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May 13, 2007
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: Musician
チェット・ベイカーが、オランダ、アムステルダムのホテルの窓から謎の転落死をしてから今日で19年目。

チェット・ベイカーは、アメリカのジャズ・トランペッターで、ジャズ・シンガー。

チェット・ベイカーは、ジャズのイキなところを見事に表現したところが、この人の魅力でしょう。
そして、彼の生き様は栄光と挫折が織り成す波乱万丈の人生ドラマであり、
まさにジャズ・ミュージシャンを絵に描いたような超破滅的人生そのものが、
彼のジャズであったと言えるでしょう。
ジャズと女と麻薬の人生、そしてホテルからの転落死という最期をむかえるのでした。
しかも、この転落の原因は事故とも自殺とも他殺とも言われるほど謎が多く、本当のことはわかっていません。
ちなみに、その日は13日の金曜日でした。

Chet Baker

●チェット・ベイカー(Chet Baker)


1929年12月23日、アメリカ、オクラホマ州イェール生まれ。
1988年5月13日、オランダ、アムステルダムにて死去。58歳。




チェット・ベイカーは本来はトランペッターで、その実力はチャーリー・パーカーにも認められ、
1952年から1953年にかけてチャーリー・パーカーのバンドに在籍していました。
それが、ひょんなことから歌ったところが評判になり、
以後はトランペッター兼シンガーということで活動し
ジャズ界のジェームス・ディーンとして、全盛期にはマイルスも及ばないほどの人気を博しました。

1950年代より、アメリカ西海岸の白人系ミュージシャンを中心に演奏されたジャズは、
ウエストコースト・ジャズと呼ばれ、
そのころのメイン・ストリームの東海岸のハードバップに対して、

チェット・ベイカーは、サックスのアート・ペッパーやジェリー・マリガンなどと共に、
ウエストコースト・ジャズの全盛期を築いた代表的なミュージシャンです。

また、初めて聴く人は女性だと思ってしまう、その中性的なヴォーカルも人気があり、
1954年から1956年にレコーディングされたアルバム、
『チェット・ベイカー・シングス(Chet Baker Sings)』は、その代表的なものになりました。

多くのミュージシャンにも影響を与えたものです。
演奏は、もちろんちゃんとしたジャズですが、
曲は「マイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentine)」をはじめ、
スタンダードの名曲ばかりで、リラックスして聴くことができるものです。
この中の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン(My Funny Valentine)」は、
チェットの代表曲の1つであると同時に、この曲の代表的カヴァーの1つとして知られています。

チェットのヴォーカルはいわゆる「ヘタウマ」と表現する人が多いように、
きわどい音程で、ささやくようにボソボソと歌っている独特なスタイルです。
そこには、「このくらいなら歌えるかもしれない」という錯覚が生まれるかもしれませんが、
それは大きな間違いで、決してヘタではないチェットの魅力がそこにあるのです。
ウエットでいてクール、そして甘く、せつなく、気だるい・・・、
よくアンニュイと表現される独特の世界が。

ビョークは、ラジオから流れるチェットの歌を聴いて独自のスタイルを築いたと言い、
ジョアン・ジルベルトも、このチェットの歌い方にヒントを得て、
ボサノヴァのささやくような歌唱法が誕生したと言われています。

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Last updated  May 14, 2007 08:26:46 AM
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