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クロニクル 三陸大地震発生す1933(昭和8)年3月3日間もなく3・11から5年になります。83年前のこの日、三陸地方を大地震とそれに伴う大津波が襲い、死者・行方不明者3064名、 流出家屋7000戸以上という大惨事を招きました。津波の高さは、後の計測で最大23mに達していたとされました(これで、東電の想定外発言が、責任逃れのウソであることがお分かりになるでしょう)。まさに未曾有の大津波だったといえましょう。丁度この時期は金融恐慌の傷の癒えないうちに、日本も巻き込まれた世界恐慌の余波が続く不景気の最中でした。東北地方もその影響を強く受けていた時だっただけに、この被害はまさに泣きっ面に蜂の出来事だったのです。東北農村各地の村役場に「娘の身売りについてご相談下さい」との看板が出されたのは、これからしばらく後のことでした。
2016.03.03
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クロニクル マッカーサー女性解放等を指令1945(昭和20)年10月11日67年前のことです。この日、GHQ(連合国日本占領軍司令部)のマッカーサー総司令官は、10月5日の東久邇宮内閣の総辞職を受けて、9日に成立したばかりの幣原喜重郎内閣に対して、「5大改革」を指令しました。5大改革とは、女性解放、労働組合の結成奨励、学校教育の民主化、秘密審問制の廃止、そして経済機構の民主化の5項目です。経済機構の民主化は財閥解体や農地改革として実現し、労働組合運動もこの後急速に高まって行きますし、教育の民主化は、特に女子に対する教育差別の撤廃として、男女共学化の推進、義務教育の拡大と女性への高等教育(大学)の門戸解放などが、実現しました。女性解放もマッカーサー指令によって、推進されたというのが、いかにも日本らしいのですね。
2012.10.11
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ちょっと遅すぎた自認でしたが、石破首相やっとやめましたね。未練たらしく、総裁の椅子にしがみついて、やめねばならないことは承知しながら、その日を1日でも先延ばししたいとあがいているのが見え見えで、時期を失した追い込まれ辞任でした。さてマスコミも勝手なもので、昨日からは、あーでもないこーでもないと総裁選を劇場化して、はしゃいでいますね。困ったものです。今回の総裁選びの最大のポイントは、野党に顔が広く野党幹部との付き合いが広く、この人となら組んでも良いと思ってもらえる人物を選ぶことにあります。選挙で3連敗したので(昨年の衆院選と都議選、そして参院選)、自民党は下野すると、潔く野党に回る覚悟は、今の自民党にあるとは思えませんから、連立内閣の一員に残るつもりでしょう。この際は、かつての村山内閣のように、首相の座を野党に差し出す覚悟までもって、連立交渉に臨めるかどうかが、ポイントでしょうか。総裁選解説はこれで終わりで良いのです。次の選挙の顔になるひとなどと、自分の議席だけ考えているようでは、もう持たないでしょうね。
2025.09.09
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