2007.07.04
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カテゴリ: 椎名林檎
「ねえ一層遠く知らない街に隠居して沈黙しませぬこと?
 こんな日々には厭きたのさ ねえだうぞ攫つて行つて」

逃げ延びて水密桃に未練 砂みたいな意識と云う次元で
逃げ延びた暑さよ何邊へ 揺れが生じ

其の儘 怠惰に委ねた最後の青さ
もう還らないと知つた温度も超へられぬ夜の恐怖色
境界に澱むでゐた決心の甘さ
たうに喪つた岸壁打つは引いてくれぬ後悔と濤の色

待ち侘びて凍る馨は混凝土 砂みたいな意識と云う器官で


此の儘 愛情に模した修正ペンの白さ
現状を必死で繕つては剥いだ素肌に恐怖色
傍観に徹してゐた感慨の淡さ
たうに喪つた雷雨仰ぐは泣いてくれぬ残忍な雲の色





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Last updated  2007.07.04 21:02:41
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