All The Things You Are

July 11, 2006
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【昭和歌謡の名曲】

『小指の想い出』

昭和42年(1967年)

作詞:有馬 三恵子(ありま みえこ)
作曲:鈴木 淳(すずき じゅん)
歌:伊東 ゆかり(いとう ゆかり)

● 歌詞




この曲は、昭和42年(1967年)に、伊東ゆかりが歌って大ヒットし、
同年、レコード大賞歌唱賞を受賞し、昭和歌謡史に残る名曲になりました。


「ナベプロ三人娘」、「スパーク三人娘」などと呼ばれて、一世を風靡していましたが、
これは彼女が、そんなアイドル時代から完全に脱皮するきっかけになった大ヒット曲です。

「あなたが噛んだ 小指が痛い きのうの夜の 小指が痛い」
という衝撃的な歌詞で始まるこの曲「小指の想い出」は、
それまでの彼女のジャズ・ポップス調のスタンダード歌手のイメージを大きく変えた、
ちょっとアヤシイ雰囲気のムード歌謡的な曲で、伊東ゆかりの代表曲になりました。

この曲を作曲した作曲家、鈴木淳のインタビューで、彼はこの曲について次のように語っています。

--- 「小指の想い出」のヒットで、私は一人前の作曲家として世間に認められるようになったわけであり、
想い出深い一曲といえます。
この曲を作った頃、日本は演歌全盛時代でしたが、あえて私はラテンのリズムを取り入れ、
「日本にこんな楽曲があってもいいのでは」と訴えかけたい気持ちを込めて作曲しました。

当時、「三人娘」の中では彼女が一番売れていなかったのですが、伊東さんの歌唱力とキャラクターによって、
非常に可愛らしい曲として愛され、彼女もこの曲によってスターダムにのし上がりました。
街を歩くと、人々がこの歌を口ずさんでいるのを聞いて感動し、
「その曲をつくったのは僕なんだ!」と叫びたい気持ちでしたね。---






昭和22年(1947年)4月6日生まれ。
東京都品川区出身。
本名:伊東 信子(いとう のぶこ)

バンドマンでベース奏者の父と共に、6歳のころから進駐軍のキャンプで歌い始め、
昭和33年(1958年)、11歳の時「「クワイ河マーチ」(映画「戦場に架ける橋」のテーマソング)のカヴァーでデビュー。

伊東ゆかり、中尾ミエ、園まりとで、「ナベプロ三人娘」、「スパーク三人娘」と呼ばれ、
「スパークショー」や「シャボン玉ホリデー」などに出演。

昭和42年に「小指の想い出」が大ヒット。
同年、レコード大賞歌唱賞を受賞。

その後、「恋のしずく」、「朝の口づけ」、「知らなかったの」とたてつづけにヒット曲を送り続け、
女性らしい、愛おしさを含んだ声質で、昭和40年代に人気を博しました。

現在は、コンサート、ホテルでのショーをはじめ、テレビや舞台で女優としても活動している。

彼女は、何も分からないまま歌手という道を歩み始めたと言いますが、やがて彼女の天性の歌声に日本中が熱狂し、
1960年代の日本のポップスは幕を開けます。
その人気の影で、いつも歌を辞めることばかり考えていたという彼女は、
長い音楽活動の中で、そうした思いも薄れたのだと言っています。




●鈴木 淳(すずき じゅん)

山口県防府市生まれ。
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。

音楽之友社に入社し、雑誌編集の仕事を経験した後、映画音楽を担当したのをきっかけに作曲家となる。

昭和四十二年の「小指の想い出」のヒットを皮切りに、次々とヒット曲を送り出し、現在に至る。

*****

昭和42年(1967年)の出来事

・フーテン、ヒッピー、アングラが流行
・ツイギーが来日しミニスカートが大ブームになる
・ボウリングがブーム
・グループサウンズ・ブームが到来
・ラジオの深夜放送が若者生活に定着
・首都高速環状線が全線開通
・全学連、機動隊と衝突
・米軍、ベトナム戦争で「枯葉作戦」を開始 





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Last updated  July 12, 2006 12:11:38 AM
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