キャリア・デベロップメント研究所

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2005年07月05日
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女性の子育てと職業両立支援でお会いした、まだ20代前半のママです。

彼女は、働くことで子供に十分な事をしてやれない辛さを抱えていらっしゃいました。

私達 母親は「子供を愛していますか?」と聞かれれば、いつどんな場合でも胸を張って「YES」と答えられます。

でも…「今日、子供を愛しましたか?」となると、ちょっと答えは変わってくるかもしれません。

今日あるいは昨日一日のうち、確かに子供の心と触れ合えた!と思い当たる時間の記憶は……

子供への愛は親にとっては当たり前でも、子供は親の言動を通じて知るしかないのです。

一緒にいるのが当然の生活では、子供との触れ合いはいわば家事の一部として生活の中に溶け込んでしまい、知らず知らずのうちに子の心を傷つけ、すれ違いの溝を広げてしまう事だってあります。

「子供が病気の時ぐらい、自分が付き添ってゆっくりさせてあげたい…」彼女の気持ちは、仕事を続けてきた私にも痛いほど理解出来ます。

どうにも出来ないけれど、どうにかしたい。後ろ髪をひかれる思いで会社へ急ぐ度に、子供への身を切られるような深い、愛おしさを感じてきました。


十分に手をかけてやれないことの辛さと、それゆえの愛おしさが、夕方保育園に迎えに行く私達の心を弾ませます。
保育園では遊び疲れた子が帰り支度をして待っています。

母親を見つけて、「わぁっ♪」と飛びついてくる子。ありったけの愛情で抱きとめる母。母と子の心が一つに溶け合う。日ごとに新鮮な出会い。その積み重ねが私達 母と子の絆を強くしてきたのかもしれません。

子育てとお仕事の両立をしている母子には少なくとも一日一回、お互いの愛を確かめ合う濃密な触れ合いがあるわけで、一緒にいる時間は短くとも、母と子の信頼関係はむしろ強まっていると考えてもよいのではないでしょうか。

彼女のこれからの“キャリアアップ”を応援していきたいと思います!






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Last updated  2005年07月06日 12時06分46秒
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