も分科会 http://www.geocities.jp/agpeducation/ゲストスピーカー:保健室の先生・ゆうこと、ゆかいな仲間たち司会・運営:いしざかわたる(AGP運営委員、東京メトロポリタンゲイフォーラム共同代表) すぎやまたかし(私立中学校家庭科教員、横浜国立大学大学院)協力: あかすぎやすのぶ(AGP会員、東京メトロポリタンゲイフォーラム共同代表) 同性愛者が自分の性についての悩みを相談できる保健室、同性愛について正確な情報を手に入れることのできる保健室。そんな保健室があったら、どれだけたくさんの同性愛者の若者が自らの性について思い悩まずにすんだことでしょう。今回は現役の保健室の先生と一緒に、保健室での同性愛者の児童・生徒へのサポートや、異性愛者の児童・生徒への同性愛者に対する理解を深める取り組みについてついてみんなで一緒に考えてみたいと思います。会場: akta(新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル301 tel:03-3226-8998 http://rainbowring.sakura.ne.jp/archives/08_map/index.html)
2005年12月09日
両国西口を数分南下したところにあるシアターXで30日(日)まで上演されている、日本聾者劇団(http://www.totto.or.jp/hanna2.html)の「ハンナ ~もうひとつのナチスドイツの迫害~」を観てきました。 ナチス政権下のドイツなどでは、ユダヤ人やロマ(かつて「ジプシー」と言われていた人たちだけでなく、知的障害者、精神障害者、肢体不自由者などが「慈悲殺(安楽死)」という名目でガス室送りとなり、聾(ろう)者も恋愛や結婚が禁止され、当時ドイツにいた5万人の聾者のうち1万7千人に対して断種(性器の摘出手術)が行われたそうです。また、聾者本人だけではなく、劣等な遺伝子を排除するという名目で、兄弟の中に一人でも聾者がいると、聴者(耳が普通に聞こえる者。「健聴者」とも言われることが多い。)の兄弟も一緒に断種が行われたりしたそうです。 この劇は作者が実際にナチスから迫害を受けた聾者に行った聞き取り調査を元に作られた劇で、ハンナという聾の少女が家族と引き裂かれ、逃亡生活を送る日々が描かれています。 幸せな生活を送っていたハンナたちの家族。しかし、そこに聾者も含む障害者などに対する「断種法」可決のニュースが届きます。家族はそれぞれに身を潜めるために、長く暮らした家を出て、父と兄は船で出向、ハンナは母の計らいで修道院に身を潜めます。しかし、そこにもやがてナチスの取締りが行われるようになり、レジスタンスの協力を得て、歯痛でしゃべれない少女のフリをしてナチスの尋問をうまく乗り切り、国外逃亡に成功をし、フランスのcafeで住み込みで働き始めます。そして、同じ聾の青年と結婚し、やがて妊娠。幸せな生活が始まります。しかし、そのフランスで、弟がナチスに捕らえられた話を聞かされ、ハンナは悲嘆します。そして、フランスがドイツに敗戦したことによりハンナたち夫婦の身も危険なものとなり、再びフランスから脱出するため汽車に乗り込みます。しかし、その車内でハンナは陣痛に襲われます。ナチスの巡視を避けながら、他の乗客の協力を得て車内で出産。 ラストシーンでは孫を娘と孫と共に過去の出来事を回想するという場面で幕が閉ります。 結婚・子や孫に囲まれた幸せな生活を手に入れた一方、色々な夢があったであろう少女の人生を逃亡生活に変貌させてしまったナチスの障害者施策の悲惨さを伝えている映画でした。 また、全回終演後にミニトークショーがあるのですが、そこでの話によると、障害者の断種という考え方はナチスによって始められたものではなく、それ以前から「障害者を遺伝子プールから取り除かなければならない」という国際優生学運動によってドイツやアメリカに広がり、それが先天性の障害者の広範な断種・不妊手術に結びついていた。そして、第二次世界大戦後も、障害者の断種の事例は数多くあるとのことでした。 こうした話を聴いていて、この劇には登場しませんし、トークショーでも触れられもしませんが、ナチスドイツで迫害され、強制収容所やガス室送りにされた対象として、同性愛者も数多くいたといわれています。今後の日本で同性愛者がガス室送りとなる可能性はかなり低いと思いますが、兄弟や親戚に同性愛者がいる人に対して「遺伝子」という観点から、結婚や出産時に差別がなされることは今後ないとはいえないような気がしてちょっと不安を感じさせられました。 というわけで、いろいろ考えさせられた劇でしたが、劇そのものについても工夫がいろいろなところでされていて見ごたえがありますし、目に涙が浮かぶラストシーンもあります。(詳細は見てのお楽しみ。ぜひ両国に足を運んでみてください。上記のHPに上演時間などの情報も掲載されています。) ちなみに、この劇はハンナの目から見た世界が描かれているので、聴者が音声で話している部分は口を動かしているのがわかるだけで、言葉は一切発せられません。またハンナたち聾者が手話で話し合っている部分については手話がわからない人のため、字幕が表示されるようになっています。ただ、字幕は舞台の袖のほうに表示され、劇に集中すると字幕が見えにくくなってしまう感じでしたので、手話の読み取りに自信のある方でなければ、あらかじめ、開演前にプログラムを購入し、ストーリーに目を通しておくことをお勧めします。
2005年10月28日
(ブログにも同内容の書き込みをしてあります。) 両国西口を数分南下したところにあるシアターXで30日(日)まで上演されている、日本ろう者劇団の「ハンナ ~もうひとつのナチスドイツの迫害~」を観てきました。 ナチス政権下のドイツなどでは、ユダヤ人やロマ(かつて「ジプシー」と言われていた人たちだけでなく、知的障害者、精神障害者、肢体不自由者などが「慈悲殺(安楽死)」という名目でガス室送りとなり、聾(ろう)者も恋愛や結婚が禁止され、当時ドイツにいた5万人の聾者のうち1万7千人に対して断種(性器の摘出手術)が行われたそうです。また、聾者本人だけではなく、劣等な遺伝子を排除するという名目で、兄弟の中に一人でも聾者がいると、聴者(耳が普通に聞こえる者。「健聴者」とも言われることが多い。)の兄弟も一緒に断種が行われたりしたそうです。 この劇は作者が実際にナチスから迫害を受けた聾者に行った聞き取り調査を元に作られた劇で、ハンナという聾の少女が家族と引き裂かれ、逃亡生活を送る日々が描かれています。 また、全回終演後にミニトークショーがあるのですが、そこでの話によると、障害者の断種という考え方はナチスによって始められたものではなく、それ以前から「障害者を遺伝子プールから取り除かなければならない」という国際優生学運動によってドイツやアメリカに広がり、それが先天性の障害者の広範な断種・不妊手術に結びついていた。そして、第二次世界大戦後も、障害者の断種の事例は数多くあるとのことでした。 こうした話を聴いていて、この劇には登場しませんし、トークショーでも触れられもしませんが、ナチスドイツで迫害され、強制収容所やガス室送りにされた対象として、同性愛者も数多くいたといわれています。今後の日本で同性愛者がガス室送りとなる可能性はかなり低いと思いますが、兄弟や親戚に同性愛者がいる人に対して「遺伝子」という観点から、結婚や出産時に差別がなされることは今後ないとはいえないような気がしてちょっと不安を感じさせられました。 というわけで、いろいろ考えさせられた劇でしたが、劇そのものについても工夫がいろいろなところでされていて見ごたえがありますし、目に涙が浮かぶラストシーンもあります。(詳細は見てのお楽しみ。ぜひ両国に足を運んでみてください。上記のHPに上演時間などの情報も掲載されています。) ちなみに、この劇はハンナの目から見た世界が描かれているので、聴者が音声で話している部分は口を動かしているのがわかるだけで、言葉は一切発せられません。またハンナたち聾者が手話で話し合っている部分については手話がわからない人のため、字幕が表示されるようになっています。ただ、字幕は舞台の袖のほうに表示され、劇に集中すると字幕が見えにくくなってしまう感じでしたので、手話の読み取りに自信のある方でなければ、あらかじめ、開演前にプログラムを購入し、ストーリーに目を通しておくことをお勧めします。
2005年10月28日
そこで、こんな話を聞きました。 「…人は他人に物を教えることはできない。他人が発見するのを手助けすることができるだけです。 指導をする者は指導をされる者の能力を信じなければいけない。指導を受けた者の失敗は指導をした者の責任である。指導をする者は指導をされる者以上の向上心を持たなければならない。指導をする者は指導をされる者が『人に認められたい』という欲求を持っているということを知っていなければならない。…」 忘れてはならない心構えだよなぁ。。。と思いました。
2005年10月16日
一昨日「Fucks! cafe. Special Edition. テーブルトーク ~ゲイビジネスとセーファーセックス~ 第2回 ゲイビデオ編」@akta に行ってきました。 また、トークショー本編の後のcafe timeでは企画者・スピーカー・参加者の方とゆっくりお茶を飲みながらおしゃべりをすることもでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。 鈴木さん(ゲイ・アダルトビデオメーカーのMEC COMPANYのプロデューサー)からは、ゲイビデオでのコンドームをつけるシーンを登場させる試みの中で「コンドームをいかにタイミングよく、かっこよく装着するか。」というポイントに力を入れたという話や、ビデオモデルへのセイファーセックスの保障などについて話を聞くことができました。 また、takaくん(ゲイ雑誌モデル・出張ホスト・ゲイアダルトビデオモデル)からはホストの時とビデオモデルの時の心を配るポイントの違いや、セックス産業に関わる者のセイファーセックスなどについて話を聞くことができました。 会場とスピーカーとのやり取りの中では、「ビデオの本編の後に、編集時にカットしているコンドームを装着するシーンや、コンドームを使ったほうが安心というメッセージが伝わるメイキングシーンを挿入してはどうか?」などといった意見も会場から出ていました。 また、司会の張さんの「『今時、生でセックスをする人がいるなんて信じられない。』などと、ハイリスクなセックスをする人を一方的に非難して排除するようなことをしていては、HIVの感染拡大の問題解決にはならない。」というようなコメントが印象的でした。 奇麗ごとではなく、売れてなんぼの世界。というか、売れるかどうかが自分の生活費に直結する人たちにとって、顧客の要求をなるべく満たしつつ、少しずつセイファーセックスについても気を配っていくギリギリの配慮や苦心もスピーカーの発言からはもちろん、言外にも感じられる学習会でした。 今までゲイリブとゲイ風俗産業はあまり連携して動くことはありませんでした。でも、従来の勉強会や、チラシ・ポスター、コンドーム配布、予防啓発イベントなどのHIV予防啓発活動では声が届かない層や、安全な方向への行動の変容を促すことが難しい層に対して、ゲイ風俗産業がセイファーセックスをさらに浸透させていく可能性は結構あるんじゃないかと感じてます。
2005年10月08日

パートナーのNOV君に聞くまでは内藤ルネさんがどういう方かは知らなかったのですが、薔薇族11月号に掲載されていた伊藤文学さんと内藤ルネさんの対談を読み、弥生美術館で行われている「内藤ルネ 初公開コレクション展」に行って来ました。 どこかで見たような少女キャラクター、パンダキャラクター、トマトのキャラクターのイラスト、グッズ、雑誌付録、雑誌の表紙、挿絵などがたくさん並び、極東ポップカルチャーのさきがけと評されていました。(現在のキティ、ハム太郎、たれパンダなども、内藤ルネの影響を大なり小なり受けているとのことです。) でもなによりも凄いなぁと思ったのは、内藤ルネさんが表紙を描いた1980年代半ば~90年代前半の薔薇族も他の作品と一緒に展示がしてあり、内藤ルネさんが語った同性の恋人のこともきちんと解説と並んで書かれていたことでした。 「こういう雑誌に名前を載せるときには、別名を用いる人もいる。でも、自分は、内藤ルネという名をここでも貫いた。」とのこと。 生きるために絵を描いてきたら、たまたま売れてしまったという内藤ルネさん。自然体で絵を描いてきたルネさんにとって、そのゲイライフも気負ったゲイライフではないごく自然なスタイルだったんだろうなぁと感じました。ちなみに、内藤ルネ展は明日9月27日(火曜)17時までの開催です。 ↑僕が所有している薔薇族 '94年1月号です。
2005年09月25日
メゾン・ド・ヒミコを見てきました。 印象的なシーンが幾つかありました。 ゲイの集まる高齢者住宅の外壁にいたずら書きをしたり、住人に嫌がらせをしていた中学生たち4人組。その一人である淳也が「盆休み明けたら、また練習に行く。でも、お前たちが俺と友達辞めたくなったら、それもしょうがないと思う。じゃな。」と言い残し、仲間たちが見守る中、メゾン・ド・ヒミコのお盆の行事の手伝いを申し出るシーン。彼がゲイであるということは映画の中で一言も出てこないものの、「ゲイのゲイ嫌い」→「メゾン・ド・ヒミコの住人への嫌がらせ」→「自分のセクシャリティの受け入れ」→「カムアウト」→「メゾン・ド・ヒミコの住人に関わってみる気になった。」という流れが映像外でなされた上での、このシーンだったんだと思います。一般に、老後のロールモデルがないと言われることが多いゲイの若者にとって、メゾン・ド・ヒミコの住人との関わりは、彼の人生に大きな影響を与えたのではないかと思います。 長女沙織と父卑弥呼が、亡くなった沙織の母について語るシーン。沙織にとっての母は、夫がゲイバーのマスターとなり、ゲイとして生きていくことを選んで出て行ってしまい、離婚後は子どもを抱えて、貧しい中で苦労をして働き、辛さの中でガンで死んでしまった母だった。卑弥呼にとっての妻は、離婚後、ある程度たった後、突然店を訪ねてくれて、その後は時々店に来てくれるようになり、とても楽しい時間を過ごせた相手だった。 離婚後、沙織の母(=卑弥呼の元妻)は本当に辛い気持で過ごし、その側で沙織も卑弥呼に対して憎い感情を持つようになっていった。でも、不思議なもので、二人を結ぶ恋愛感情や夫婦の絆がなくなっても、親しい友人に感じるような愛着感や短い間とはいえ苦楽を共にした感情はなくならなかったんでしょう。憎しみの感情が時間と共に薄れるにつれ、沙織の母と卑弥呼の二人の間の交友は再びよきものとして再スタートした。ただ、母自身自分の気持を沙織に説明できないまま。卑弥呼が沙織に対して発した言葉、「好きよ。」の一言。昔、とある学習会で既婚者のゲイの方が「性欲の対象は男性に向かっているが、妻(と子ども)を愛している。」と語っていたことを思い出しました。人にもよるのでしょうが、既婚者のゲイや、結婚をしていてその後離婚をしたゲイが妻子を嫌っていたり憎んでいたわけではない。「愛着を持っていても、自分はゲイなのだ。」という辛さもそこにはあるのではないかと思いました。 なお、この映画、少なからぬゲイの間ではあまり評判がよくありません。ストーリー全体を見渡した時に、僕自身、色々詰め込んであるけど、監督が伝えたかったことは何?中途半端なところに置き去りにされたあの件はどうなったの?というような消化不良感の残る映画ではあります。 でも、映像は美しく、一人一人の役者の演技は輝き、その時々で色々な登場人物に感情移入させられたり、ほほえましい感情が沸き起こってきたりします。 製作について時間的な制約があったのか、監督があれもこれもと少々欲張り過ぎてしまったのか、最終的な作品としてのできばえは、同性愛者の世界を垣間見たい異性愛者の期待にある程度答えるところで終わってしまい、同性愛者の現実的な姿を描いたり、同性愛者の視聴者が満足できるところまで持っていけなかったことが残念です。 でも、同性愛者の役者を起用したり、同性愛者の評論家や出版社の協力も仰いで作ろうとした監督の気負いそのものは評価してあげてもいいのかなぁと思います。監督が次に同性愛者を描く映画を作る機会があったとしたら、さらなる完成度の高い映画を期待をしたいと思います。
2005年09月23日

札幌で行われたレインボーマーチに参加してきました。 札幌のパレードは警察の規制が緩いため、隊列で歩いたり、沿道に出て撮影をしたり、再び隊列に戻ったり自由ですし、途中で違うフロートに移って歩くのも可能なので、実行委員会フロートで踊りながら街中を練り歩き、沿道から女の子フロート上の尾辻大阪府議(レズビアンであることをカミングアウトしている府議会議員さん)に手を振ったり、badiフロートでドラァグ姿のエスムラルダさんの勇姿を見たり、G-men&地元ゲイバーフロートの後ろを歩きながら大吟醸'Zのパフォーマンスを見たり。全部のフロートを楽しんできました。 今年の参加者数は938名、1000名を超えた昨年よりも参加者は減ってしまいましたが、前日まで危ぶまれていた天候も回復し、東京都はまた一味違う盛り上がりを見せていました。 ところで、今回の札幌のレインボーマーチ、参加者が1000名近くいたのにもかかわらず、撮影禁止エリアを歩いていた人の数が1ケタしかいなかったことは驚きでした。 ちなみに、終了後のプライド集会では、尾辻大阪府議と上田札幌市長のスピーチがあり、市長の「少数者の人権はいつも危うい、少数者の人権をこそ守らなければいけない」という言葉にはとても勇気付けられました。(なお、北海道知事は参加されませんでしたが、今回のパレードのパンフレットに好意的なメッセージを寄せてくれています。) フロートの上にレズビアンであることをカミングアウトした大阪府議の尾辻さんが乗っています。沿道の人の様子も東京都はまた一味違っていました。 パレード後の上田市長(札幌市長)のスピーチです。このほかにもレインボーマーチの様子を知るには、ALL ABOUT JAPANで歌川さんがガイド役をしている同性愛のページや、ゲイジャパンニュース、大阪府議の尾辻さんのブログ、札幌テレビ放送に写真や解説が掲載されています。
2005年09月18日
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