まずは傷口を先のとがったものでホジホジしてガラスのかけらを取り除き、パーツクリーナーで脱脂後エアガンで乾かしました。

傷口が完全に乾く間にタープを張ってお日様を遮断

準備が整ったので傷口にベースを貼り付けます。

レジンをベースに流し込み、注射器を合体。
ピストンを引張って傷口の空気を抜きます(約5分)
レジンの粘土はエンジンオイルぐらいで結構柔らかいです。
これくらいじゃないと傷口に浸透しませんか

傷口から泡が出てきているのが分かるでしょうか?
今回は完全に泡が出なくなるまで10分掛かりました

今度は一旦ピストンを引っこ抜いて再度差し込んで押し込み加圧作業。
こちらも約5分。

この時点で裏から見るとヒビは見えなくなりました
加圧時間も大目に10分ほど取ろうと覗いていると、5分経過時点でなんと土台のテープとガラスの間を加圧したレジンが流れだし、加圧不能に

5分以上に加圧を諦めて土台を外しました。
傷口の中心にレジンを一滴たらしてフィルムを貼り付けます。
フィルムを貼り付けたら空気をスクレーパーで逃がしてあげます。
UVレジンは紫外線で硬化するので一生懸命建てたタープを撤去。
ここからは炎天下の作業に

通常15分硬化時間がいるようですが、休憩していたら30分ぐらい経っていました。
かなりいい感じです。
後は余分なレジンをスクレーパーで削っていくのですが、想像より柔らかい。
一晩待てば少しはレジンの硬度が増したかと思いましたが、結果は同じ。
結局触れば触るほど汚くなることが分かりました。
結果、さらに一滴たらして周りの余分な部分を削り取り、傷部分のレジンはそのままが綺麗だと判断しました。
写真では白く写り過ぎていますが、実際はそんなに気になりません。
白い部分の右上にヒビの外周が薄っすら写っています。
光の加減で見えるのがこんな感じです。
今回の感想はやはりレジンの硬度・・・せめてアクリルぐらいの硬度が欲しかったです。


