All The Things You Are

August 10, 2005
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『Yesterdays』(イエスタデイズ)

この曲は、ジェローム・カーンの作曲、オットー・ハーバックの作詞によるもので
1933年のミュージカル「ロバータ」に使われました。

このミュージカルには、ほかに「Smoke Gets In Your Eyes」というヒット曲も入っていました。
1935年の映画化「ロバータ」、そのリメイクの「ラブリー・トゥー・ルック・アット」(1952年)、
カーンの伝記映画「ティル・ザ・クラウズ・ロール・バイ」(1946年)などでも使われました。

ビリー・ホリデイ、ヘレン・メリルなど、多くのジャズ・シンガーたちによって歌われ、
スタンダード・ナンバーとして愛され続けている曲です。

この題名の「Yesterdays」は、1933年に発表された楽譜では、「Yesterday」になっていたと言いますが、

歌詞は冒頭の「Yesterday」のあと「Days I knew as happy,sweet,sequester'd days」と続きますが、
そうなると「Yesterday」と「Days」は矛盾することになるだけでなく、
「Yesterday」と「sequester'd days」でも韻(いん)を踏むことができなくなります。
しかも、最後だけは「Yesterdays」となっているというので、
これはハーバックが間違えたか、出版社のミスプリントではないかということで、
その後「Yesterdays」と直されたということのようです。

「Yesterdays」とは、「昨日」ということではなく、「過去」または「過去の日々」といった、
過ぎ去った日々全体のことを言っています。

「二人きりで過ごした、甘く幸せな日々。狂おしいロマンスと愛の日々。
楽しい青春と真実が私のものだった。しかし今は過ぎ去った日々を夢見ている」

過ぎ去った幸せに満ちた日々のことを想って歌っています。


「s」が付くか付かないかだけの違いなので間違いやすい曲です。
題名が酷似しているので、この2曲をメドレーにするシンガーも多いようです。

余談になりますが、
1934年の曲で「P.S.アイ・ラヴ・ユー」という大変素敵なスタンダード・ナンバーがありますが、
1962年に出されたビートルズの同名の「P.S.アイ・ラヴ・ユー」は全く別の曲なので紛らわしくて困ります。

この曲をデビュー曲、つまりデビュー・シングルのA面にするつもりだったのですが、
プロデューサーのロン・リチャードに、この題名の曲はすでにあるのでダメだと言われて、
B面の曲になってしまったという話があります。

まあ、それだけスタンダード・ナンバーには大きい影響力があるということです。

*****

●イエスタデイズ
Yesterdays

作詞:オットー・ハーバック
作曲:ジェローム・カーン
1933年

過ぎ去ってしまった日々、過ぎ去りし日々、
幸せで甘い二人きりで過ごしたあのころ
遠くに過ぎ去った日々、黄金のように輝いていた日々
狂おしいロマンスと愛の日々
楽しい青春と真実
喜びに満ちた自由で燃えるような暮らしが確かに私のものだった
想えば悲しく、想えば楽しい
今、私は過ぎ去った日々を夢見ている





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Last updated  August 10, 2005 02:26:27 PM
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