おずの魔法使い

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2005.04.20
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カテゴリ: 連載
前回は
BSDとLinux

Slackwareを使っていい気分になってたころ赤帽(Red Hat)が出てきた.

なんでも聞いた話ではpackage管理システムが強力だとそうだ.
ふーん, で そのpackage管理システムって一体何よ?ってな感じで調べてみた.
Slackwareのpackageはinstallされるものが tar+gz でパックされているだけで全く管理されていない, だから 例えば fvwm とかをinstallする時に他に必要なlibrary(libXpmなど)の含まれるpackageがinstallされていようがされていまいが関係なく fvwm がinstallされる. でもその必要なlibraryがなければfvwmは動かないから結構大変だ.
そこで赤帽では fvwm では fvwmのpackageに必要なlibraryなどのpackage名が明記されてあり, そのpackageがないと 先にそのpackageを入れろと警告が出て fvwm がinstall出来ないのだ.

そこで疑問に思ったのが RPMではなくて, 自分で必要なlibraryを Sourceから make してinstallした場合はどうなるの?ってこと. Open Sourceなんだから自分で入れたりするよね. この答は『とりあえずRPMで入れろ』ってことだった.

Slackwareではpackageになってないものは 自分で Sourceをゲットして展開して, make(コンパイル)して installするっていうのが常識になっていた. いや Slackwareではというよりもその他のUNiXでは という方が正しいか.
自分にとっては Linuxなんてのは 所詮Poor man's Sun だ. UNiXで培ってきた流儀を変えてまでdistributionを変更することもあるまい.


また, 赤帽がFDでのinstallを無視して CD-ROMありきだったりしたのも自分の赤帽嫌いに油を注いだ感じだ. もちろんその頃にはCD-ROMなんて結構ありきたりだったのだが, 持ってなかったんだよね, 恥ずかしながら:-p

ちなみにRed Hat系を真面目に使うようになったのは そこからさらに数年たってVineに出会ってからの話になる.

また, Slackware同様に当時のRed Hatも defaultでは英語環境しかなくて 日本の先人たちがPJE(Project Japanese Extension)というプロジェクトをたちあげて日本語環境を用意していたことは忘れてはならない.

---つづく





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最終更新日  2005.04.20 15:15:08
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